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『カラフルなプラかごをデザインしよう』令和5年度後期りぶら講座のお知らせ

かごをデザインするソフトCraftBandMeshシリーズ 2回目の講習会です。
今回はCraftBandSquareを使って、PPバンドのかごのレシピを作ります。

基本操作(概算・本数・色・付属品・プレビュー・ひもリストetc.)は前回と共通です。
サイズを設定し、組み方を指定し、色を合わせ、差しひもを加えて…アイデアを、目に見える・作れる形へ。オリジナルなかごをデザインしましょう。

各自のパソコンにソフトをインストールし、代表的なパターンを演習します。ソフトや作成したデータは、そのまま持ち帰って活用することができます。

皆様のご参加をお待ちしております。(参加者特典あり)

講座名令和5年度後期りぶら講座
「カラフルなプラかごをデザインしよう」
日時2024年1月21日(日) 13:30~15:00
会場図書館交流プラザ りぶら 会議室302
受講料
教材費
無料 
定員20名 どなたでも参加可。当日空席があれば参加可。
持ち物Windowsパソコンをご持参ください。
ソフトをインストールして各自演習します。(事前インストールされれば効率的)
申込期限2024年1月11日(木)
申込方法りぶら講座ホームページhttps://www.libra-kouza.com/から申し込み
もしくは図書館交流プラザにある申込書をりぶらサポータークラブ事務局に提出
連絡先講座内容に関するお問い合わせはこちら。もしくはお問い合わせより。
申し込みに関してはりぶらサポータークラブ事務局へ。

配布チラシ画像

チラシ表面
チラシ裏面

講習内容

1.   (前回のおさらい)共通操作

まず、先にインストールしたソフトを更新します。
サイズや本数・縁の始末の設定と計算寸法、プレビュー・カットリスト出力など、共通の基本操作を確認しましょう。

2.   (演習1)片側同色

ひもの方向ごとに色を設定するタイプです。上下の組み方がそのまま模様になります。繰り返しパターンのつながりと配置を設定しましょう。

3.   (演習2)交互2色

各方向、同じ2色が交互になるタイプです。バンド数のパターンを作り、部分的に組み方を変えてみましょう。意外な模様が現れてきます。

4.   (演習3)差しひも

ベースとなる四角いかごに、差しひもを加えてみましょう。幅と色、方向(水平/垂直/斜め)を指定することができます。何本ごとに何色を設定するかで模様を作ります。

5.   (応用演習)組み合わせ

余裕のある方は、好きなサイズで、縦横に複数色や繰り返し色を指定したり、パターンの数や組み方を変えたり、出来上がりを見ながら自分オリジナルを編集してみましょう。 持ち手も加えてみましょう。

6.   質疑応答

ご質問・ご意見・何でもどうぞ。
ソフトに関するご要望も、あればどうぞ。

Q&A

Q. 第1回目の講習を受けていないのですが大丈夫でしょうか?
A. はい。シリーズのソフトですが、前回はWordで今回はExcelのようなものでしょうか。資料はWebで公開されていますので気になる方はご一読ください。

Q. 講習会に参加しないとソフトを使えないのですか?
A. フリーソフトですから、公開されている情報をもとにご自分でパソコンにインストールされれば、いつでも、誰でも、使うことができます。

Q. 使えるのは標準的な1.5cm幅のPPバンドだけですか?
A. ソフトには、任意幅のバンドを追加で登録し、色を設定できる機能があります。そもそもPPバンドに限りません。前回は紙バンドでしたし、リボンなどにも応用できます。

Q. パソコンを持っていないのですが、参加できますか?
A. 参加して話を聞いていただくことは可能です。でも、その後、ソフトを使いたければ、Windowsパソコンが必要になります。

Q. スマホのアプリとして使えないのですか?
A. 開発途上ですので、まずはパソコン専用です。シリーズが完結したら検討しますが、その頃にはAIがソフトを解読して、アプリの代わりをしてくれるのではないでしょうか。

Q. デザインした作品の作り方は教えてもらえるのですか?
A. 講習はソフトを使ってレシピを作るところまでです。作り方は、本やネットで調べる、教室で教わるなどしてください。

講座情報掲載

チラシのPDFはこちら

追記
講座は終了しました。講座内容はこちらでご覧いただけます。

V1.6.3 リリース

CraftBandSquareのひも上下の編集関連issue対応を行ったバージョンをリリースしました。

公開はこちら
v1.6.3.0のリリース

設定ファイルからの[登録呼出」を行うと、従来は選択した上下図名に入れ換えを行うだけでしたが、V1.6.3 では、現パターンへの追記、ならびにその繰り返しが指定できるようになりました。指定可能なサイズも、50×50から99×99に拡張されました。

