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『フリーソフトを使って竹細工のかごの図面を作ろう』令和6年度前期りぶら講座のお知らせ

パソコンに、かごデザイン用ソフトをインストールして図面を作りましょう。六つ目、四つ目、網代底編み、網代模様など。印刷すれば型紙になります。

かごをデザインするソフトCraftBandMeshシリーズ 3回目の講習会です。

今回は 素材として“竹ひご”を使います。竹ひごを共通データとして登録し、シリーズの各ソフトを使って、様々なタイプのかごの図面を作ってみましょう。

各自のパソコンにソフトをインストールし、入力した数値がどんな絵になるか見てみましょう。変更も簡単です。ソフトやデータはそのまま持ち帰って活用できます。

皆様のご参加をお待ちしております。

講座名令和6年度前期りぶら講座
「フリーソフトを使って竹細工のかごの図面を作ろう」
日時2024年8月22日(木) 13:30~15:00
会場図書館交流プラザ りぶら 会議室103
受講料
教材費
無料 
定員20名 どなたでも参加可。当日空席があれば参加可。
持ち物Windowsパソコンをご持参ください。
ソフトをインストールして各自演習します。ペア参加(2人で1台)も可能です。
(事前インストールしていただくと効率的)
申込期限2024年8月12日(月)
申込方法りぶら講座ホームページhttps://www.libra-kouza.com/から申し込み
もしくは図書館交流プラザにある申込書をりぶらサポータークラブ事務局に提出
連絡先講座内容に関するお問い合わせはこちら。もしくはお問い合わせより。
申し込みに関してはりぶらサポータークラブ事務局へ。

配布チラシ画像

チラシ表面
チラシ裏面

講習内容

1.   フレームと共通操作

ベースとなる“本幅”のフレーム、ならびにシリーズ全体の共通操作を知りましょう。
ファイルメニューやメイン画面の寸法表示、タブの切り替え操作は、いずれも同じです。計算結果はエクセルで開くこともできます。

2.   設定ファイルのデータベース

共通の設定ファイルには、情報をデータベースとして登録します。
バンドの種類・編みかた・付属品・描画色・上下図、それぞれの用途と編集方法を知りましょう。

3.   CraftBandHexagon

六つ目のかごがデザインできます。
底に置く横・斜め60度・斜め120度のひごと、側面の本数を指定します。
右綾・左綾を指定した図が描けます。

4.   CraftBandSquare45

縦横に組んだ底を、ひごに対して45度で立ち上げるタイプです。
長桝網代底の編み目が簡単に作れます。

5.   CraftBandSquare

四つ目のかごがデザインできます。
すき間を空けてひごを差したり、単位となる網代模様を展開したり。
幅を変えて波網代も作れます。

6.   CraftBandMesh

四角ベースに、ひごを編みこんでいくタイプです。
ござ目など、使いたい編みかたを登録して組み合わせます。

7.   質疑応答

ご質問・ご意見・何でもどうぞ。
ソフトに関するご要望も、あればどうぞ。

Q&A

Q.講習会に参加しないとソフトを使えないのですか?
A. フリーソフトですから、公開されている情報をもとにご自分でパソコンにインストールされれば、いつでも、誰でも、使うことができます。

Q. パソコンを持っていないのですが、参加できますか?
A. 参加して話を聞いていただくことは可能です。でも、その後、ソフトを使いたければ、Windowsパソコンが必要になります。

Q. 竹細工専用のソフトですか?
A. いいえ。素材として“バンド”ないしは“テープ”形状を想定したソフトです。今回は、“竹ひご”を素材にしてみましょう、ということです。

Q. 編組可能な編み目、使える図面が作れるのですか?
A. ソフトは入力された値に従って計算し、図を描きます。計算の各種係数もデータベースに保持していますので、使う方次第と言えましょう。

Q. 自然素材の様々な厚み、特性に対応できるのですか?
A. 幅や厚さが揃った“竹ひご”からのスタートです。平面図ですので、厚さは直接的には使いませんが、折り曲げた時の加算値のような形で算入します。

Q. 図面をもとにした作り方は教えてもらえるのですか?
A. 講習はソフトを使って図面を作るだけです。教室の教材と併用されるとよいでしょう。

講座情報掲載

チラシのPDFはこちら

追記
講座は終了しました。こちらに講座内容の報告を載せています。

V1.8.3 リリース

issue#60対応、リスト出力記号の空に対応しました。また、CraftBandHexagon についても、おもて/うら表示に対応しました。

例えば先の麻の葉崩しの浅かごですが、表と裏で模様の位置が変わります。作る前に確認できますし、裏側の編み図で編めば、立ち上げ時にひっくり返さずに済みます。

表と裏

ダウンロードはこちら。

Release v1.8.3 のリリース

V1.8.2 リリース

CraftBandHexagon の[ひも上下]に、機能を追加しました。「ひも中心合わせ」もできるようになりました。ダウンロード先はこちら

Release v1.8.2 のリリース

[ひも上下]タブです。

先には「巴(3すくみ)」だけでしたが、「鉄線(3軸織り)」と「本麻の葉編み」を追加しました。底と側面は連続した同じ編み方になります。

追記
織りタイプの名前は、v1.8.3で「鉄線(3軸織)」と「麻の葉(単方向)」に変更しました。

V1.8.1リリース

CraftBandHexagon の issue対応版です。ダウンロード先はこちら

Release v1.8.1 のリリース

同数のチェックをオフにした時、1.8.0では、本数は変えられても、合わせ目と斜め左端・右端の設定は共通でした。これを、各々設定できるようにしました。

赤枠部分が、追加された設定箇所です。

合わせ目の意味についてはともかくも、配置を60度回転しないとできなかった形状が、作れるようになったとは思います。

[※]合わせ目の設定については、2点しか指定できないと、作れる形状に制限があるのでしょうか。そもそも、3点指定できれば、どんな形状でも作れるのでしょうか。

3種の六つ目かご

試作した3つの六つ目かごができました。端の目のとりかた以外は、以下いずれも同じ設定です。

  • 4本幅
  • 底は3方向に6本づつ、計18本
  • 側面の編みひもは2本
  • 縁は6本幅

並べてみました。左から、基本のかご半分ずつの目のかご底側に目のかごです。

基本のかご・半分ずつの目のかご・底側に目のかご


六つ目のサイズは、12.6ミリ・16.6ミリ・16.6ミリで、基本のかごだけ少し小さめですが、各六つ目分の差ですから、余裕で重なります。高さは、目の分と高さ比率の分を合わせて、結果的に同じくらいになっています。

同じ本数の六つ目かご

ということで、結論。
いずれの設定でも、かごは作れる。
ただし、かごの形状は若干異なるので、作りたいかごに合わせた適切な設定を使いましょう、というところでしょうか。