「メッシュワーク」カテゴリーアーカイブ

2軸・3軸に編んで作る模様。布や細切りの紙を編む。

(演習3) 3軸織(鉄線編み)の模様

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《CraftBandHexagon》では、3方向のバンドの重なり位置と繰り返し色の配置を合わせることで、ベビーブロックやシックススターなどの模様を作ることができます。ルールに合わせて、模様を作ってみましょう。

「位置」の値について

位置合わせとプレビュー図の対応については「3軸織の位置合わせ」を見てください。ポイントは、プレビュー図で赤丸で示される「合わせ目」は、3方向それぞれのタブで「位置」の値がゼロになる箇所だ、ということです。

3点の繰り返しの場合、位置の値「-1, +1, +2」に対して示された色は、次のように、その前後3点ずつのバンドに対して繰り返されることを示します。

3軸模様と「位置」

今まで出てきた模様、位置の値をまとめて表にしてみました。

模様を作ってみよう

  1. シックススター」模様を作ってみましょう。
    《CraftBandHexagon》を再度起動してください。
  2. (演習1)の状態になっていれば、そのまま「鉄線(3軸織)」の模様が作れます。なっていなければ、(演習1)を参照して「鉄線(3軸織)」が表示できるようにしてください。
  3. 本数については同じく、「横ひもの本数」は32、「斜めひも本数」は32(同数)とします。「位置」の値が、そのまま -1 から設定できる数値です。
  4. [編集]メニューから[色の繰り返し]画面を開いてください。

    (横ひも) C色,B色,A色
  5. 上部、「横ひも」のみチェックON、「側面の編みひも」「斜め60度」「斜め120度」のチェックはOFFにしてください。
  6. [追加]ボタンを2回クリックして、3行を作ってください。
  7. 上から順に、緑(C色)、青(B色)、赤(A色)をセットし、[変更実行]ボタンをクリックしてください。32点変更した旨メッセージが表示されれば成功です。

    (斜め60度) B色,C色,A色
  8. 上部、「斜め60度」のみチェックONにしてください。
  9. 既に3行になっていますので、上から順に、青(B色)、緑(C色)、赤(A色)をセットし、[変更実行]ボタンをクリックしてください。32点変更した旨メッセージが表示されれば成功です。

    (斜め120度) C色,B色,A色
  10. 上部、「斜め120度」のみチェックONにしてください。
  11. 上から順に、緑(C色)、青(B色)、赤(A色)をセットし、[変更実行]ボタンをクリックしてください。32点変更した旨メッセージが表示されれば成功です。
  12. [プレビュー]で画像を見てみましょう。「シックススター」ができたでしょうか。
    (間違えていたとしても、5.~11.は何度でもやり直せます)

別の模様を試してみよう

  • ベビ-ブロック」模様を作ってみましょう
  • 亀甲」模様を作ってみましょう
  • ヘクサゴン」模様を作ってみましょう
  • dancing stars」模様を作ってみましょう
  • オリジナルな模様を作ってみましょう
  • できた模様の色を変更してみましょう。
    [設定]メニューの[色の変更]で、色をセットで入れ替えることができます

CraftBandHexagonで、様々な3軸模様を作る操作の動画です。

メッシュワーク3軸・リボン編みのポーチ

サテンリボンを鉄線編みしたポーチ、リトルステップ模様です。側面が輪になった、ペタンコ形状。

リボン編みのポーチ

紙ひもの時のように、型紙に両面テープで固定して編んだのですが、両面テープから外す時に、ほつれたり糸が締まったり。リボンは大事に丁寧に扱うべし、を学びました。

それに、光沢があって滑らかなので、すぐに緩んでしまいます。所々縫って止めてみたのですが、下手なのでシワになってしまいました。布の時のように接着芯で貼れば固定できそうですが、両面サテンリボン、裏側もきれいなリトルステップなので隠すのはもったいないのです。

3方向のうち、2色の繰り返しになっている方向を高さにしました。広げた時には前面と背面の模様はつながりませんが、底で折れば各面は模様になっているのでOKです。

データです。

メッシュワーク3軸・トートバッグのポケット

布のパッチワークで、先の「菱華(ひしか)」模様を作ってみました。ポケット部分です。既成のトートバッグに縫い付けました。

同じ柄の3色を使ったので、模様としてはちょっと識別しにくくなってしまいました。全体が一体化してしまったような感じです。赤のしずく形・青の蝶形が作られているのがわかるでしょうか。

メッシュワーク3軸・トートバッグのポケット

細長くカットした布を三つ折りにして、厚紙に貼った型紙の上に並べました。間には接着芯を置き、織った後にそのままアイロンで固定しました。

赤・青・黒、各30cm四方の端切れ3枚を使ったのですが、できた模様部分は13cm×24cmですから、面積比にして約11%です。少し残った黒はポケットの裏地にして使い切り。三つ折りにして3重にするわけですから妥当な数値ではあるのですが、布がたくさん必要なのだな、というのが試してみての感想です。

データとして作成したのは、こんな図です。各方向3点の繰り返しですから、サイズが異なっていてもわかります。斜め60度+斜め120度だけの図と、下図と、2枚を参照しました。型紙は、一時的に色を「線のみ」に変えて、本数も増やして大きく作った図から、中心部分を切り取って使いました。

データです。先の模様を120度回転して、左右対称にしました。

メッシュワーク・鉄線編みの平ケース

鉄線編み・3軸織の厚めの平袋です。折り紙が余裕で入るくらいのサイズ感。

ひらりカラーの残りひも、空色 12.8m、桃色 12.5m、葡萄色 5.4m(重さからの概算)の使い切りです。

  • 三色の3軸織
  • 一色は少な目
  • ペタンコ形状
  • 全面同じ模様
  • 側面は表裏に編み目が続くこと

この条件で候補になったのは次の4点、結び亀甲と、その横ひもの色順を変えたパターンでした。

まだ作ってないのが良いかな、ということで左下を採用、桃色の消費に段を増やして、縦横比が同じくらいになりました。作った残りは、各 35cm, 15cm, 60cm です。

模様の名前をChatGPTに相談したところ、おすすめされたのが「菱華(ひしか)」。色違いで下段の2点ですが、どうでしょうか。

プレビュー図です。

CraftBandHexagon のデータです。


メッシュワーク・斜め編みの平ケース

ひらりカラーで、次は平たい、横広のケースを作ってみました。2×2の網代編みは難しそうなので、 2×1です。ノギスを入れる予定

斜め編みの平ケース

口が広いせいもあって、型紙から外すときに広がってしまい、山形に折りながら形を整えました。両側面で山が少しずれているのは、型紙の固定幅に対してではなく、実物に合わせることになったからでしょう。でも、それがこのひものテイストです。

[プレビュー]の底編み図です。

[プレビュー2]、ペタンコ形状なので2側面がつながった図です。編み目は3点、色は4点が単位なので、この本数の場合は左右の端になっている辺に調整が入っています。

データです。