例えば、60×60のところに、「網代編み3つ飛び」を入れ換えOFF&繰り返しONで選択すると、

こんなパターンになります。

繰り返しパターンをベースに、部分的に変更して模様を作りたいという時に便利です。
また、矩形選択した領域のみ反転可能となり、桝網代なども作りやすくなりました。

網代編み模様のインデックス

網代編みの伝統的な模様を集めてみよう、ということで、まずは本を見ながら10点ほど作ってみました。まだまだあります。なので、各投稿の冒頭に、識別情報を載せることにしました。こんな表です。

項目名内容
名称漢字表記の名前、複数ある場合は併記(*)
名称(読み)よみがな
模様タイプ単位の繰り返し/中心から四方へ などの大別
単位単位がある場合は、その単位
バンド幅バンド幅の変更を伴う場合は、その変更方法
色の変更を伴う場合は、その変更方法(*)
飛び数網代編みの飛び数
対称性対称軸。上下に対称なら水平線、左右に対称なら垂直線など
備考追記事項があれば

“網代”/”あじろ”など、投稿の名前は参照文献記載通りとしていますので、「名称」として表記を合わせます。

(*) 名称の形容詞として「交色」「配色」が付されており、それが”水平方向と垂直方向の色を変える”という意味の場合は、名称・色の記載からは外します。

なにぶん、素人によるコレクションですので、間違いはあると思います。その場合は是非、投稿へのコメントや「お問い合わせ」フォームからお知らせいただければと思います。随時、記載に反映していきたいと思います。

縞のPPバンドのかご#12316

PPバンドのかご、手許にある色で試してきたのですが、使いきれずに残っていたバンドが2点。緑とオレンジの縞柄です。図柄がプレビューできないと思っていたのですが、本幅線を太くしたら描けるかも、と気づきました。

模様のベースは手織りの情報サイト https://www.handweaving.net/ の#12316、再掲となりますがこちら。

Handweaving.net: Weaving Draft 16 zu 16, 093, Old German Pattern Book, Untitled and Unbound, Germany, Uncertain Date, 1850-1900?, #12316

この模様では、既にかごを作っています。斜めの部分が3つ飛びで並んでいるため、先にはPPバンドを1/2幅と細かくして作りましたが、今回はそのままの幅で作るため、3つ飛びの部分を2つ飛びに変えて 14×14の模様で作りました。

縦ひも・横ひもが緑の縞なので底から見るとこんなです。

縞のPPバンドのかご#12316の底

図を描かせるために、まず[バンドの種類]で、「PPバンド」を複製して”本幅”を3とした「PPバンド(3本幅扱い)」を追加しました。次に、描画色に「緑ライン」と「オレンジライン」を追加登録しました。

そのデータでプレビューした編み図がこちら。縞のおかげで編み目がわかりやすいです。縁の始末は「外向き折り編みひもに重ねて残りも外に折る(PPバンド)」ですが、バンドの縞は外側だけのため、内側に折っています。

たまたまベースが白だから出来ただけで、どんなバンドに対しても適用できるわけではありませんが、現状機能の応用例ということで。

データです。そのまま使うには、上述のバンドの種類・描画色の追加登録が必要です。側面に 14×14の模様が入っています。

V1.6.2 リリース

色の選択関連issue対応を行ったバージョンをリリースしました。

公開はこちら
Release v1.6.2.0のリリース

修正と合わせて、色の変更機能を追加しました。
いずれのアプリも、[編集]メニューの[色の変更]から呼び出すことができます。

色の変更画面

色が設定された状態で、この機能を呼び出すと、使用した色がリストアップされます。特定の色を他の色に、まとめて変更することができますので、色が設定されたデータの再利用が容易になります。

