バンドの種類を登録しておくことで、様々な属性を持ったバンドを切り替えて使用することができます。データが本幅数で設定されていれば、長さやサイズは自動で再計算されますし、その際適用されるパラメータも同時に切り替わります。
特にバンド幅は、例えば、
- おおよその値、15mmを設定
- 実際に測った値、14.7mmを設定
では、2%の差になります。50cmで1cmの差です。おおよその値でも、値は算出できますが、より正確なサイズを得たければ実測値を設定することをお勧めします。ここに設定する値で精度が決まるのです。
実際、日本の製造技術においては、同じメーカーの同じ頃のバンドであれば、ほぼ同じ値を得ることができるでしょう。手計算には15mmが楽かもしれませんが、コンピュータにとっては小数以下3桁であっても難易度は変わりません。
微妙に幅が異なる2種類のバンドを使うから平均値にしておきたい? それより「バンドの種類」を2点作りましょう。データは本幅数ベースで作りますので、同じデータで、バンドの種類を切り替えるだけで、都度、最適な数値に再計算されます。
実寸の型紙として使う場合も、すき間や印刷倍率で調整はできますが、バンド幅を合わせておく方が簡単だと思います。
なお、実測にあたっては、1本ではなく、例えば10本を隙間なく敷き詰めた幅を測って10で割るなど、誤差が少なくなるように測ることをお勧めします。
「長さと重さ」の設定と換算機能についてはこちら。合わせて設定しておくと、地道に便利です。
現在の情報
更新日: 2023/12/21 V1.7.1サンプル値
バンドの種類名 | 本幅 | バンド幅 | 底の厚さ | (バンドの種類) | (対象・使い分けなど) | (数値の由来など) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
クラフトバンド | 12 | 14.74 | 3.5 | クラフトバンド/紙バンド | 12本幅の紙バンド、標準的、狭め | 実測値 | |
クラフトバンド13 | 13 | 15.34 | 3.5 | クラフトバンド/紙バンド | 13本幅の紙バンド | 実測値 | |
クラフトバンド12 | 12 | 15.9 | 3.5 | クラフトバンド/紙バンド | 12本幅の紙バンド、標準的、広め | 実測値 | |
エコクラフト | 12 | 15 | 0 | クラフトバンド/紙バンド | 書籍で一般的に使われている値 | 書籍記載値 | |
PPバンド | 2 | 15 | 1 | PPバンド | そのままの幅と、 1/2幅で使う場合 | 公称値 | |
PPバンド(4本幅扱い) | 4 | 15 | 1 | PPバンド | そのままの幅と、 1/2幅・1/4幅で使う場合 | 公称値 | |
PPバンド(3本幅扱い) | 3 | 15 | 1 | PPバンド | そのままの幅と、 1/3幅で使う場合 | 公称値 | |
竹ひご(1幅1ミリ) | 15 | 15 | 5 | 竹ひご | 4ミリの竹ひご→4幅 5ミリの竹ひご→5幅 など。15ミリまで可 | ミリ単位値 | |
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V1.6.4で設定ファイルのインポート・エクスポート機能が追加されました。お手元で情報を追加した設定ファイル(CraftBandMesh.XML)をお送りいただければ、追加分の情報のみ、必要な方がインポートできるように、編集し公開させていただきます。
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