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小さいかご

輪弧編みの3色のかご

輪弧合わせでは、1枚目と2枚目通しで色が設定できることがわかりましたので、3色のかごを作ってみました。3つ飛びにするので、4本幅です。

輪弧編みの3色のかご

飛び数(連続数)の設定は、5-2 にしてみました。最初の’5‘については、サイズや本数から編める最小ですが、2番目の飛び数は何で決まるのでしょうか。’2‘や’1‘での作例はあるものの、何故その数値なのか、理由が説明されていないのです。

推測してみました。

  1. 編める数値を選んでいる(板の曲がり具合)
  2. 合わせた後の全体の編み目を想定している
  3. 合わせるための数を選んでいる(どんな条件?)
  4. 以外?

仮に2.だとすると、全体を3つ飛びの網代編みにするから、’1‘より’2‘の方が近いかな、と思ったのです。

でも、今クラフトバンド/紙バンドで作っているのは、合わせ位置=底の立ち上げ位置となるようなかごです。実際作ってみると、最初の’5‘が大きいところに、折り位置に’2‘が加わるので、間が空きすぎて底板が浮いた感じになってしまいました。なので、底を少し編みかえて固定しました。

結局、外側は 5-2 ではないイレギュラーです。内側(最初の写真)はまだ 5-2 ですが。

ということで、クラフトバンド/紙バンドについては、1.曲がりの制限はないし、2.全体の編み目は2枚で倍になりますから、2番目の飛び数は’1‘にした方が良さそうです。

底板は、Squareで同じ並びの網代編みを作りました。

CraftBandMesh V1.8.12 のデータです。

CraftBandSquare のデータです。

PPバンド・輪弧編みのかご

PPバンドでも、輪弧編みのかごを作ってみました。1枚あたり16本、輪弧合わせで32本です。ボウルみたいな形になりました。

PPバンド・輪弧編みのかご

15ミリという幅広ですから20本だと径が27センチくらいになり、ちょっと大きすぎるので16本に減らしました。それでも20センチ強です。

側面は、PPバンドですので斜め編み、縁の始末は「対角線に折って差し込む」です。[編みかた]の設定で、これと「ノコギリ状に折って差し込む」の2点、今まではSquare45だけだったのを、Meshでも使えるようにチェックをONにしました。

輪弧まではバンドだけでも組めましたが、底板・輪弧合わせには GPクリアーという接着剤を使いました。底板はシックススター2色です。

Meshのプレビュー図です。赤の補助線で、底板のサイズを入れました。

Hexagonの底板です。赤は同サイズのカットライン、黒は内円サイズの補助線で、接着剤をつける目安にしました。

データです。CraftBandMesh、V1.8.12 で開いてください。

底板、CraftBandHexagonのデータです。

輪弧編みのかご・網代編み横ライン

Meshのデータから、輪弧編みのかごを作ってみました。

輪弧編みのかご・網代編み横ライン

こんな条件です。

  • 6本幅
  • 一枚につき30本(二枚で60本)
  • 二枚、それぞれ2色を半分ずつ
  • 側面は2つ飛び網代編み
  • 底に対する角度を、45度に近ずける
  • 底の周に対するひも幅の割合を、50%弱にする
  • 高さは8センチくらい

立ち上げて網代編みしやすいように、を優先したので、最初の連続数(飛び数)は5になりました。

底は、Squareのデータです。二枚の輪弧で、2色の位置が逆になるようにしたら、斜め網代の時みたいな横方向ベースのラインになりました。

輪弧編みのかご・網代編み横ラインの底

プレビュー図です。側面は「スペース」という、ひもを使わない編みかたで高さをつくり、縁の始末を指定しています。

底は、Squareで作り、補助線機能でカットラインを引きました。

データです。CraftBandMesh、V1.8.12 で開いてください。

CraftBandSquareのデータもつけておきます。

さて。

実はこのかご、作る時に重大なミスを犯してしまったのです。あまりに単純かつ基本的な間違い。もう少し早ければ修正もできたのに、全然気付かなかったのです。判明した時には手遅れ。自分のあまりのバカさ加減に、固まってしまいました。

3作目の素人だしと言い訳してみても、普通にはあり得ないミス。一目見れば、わかる人にはわかるんでしょうか。わかった方は、是非、コメント欄でご指摘ください。

輪弧編みのふたつき小物入れ

輪弧編みのかごを作ってみました。出典は次の本。

『改訂版 エコクラフト1巻き(5m)でちっちゃなかごを作りましょ』桑折 智美、
ブティック社、2017

42~45ページに、本体とふた、2点の作り方が掲載されています。網代編みの板を二枚の輪弧ではさむ「輪弧合わせ」です。二枚の輪弧、本では同色なのですが、なにぶん作るのは初めてですから、識別できないのはムリと思って色を変えました。

輪弧編みのふたつき小物入れ

それなのに、最初に作った本体では、合わせる位置を間違えてしまいました。アプリを修正して、二枚の輪弧を表示できるようにした図で、ひもが通れる間隔になった、中心に一番近い箇所を通せば良いとわかりましたので、次に作ったふたは合っていると思います。

ふたを開けるとこんなです。ふたの網代編みは、底とは少し模様を変えてみました。
側面は3つ飛び網代編みですが、下手なので、どちらもかなりすき間が空いてしまっています。

輪弧編みのふたつき小物入れ

輪弧の作り方、型紙を使うとこんな感じ。一方向に貼り付けていくだけなので簡単です。

  1. 型紙に合わせて、バンドを上に重ねながら貼り付けていく(写真左側)
  2. 一周すると、螺旋階段のような状態になっている(写真右側上)
  3. 最後の上になった個所を持ち上げて、最初の箇所の下に入れて(写真右側下)、貼り付ける。これで全体が同じ方向に揃います。
  4. 編み図通りに組み替える。中心が貼り付けられていますので、何度でもやり直せます。

たかだか4枚の経験ですが。

輪弧の作り方。上下がわかるよう洗濯バサミで浮かせています

ということで、作りながらのアプリ改良です。内円のサイズを間違えているという致命的なバグ!も修正しました。

※上の写真の型紙は、手許の開発中バージョンによるものです。修正版は後ほどアップします。

丸底の小かご

以前、丸底の小かごを作りました。その時には、Meshに丸底の機能がなかったので、楕円底と差しひもで作ったデータの一部を流用しました。

Ver.1.8.11で、丸底のかごがデザインできるようになったので、改めてデータとともに作り直してみました。配置タイプは「放射状に置く(縦ひも)」で、使用するバンドの種類は現在の手持ちに合わせましたが、先と同じく5本幅が10本です。

丸底の小かご

底です。10本を十字ベースで重ねたため、(放射状の)縦ひもの上下間に、底編みひもが入り込んでしまいました。前はどうやって作っていたのか…Meshを使うのは久しぶり過ぎて、忘れてしまっています。

なので、1周目の1段目は径としてカウントしないよう「ひとつのすき間の寸法」にはマイナスの値( -1mm )をセットしています。

プレビューの全体図です。その後、機能には、ひも個別の加算値も設定できるようになりましたので、持ち手部分は最初から長めに作りました。長さの差がわかりやすいよう、補助線機能でグレーの円を追加しました。

CraftBandMesh のデータです。Ver1.8.11 以降で開いてください。