A4 1枚のマニュアル「1分でサイズ計算・クラフトバンド/紙バンドで作る収納かご」の裏面です。あと少し時間をかけて、編み方や追加品を加え、オリジナルなレシピを作りましょう。

PDFファイルです。
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A4 1枚のマニュアル「1分でサイズ計算・クラフトバンド/紙バンドで作る収納かご」の裏面です。あと少し時間をかけて、編み方や追加品を加え、オリジナルなレシピを作りましょう。
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CraftBandMeshシリーズのアプリの使い方については、メニューに簡単な使用例はあるものの、今のところ、マニュアルといえるほどの説明書はありません。
まともにマニュアルを書くと何十ページにもなりそうで、作るのは大変だし、それにそんなに難しいソフトでもないでしょ、と思ってたのですが…どうも、難しいらしい….
でも、全部を体系的に説明するのは大変だけれど、ピンポイントでちょっとした説明をする程度ならできそうです。A4 用紙1枚だったら、見る側もラクだし。と気づきました。
ということで、作ってみました。まずは、CraftBandMesh の超簡単な使い方です。
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先にお知らせした講座が開催されました。
以下、講座で使用した、パワーポイント資料からの抜粋です。
6ページ
7ページ
10ページ
11ページ
12ページ
13ページ
16ページ、バンドの種類の設定
18ページ、編みかたの設定
20ページ、付属品の設定
21ページ、描画色の設定
22ページ
23ページ
24ページ
パワーポイントファイルはこちら
同内容、PDFファイルはこちら
底の楕円部分を追いかけ編みで編んだとして、プレビュー図の角の円弧部分は、楕円で、底の縦ひも・横ひもの外側になるように描いています。
でも、実際に編んでみると、<最上と最下の短いひも>と重なるので、より丸く小さい。
上の絵に、違いを描き入れてみると、こんな感じでしょうか。
ひもの長さの計算では、この状態に対応して、次の2点の設定値を計算に使っています。
~加算という名前ですが、いずれも通常はマイナスの値を設定し、それを加算することで、計算値を小さくするものです。
「楕円底周の加算」は、縦ひも+横ひもで作られる長方形部分の長さに加算する値です。ここには、上図の赤文字部分、斜めに重なることで短くなる長さを設定します。
「楕円底円弧の半径加算」は、円弧を計算する時の半径に加算する値です。ここには、上図の青文字部分、小さくなった分の長さを設定します。
これら2点の値は、基本的には、バンドの種類ごとに設定されますが、個別のデータで持つこともできます。常に固定というより、ひもの幅、特に<最上と最下の短いひも>の幅で変わりますし、何といっても、編む人の編みかたに依存します。
また、側面と同じで、例えば3周を設定したなら、一番外側の計算値を3倍しています。周ごとに計算しているわけではありません。そういう設定も可能だということで、通常は既定値でよいのではないかと思います。
issue#18対応で、楕円底の設定画面に「円弧部分長」と「差しひも間のすき間」の表示を増やしました。これは、ひとつの角について、上述のようにして計算した円弧部分の長さと、
差しひも間のすき間=円弧部分長 - (差しひもの数 × 差しひもの幅)
の値です。この値がマイナスになるということは、円弧より差しひもの幅の方が広い、つまり差しひもがきれいに差せない(重なるか、根元にすき間が空くか)ということ。
また、差しひもに続いて追いかけ編みやねじり編みをした後、立ち上げた時にどのくらいの間隔になるかの目安になります。
例えば、下の図、5本幅で追いかけ編み1周の例ですが、差しひも2本(全体では2*4=8本)は難しいでしょう。「差しひも間のすき間」は、-2.4でした。
正確な値を得るには「楕円底円弧の半径加算」「楕円底周の加算」などを合わせる必要がありますが、何周編む必要があるかの目安にはなるのではないでしょうか。また、数値でなくても、プレビュー図でもおおよその状況はつかめるでしょう。