「模様」カテゴリーを追加しました

投稿の分類に「模様」カテゴリーを追加しました。これにより「模様」カテゴリーの投稿のみを見られるようになります。カテゴリーにセットするのは、

  • 模様がテーマとなっている
  • 添付データに模様が含まれている

ものです。

模様のデータについては、大別すると

  1. 単位となる色やひも上下のパターン、その繰り返しによる模様
  2. サイズ・バンド数に合わせて、複数パターンを組み合わせた模様

があります。データを再利用して、バンド本数を変えて使う場合は、

  1. であれば、パターンはそのまま使うことができますが、
  2. であれば、変更した本数に合わせた再設定が必要になります。

「模様」カテゴリーのデータにには、上記2種が含まれています。サイトでは、試作として可能なデータは1.で作っていますが、実用品を作るのであれば、1.をもとに2.としてデザインすると、よりよい作品が作れるでしょう。

なお、ひも上下については、設定データの「上下図」として登録・呼び出す機能がありますので、1.のパターンを登録しておけば2.に応用することができます。サンプルの設定データには、網代編み2つ飛び・網代編み3つ飛びレベルの基本的なパターンしか入れていませんが、必要に応じて、自分が使う模様を登録されればよいと思います。

※1./2.の識別については、データをダウンロードして、アプリで開いて、バンド本数を変えてプレビューしてみとすぐわかります。1.であれば、パターンの位置を上下左右にシフトしたり、反転したりしてもきれいにつながるはずです。

波網代編みの波模様の比較

初めてということもあって、波網代編みを試作してみましたが、では、台形(線形)でも、波型(サインカーブ)でも、波模様はあまり変わらないのでしょうか?

考えてみれば、3つ飛び網代編みは、ひもを3本はさみますから、例えば4幅と8幅、2種しかなかったとしても、幅は段階的に変わるのです。こんな風に。

  • 4 + 4 + 4 =12
  • 4 + 4 + 8 =16
  • 4 + 8 + 8 =20
  • 8 + 8 + 8=24

ですので、先の台形型波型に、更に階段型2極型を加えて、 CraftBandSquare のデータを作って、模様を比較してみましょう。

比較ついでに、3つ飛びと2つ飛びも比べてみます。こんなデータです。

  • 側面、4サイクル × 2サイクル分
  • 上の側面は、3つ飛びの網代編み
  • 下の側面は、2つ飛びの網代編み
  • (底は、平編み)
  • 模様がわかりやすいように、ひもの色を変える

波型台形型階段型2極型の4つを作って、図を表示させました。

波型、サインカーブに近い形の図です。

波型

台形型、途中は直線的な幅の変化です。

台形型

階段型、10幅・7幅・4幅・7幅の階段状の幅の変化。

階段型

2極型、10幅と4幅だけ。

2極型

底の平編みだと波模様になりませんが、2つ飛び、3つ飛びの網代編みになると波になる。移動平均みたいなものですから、3つ飛びの方が滑らか。階段状で十分に波となり、幅が2種類しかなかったとしても、ブロック状よりは波に見える。でしょうか。

データです。波型台形型階段型2極型の順。

グラフ元のエクセルもつけておきます。

追記

アプリを使うと、自分で作成した幅と並びから、どんな波模様になるかを見ることができます。操作はこちら並びの例はこちら。動画もあります。

『紙バンドのオリジナルレシピを作ろう』令和5年度前期りぶら講座

先にお知らせした講座が開催されました。

以下、講座で使用した、パワーポイント資料からの抜粋です。

6ページ

7ページ

10ページ

11ページ

12ページ

13ページ

16ページ、バンドの種類の設定

18ページ、編みかたの設定

20ページ、付属品の設定

21ページ、描画色の設定

22ページ

23ページ

24ページ

パワーポイントファイルはこちら

同内容、PDFファイルはこちら

PPバンドのかごの模様のデザイン(交互2色)

縦・横・側面とも、2色のPPバンドを交互に置いて編んだプラかごが3つ出来ました。

2色のプラかご

上と下は平編み、あいだに1目~3目で網代編み?の模様を作っています。1目が含まれていますので、クラフトバンド/紙バンドでは難しく、PPバンド用となります。

このパターンで、更にいくつかデザインしてみました。

まんじ(卍)です。

ゼロです。

「10」です。

「田」です。

データについては、PPバンド2色・網代編みの模様(3つ飛び)の時と同様、縁の代わりに編みひもを表示するようにしています。かごを作る際には、縁の始末に置き換えてください。