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箱型のかご

『このサイズ』No.2
サイズピッタリのナイトボックス

このサイズが欲しい!』キャンペーンの当選者No.2 ちゃあさんのご希望は、ベッドサイドに置くボックスです。オーダーされたサイズは、

本体:縦20cmx横15cmx高さ7cm
入れ子(蓋):縦21cmx横16cmx高3.5cm (内側)

“設計”にあたって、まず具体的な使い方をイメージされました。

  • 蓋つきのボックス
  • ナイトテーブルの上に置く
  • 就寝時は開いて蓋にもスマホ等を入れて枕元に置く
  • 日中は蓋を閉じてスッキリ、雑多な物を収納しておく

「蓋つきにできますか」と質問され「一体型は無理ですが、本体と蓋と2パーツでよければ可能、サイズは1cmの差」とお答えしたところ、次のような “設計図”を送っていただきました。

ちゃあさんの設計図

オーダーしたいサイズの型紙を作り、予定のものが入るかどうか、確認されています。実は設計図は2枚あって、アイデア段階ではいいと思った3分割案は配置してみると入らないことがわかり、廃案にされたとのことでした。

ここまで設計していただけると、後はその通り作るだけです。

ちゃあさんのナイトボックス

蓋は高さ3.5cmですので、基本のひも幅は狭め。蓋と本体を同様の仕上げ、ということでともに5本幅をベースにしました。角には少し丸みを残しました。

追記

ちゃあさんから感想をいただきました。設計図との比較写真も、ありがとうございました。

 サイズピッタリ。ベッドサイドに置きたいグッズが、余裕で収納できて喜んでいます。
 考えていた以上の出来ばえで、平たくできているので、思っていたよりいろいろ入ります。TVのリモコンや、マッサージ用のテニスボールも追加で入れることにしました。
蓋も、並べたり、かぶせたり、入れ子にしたりできて、とても実用的です。
 また、アイデアを練りながら、いろいろ考える時間も、オーダーメイドならではの楽しい時間でした。素敵なクリスマスプレゼントありがとうございました。

型紙と比較

再・棚の収納ボックス

CraftBandMesh ver1.0では、12本幅の時の間隔が広すぎるというissueがあり、
ver1.1 では、ひもの幅が半分より広ければ、プラス1して奇数にするように修正しました。

例えば、棚の収納ボックスでは、縦横については概算で出てきた数値そのままで作ったのですが、縦ひもは15本でした。

この同じサイズを、ver1.1で計算させてみると、縦ひもは17本と出てきます。
試しに、17本で作ってみました。

手前が17本、奥が15本

手前が縦ひも17本、奥が縦ひも15本です。側面については、毎回ランダムに変わるので、先と同じにしています。

本棚に入れてみました。見た目はそんなに変わらないですが、密になったぶん、ちょっとしっかりした感じがします。

上が縦ひも15本、下が17本

CraftBandMesh ver1.1では、計算寸法の縦・横の表示も、底と上部(最大)の2セット表示するようにしたので、できあがりのサイズもわかりやすくなりました。側面がまっすぐの箱になりますので、底のサイズが目安になります。

棚の収納ボックス

作り付けの本棚があります。カラーボックスほどの奥行きはありません。
段がたくさんあるので、一部は物置きになっています。
この棚に合わせた収納ボックスを作ってみようと思います。

本棚

お試しポイント

  • 横51センチ、奥行き23.5センチ、高さ34.5センチの棚に入る
  • 13本幅ベース、一部を細いひもで
  • 高さは少し低く、指がかけられるくらい
収納ボックス

計算寸法で、外側のサイズには厚さがプラスされているのですが、必ずしも厚さ分、外側に大きくなるわけではないので、内側サイズ+7ミリ(底の厚さの2倍)くらいをサイズの目安としました。

側面には、4本幅の追いかけ編みを5周入れています。当初の予定では、追いかけ編みの周数をもう少し増やす予定でしたが、サイズが意外と大きく、まっすぐな段にするのが難しかったので、輪編みを増やしました。

棚に入れてみます。

棚に入れたところ

棚がちょっとスッキリしました。

ボックスの評価

簡易度サイズと組み合わせのせいか、追いかけ編みが意外と難しい
実用性この棚専用としては。
可愛さ可愛いという感じじゃない大きさです
出来追いかけ編みがちょっと凸凹

教訓

  • 荒くて幅広な追いかけ編みには要注意

ドルチェグストのカバー

ネスカフェのドルチェグストの箱は、12センチの立方体です。

ドルチェグストの箱

このカバーを作ってみることにしました。

お試しポイント

  • 12センチの立方体が入る、 上面はすこし下げ気味に
  • 6本幅ベース
  • 側面は、3分割でテイストを変える
  • 縁の始末は「内に折ってくるみ下から出して横に折る」

以前に、120ミリボックスを作った時の感覚で、内側、縦・横各120ミリでデータを作ってしまいました。が、120ミリの箱を入れるのですから、少なくとも2~3ミリは大きくしないといけなかったのです。。ひもをカットした後に気づいて、とりあえずゆるめに編むようにしました。

選んだ縁の始末が、垂直ひもの内側に二重に巻いた縁ひもを置く、というものですが、最初に置いた時は内側が狭くなってしまい、箱が入りませんでした。改めて、縁ひもが外側に位置するように大きめに巻きなおしました。

ドルチェグストの箱 が入るようになりました。

ドルチェグストの箱のカバー

そして、このカバー、保管時や使用時に、上の写真のように使うのはもちろんなんですが、

ドルチェグストの箱のカバー

箱のふたを、外側に折り返してセットすると、とっても便利なのです!
卓上ダストボックスにして、いっぱいになったら、箱ごと捨てちゃうとかね。

かごの評価

簡易度普通
実用性ドルチェグスト専用としては。
可愛さ ドルチェグスト専用としては。
出来飛ばし編みの模様が重なってしまった面がある

教訓

  • 飛ばし編みの後の輪編みは、飛ばした位置まで重なる

ボックスのふた

13本幅のバンドで、ボックスのふたを作りました。
200ミリにかぶせるので210ミリ、高さは1/3の70ミリ目安です。

かぶせるので、縁は貼るのではなく、折り込むことにしました。
1. 垂直ひもの半分で、縁ひもをくるむように外に折りこむ。
2. 更に縁ひもを置いて、残りの垂直ひもを外に折り込む。

[編みかた]に、追加で登録しました。
「 外向き折り縁ひもをおいて残りも外に折る 」です。

外向き折り縁ひもをおいて残りも外に折る

[縁使用]にチェックを入れ、「くるまれる編みひも」と「外側におくひも」の2点を追加します。「くるまれる編みひも」の「高さ比率対ひも幅」は1、「垂直ひも長比率対ひも幅」は5としました。

側面を編む時の 「高さ比率対ひも幅」と「垂直ひも長比率対ひも幅」 は同じでよいのですが、縁ひもの場合は異なります。

「高さ」と「垂直ひも長」

折り返して差し込む分を合わせ、ひも幅の5倍の長さぶん、垂直ひもを使う、という意味の「5」です。

できたふたは、こんな感じ。 13本幅のバンド設定で作りましたから、 サイズ的にはピッタリかぶさるんですが、

ふた

デザインの差たるや。合わなさがすごいです。
普通に作ったら、絶対にあり得ない組み合わせです。