issue#11としてあがっているのは、CraftBandMeshにプレビュー機能が欲しい、というものです。
後発のCraftBandSquare45, CraftBandKnot にはプレビュー機能がありますから、まあ当然ですね。開発中バージョンですが、こんな感じのプレビューです。
これは、『このサイズ』No.10猫ちゃんかごの画像です。等倍で作っており、大きいのでアップロード時に少し縮小しました。これで、要望のあった
は確認できると思います。
側面の広がりについては「周長比率対底の周」に比率を設定することで、底に対してどのくらい増やす/減らすか設定できます。でもこの値は、編みかたごとなので、下15周の追いかけ編みは同じ1.1倍の絵です。
実際には、15周編みながら少しづつ増やしていくわけですが、ひもの長さは、周長 * 15 として計算しますので、それを反映しています。ひもの長さは多めに算出されますが、多少余るのは問題ないでしょうから。
もし、もうすこし細かく絵・ひもの長さを調整したければ、
追いかけ編み 15周 1点 → 追いかけ編み1周 15点
でデータを作れば、周ごとに細かく「周長比率対底の周」を設定できます。(「次周連続」にチェックを入れれば、連続したひもとして長さを計算します) 輪編みですが、そのように作った例が「周長2倍のかご」です。こんな絵になります。
楕円部分については、長い横ひもと縦ひもがクロスする位置を中心とした楕円を描いています。これでおおよそのバランスは把握できるのではないでしょうか。
なお、ひもの長さについてはこの絵の長さではなく、実物に合わせてもう少し短く計算しています。これについては、次の楕円部分のひもの長さの計算で説明します。
Ver1.1 リリース記念として行っていた『このサイズが欲しい!』キャンペーン、先着10名様にCraftBandMeshを使ってご希望のかごをお作りする、というものでした。
昨年12月から少しづつ進めてきましたが、ようやく10点、作り終えることができました。応募いただいた皆様には、サイズの詳細や使い方その他の質問に根気よく対応していただき、本当にありがとうございました。
サイズだけではなく、自分で作っていたら思い浮かばなかったようなデザイン、使い方。多様性ってすごいなぁと感心しましたし、いろいろ学ぶことができました。
キャンペーンは、CraftBandMeshを使えば、正確なサイズで、実用的なかごが作れることの実証実験でもありましたが、その目的は果たされたのではないかと思います。
先生の豊富な経験に比べたら全くのひよっ子でも、アプリを使えば、オリジナルが作れるんです。実のところ、登録されている全ての編みかたを覚えているか?と問われれば、答えはノー。都度、本を見たりYouTubeを見ながらだったりしますが、名前がわかれば探せるのです。
アプリのラインナップも増えました。色を個別指定する機能も増えました。皆さんも是非、CraftBandMeshシリーズ、使ってみてください。
gitHubにはまた、いくつかissueが上がっています。
次は、そちらの対応を行っていく予定です。
『このサイズが欲しい!』キャンペーンの当選者No.10はご近所の猫ちゃんでした。
オーダーされたサイズは
縦30横40高さ20
先のかごは、レジかごを流用した四角い形状だったので、こんどは猫ちゃんが好きな丸い形のご希望です。
8本幅ベースで、丸めにするため底の差しひもは2回、合わせて16本とし、縦横各1センチ小さいサイズの底にしました。
立ち上げて、追いかけ編みで少し膨らみをつけていき、指定サイズになったところで、13本幅&4本幅の畔編みで形を整えました。縁は、強度をつけるため二重に巻いた縁ひもに、縁かがりをしました。
縦横四角くした時が指定サイズとなるため、楕円状だと長径・短径は少し大きくなります。カッチリ固いというより、柔軟性がある感じのかごになりました。
データです。
追記
猫ちゃんの写真を送っていただきました。
いちばん大きい、9キロのノルウェージャンの男の子が陣取って、丸まって入っていたそうです。気に入ってもらえたようで、良かったです。
『このサイズが欲しい!』キャンペーンの当選者No.9 yukaさんのご希望は、ちょっとした小物を収納して飾れるようなかご、です。オーダーされたサイズは
