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小さいかご

上下左右半分の目の 四つ目のかご

左端・右端、上端・下端の目の有無の組み合わせをテストしてきたわけですが、有無についてはすべて、なければゼロ個あれば1.0個として設定してきました。

設定自体は、0~2の間の任意の小数値で指定できますので、こんどは、左端・右端、上端・下端、そして高さの最下段についても、0.5個にしてみました。

また、横の目の数・縦の目の数については、アップダウンで指定する場合は、自動的に偶数になりますが、数値を直に入力すると奇数にすることもできます。今まではそのまま偶数で使ってきましたが、これも、縦の目の数だけ奇数にしてみました。

各方向0.5個ですので、2点合わさると1個分の目のサイズになります。実際、底の4辺や側面の角の辺については、同じようなサイズの目ができています。差しひもを差す際も、目の並びとして扱われます。

今回は、2本ごと斜めの差しひもを、目の中で交差するようにしてみました。上の図で☆が中心位置です。上下に対称ですが、左右には非対称となっており、角の差しひもの位置も左右で異なっています。

右上・右下の角の外の差しひもは、上下左右に目があれば作られますが、今は0.5個ですので作られません。そのため、別途、必要な位置に、側面の差しひもを45度と135度で計4本追加することにしました。

できたかごを、左側(図のB)から見たところと、右側(図のA)から見たところです。
右側、側面に差しひもが追加されているのがわかるでしょうか。

B方向から見ると
A方向から見ると

数値だけではイメージしにくいですが、プレビュー図を見れば四角数や差しひもの位置などを調整することができ、必要なカットリストを作ることができます。

でも、実のところ、試作には図を印刷して型紙にしたので、カットリストを見る必要はなかったのですが。

データです。

上下左右に目がある 四つ目のかご のふた

上下左右に目がある四つ目のかごは、側面の角の辺となる差しひもは、同じ6本幅にしました。でも当然ながら、縦ひも・横ひもと差しひもが同じ本幅とは限らない。むしろ、異なるケースの方が多いでしょう。

試しとしてその逆パターン、つまり6本幅の差しひもと2本幅の差しひもを入れ替えで作ってみました。

角のひもの差し方にちょっと工夫が必要でしたが、形にはなりました。

縦横のサイズは上下左右に目がある四つ目のかごと同じですので、縁の内側に13本幅のひもを貼って、先のかごのふたにしました。

ふたを被せてみました。

差しひもの上下関係や引っ張り方など、行き当たりばったりではありますが、実用になるでしょうか。

データです。

上下左右に目がある 四つ目のかご

左端右端に目がある・上端下端には目がないかご、組み合わせとしてはこの逆、つまり左端右端に目がない・上端下端には目があるかごもありますが、これに縦置きと横置きを入れ替えるだけなので、同じといえるでしょう。

ということで、次は、左端右端・上端下端とも目があるかごです。そしてこの場合、高さ方向の最下段の目については、ゼロとします。でないと、底と側面に目が続いてしまうからです。

issue#23 の修正で、合わせて、底の角に入る斜めの差しひもは、そのまま伸ばして側面の垂直ひもに代用できるようにしました。基本のかごや、左右に目があるかごでは、底のひもを立ち上げて角になりますが、上下・左右とも目になっていると、立ち上げるひもがありません。ひも幅はともかく、とりあえずそれを、差しひもで代用しようというわけです。

作ってみたのがこちら。

上下左右に目

縦ひも・横ひもと差しひもを同じ6本幅とし、差しひもをそのまま側面の垂直ひもに使っています。上下に編み入れるのではなく、上の写真の赤の矢印部分は側面の編みひもの内側、青の矢印部分は外側に置いてみました。もう一組の斜めの差しひもを2本幅で間に差し入れているせいか、どちらもそう違和感なく収まっている感じです。

でも、作ってみてわかったのは、目の大きさが、ひも幅の分、狭くなってしまうということです。上下・左右それぞれ1に設定しましたので、合わせて2、つまり目の2倍になります。その間にひもが入りますので、他の目と同じにするにはひも幅分、大きくしないと揃わないのです。ひも幅が7ミリほどですから、各3ミリほどプラスになるよう、1より少し大きい値をセットすべきだったということですね。

また、今回の型紙は、差しひも込みで印刷してみましたが、意外と使えることがわかりました。枠はもちろんですが、斜めの差しひもの必要長がわかるので、短くカットして差せるのです。間を通していく時には、短い方が通しやすい。

ただし、差しひもの絵には加算長は含まれていません。縁までの長さで描かれていますので、重ねて貼る分の長さをプラスしてカットする必要があります。カットリストには、差しひもの「ひも長加算」の値がプラスされますが、絵は今のところ正味の長さです。

データです。

左右に目がある 四つ目のかご

CraftBandSquare既定値は左端・右端の目、上端・下端の目ともにゼロです。このうち、左端・右端の目がある(個数に1をセット)パターンで作ってみました。

底の縦ひもの外、左右に目(すき間)が作られます。斜めの差しひもについては、当初、外の目の角には置かない計算になっていましたが、issue#23 で、置けるように修正しました。目を埋めるためには必要ですし、使わないなら外すように設定すればよいからです。

作ってみたのがこちら。

赤の矢印で示していますが、左右の目を指定した箇所が、高さの最下段の目とつながっています。斜めの差しひもはクロス2個分、でも間に辺となるひもがない状態です。そして、側面の角となる辺については、基本のかごでは2本が合わさっていましたが、この設定では1本となります。

このかごを作る時には、ひもを等間隔に合わせるため、図を型紙に使ってみました。縦横を合わせるため、斜めの差しひもは非表示の状態(配置面一時的に「なし」にする)にして印刷しました。折った厚さも込みの絵ですので、余裕の長さをとる必要がなくなる、ということがわかりました。

データです。

基本の 四つ目のかご に1本ごと斜めの差しひも

先には、四つ目で2本ごとの差しひもでした。こんどはこれを、1本ごとにしてみました。小さめのかごです。

ひもの差し方もいろいろありそうですが、とりあえず、先と同じように差した後、その間に同じ幅で追加しました。

データ的には、先には2本ごとでしたが、今回は1本ごとになります。

底の角、4か所については、差しひもは側面には回りません。

底の周が、縦横組みでできた長方形に対して、少し大きくなっていますが、これは、バンドの種類の設定の「立ち上げ時の四角底周の増分」を反映しています。また、側面底の高さ方向ののスペースは、同じく「底の厚さ」です。

データです。