幅20cm、奥行き15cm、高さ15cm(外側)
No.7のドライヤーのかごのうち、小さい方のかご(内かご)を見てイメージされたとのこと。棚の上段に置いて、ラタンのバスケットのような、
感じを希望されました。
クラフトバンドは平たい紙でできており、素材としての厚みは難しいため、クラフトバンド風にはなってしまいますけれど、ということでお作りしました。
本体下部のよろい編み、ざっくり感を出したくて最初7本幅で編みましたが、丸くするのが難しく、結局、5本幅と2本幅に割いて重ねることになりました。でもそれで、少し立体感が出たかなと思います。
ワンハンドルの持ち手は、枝風に2本で作りました。
こちらが、本体のデータです。「よろい編み(2枚重ね)」という編みかたを追加しています。
蓋は、底と同じ作りだと縦横部分が目立って、裏、という感じになってしまいます。周りの同心楕円的な編み目がメインになるように、縦横部分の面積を減らし、差しひもを2回で計16本とし、楕円の周数を増やしました。
その後、データ的には側面になるのですが、立ち上げずにそのままねじり編みを2周し、垂直ひもを追いかけ編み2周分だけ通してから折り、ひもを貼って蓋裏の縁にしました。ねじり編み部分は、本体と同じ飾り編みでかがります。
本体の高さ、当初7本幅で計算していたのが5本幅になり少し低くなってしまったのですが、蓋に厚みがあるので、トータルとして15センチとなりました。
ふたのデータです。本体が出来てから、本体の縁のサイズに合わせて作成しています。
追記
yukaさんから使っている様子の写真を送っていただきました。
タイトルの「ピクニックバスケット」はyukaさんに命名いただいたもので、愛称「ゆかご」、yukaさんオリジナルデザインのかごです。
yukaさん、ありがとうございました。
『このサイズが欲しい!』キャンペーンの当選者No.8 ホノさんのご希望は「1歳になる娘のおむつや肌着などを入れるかご」です。オーダーされたサイズは
25 cm、奥行き35 cm、高さ15 cm (底の外側)
使い方やサイズの理由などは、
とのことでした。
ラックに合わせた四角い感じのかご、作ってみました。
娘さんとのことでしたので、ひなまつりをイメージして、菱編みにしてみました。
ひもの折り返しも、菱編みに隠れるような位置にしています。
データです。
追記
ホノさんからお写真を送っていただきました。ありがとうこざいました。
無事に受け取り、さっそく色々と入れさせていただきました。
大きさもラックの上に置くのにちょうどいいサイズで使いやすそうです!
『このサイズが欲しい!』キャンペーンの当選者No.7 ユイさんのご希望は、ドライヤーを入れるかごです。オーダーされたサイズは、
外かご 内寸35×22×深さ12
内かご 外寸15×10×深さ10
使い方やサイズは
クリームなど小物については、別途、内かごを作ることになりました。
側面については、折り返した垂直ひもの先がちょうど隠れるように、よろい編みで作ってみました。また、内かごと外かご、使用するひもの幅は異なりますが、側面は同じ編みかたに統一しました。
内かごは、外寸を横・縦(最大)に合わせています。
外寸を指定した場合、概算時には外側の横・縦(底)に合わせて計算されるのですが、側面や縁の始末を指定すると、厚さのぶん縦横が大きくなってしまいます。側面の編みかたを確定した後、改めて底(縦横)の調整が必要なのです。
最初、調整を忘れていて、作り直しました。残念ながらまだ、お任せできるほど賢い「概算」ではないのです。
データです。外かごと内かご、2点。
ちなみに、間違えて作ってしまったちょっと大きいかごなのですが、ちょうど厚みぶんの差なので、こんな感じ。お弁当箱みたいにできちゃいます。
追記
ユイさんから写真とコメントを送っていただきました。かごの名前もつけていただきました。ありがとうございました。
さっそくドライヤーとヘアアイロンたちをセットしてみました。
もう理想通りで、ゆったりとしまうことができ、もう少し大きいドライヤーになっても余裕そうです。
かごのネーミングは安直ですが「ドライヤーのかご」でお願いいたします!
一番このかごを欲していましたので笑