斜め網代編みの底の編み図の色塗りをしながら思いました。縦ひもの上と下を2色で塗っているわけだけれど、2色のひもでできないのかなと。
で、試しに作ってみました。PPバンドです。
作り方はまだまだ改良の余地ありですが、2色。素敵でしょ?
底はこんなです。
そして、内側です。
もとになったデータをつけておきます。この通りじゃなくて、ちょっと手を加えているのですが、それについては次回説明します。
斜め網代編みの底の編み図の色塗りをしながら思いました。縦ひもの上と下を2色で塗っているわけだけれど、2色のひもでできないのかなと。
で、試しに作ってみました。PPバンドです。
作り方はまだまだ改良の余地ありですが、2色。素敵でしょ?
底はこんなです。
そして、内側です。
もとになったデータをつけておきます。この通りじゃなくて、ちょっと手を加えているのですが、それについては次回説明します。
底の作り方がわかったところで、実際に作ってみました。
12本幅のクラフトバンドを6本幅に割いて使い、横8・縦10・高さ4.5個の斜め網代編み、縁の始末は「カットして縁ひもを貼る」としました。
このサイズにした理由は、12本幅のバンドが5.8mほど残っていたからです。ひもリストに集計値が出てくるのですが、6本だとほぼ「面積長」で行けますから、四角の数をUP/DOWNして、ちょうと収まるくらいの数にしました。
重なる部分しか塗りつぶしていませんが、底の組図はこんなです。
北欧編みの時と同様の手順で、等倍のプリントアウトを型紙にして作りました。型紙に合わせてひもをカットし、ひもを並べた片側を両面テープとマスキングテーブで固定。端から順に、縦ひもを差し込んでいきました。塗った色が横ひもで隠れてしまいましたが、湿らせて柔らかくしているので、順にめくって持ち上げ、白だったらそのまま縦ひもをはさめばOK。
当初、型紙どおりにひもをカットしていたのですが、上下に波打つような感じで組んでいくと、組みあがったときには少しひもが短くなりました。30cmのひもで、0.5cmくらいかな。メイン画面の「ひも長係数」は、1.02くらい必要ということですね。
できあがりです。ふちかがりを加えました。(CraftBandSquare45用に、この縁の始末方法を、編みかたに加えた方がいいですね)。
底はこんなです。
北欧編みではすき間を2mmに設定したので、今回は1mmに設定しました。そのすき間が不均一になってしまっています。硬いひもなので、私のテクでは無理、と日和ってしまったのです。網代編みなのだから、ゼロでも良かった…のかもしれません。
でも、オリジナルサイズを・しろうとが・初めてでも作れたんです。カットして並べるのも、型紙に合わせるだけだから全然難しくないし、時間もそうかからない。小学生でもできるんじゃないかな。CraftBandSquare45を使えばね。
データです。
PPバンドで試してきましたが、CraftBandSquare45 は名前にあるようにクラフトバンドのアプリです。そしてクラフトバンドの斜め四角のタイプといえば、まずは北欧編みです。
CraftBandSquare45とCraftBandMeshは同じ設定ファイルを共有できますので、編集メニューの[バンドの種類選択]から、対象を今まで使ってきたクラフトバンドに変更することができます。
今手許にあるクラフトバンドは、13本幅のもので、硬くて詰めにくく折りにくいので、組むタイプは避けてきたのですが…やるしかありません。横5個・縦3個・高さ3個の北欧編みのかごを作ってみました。持ち手もつけてみました。
型紙を使えたことで、ちょっとはラクになったかな。ひも間のすき間を2mmにしたので、底の配置がやりやすくなりました。(その分、側面にもすき間が空いてしまいましたが)
ひもを湿らせるので、いったんクリアシートの上で組みましたが、その後、両面テープ貼った型紙の上に置いて縦・横・すき間の位置を合わせ、型紙ごと底の線で折りました。
こんなに大きな型紙で、できたのはたったこれですか?みたいなサイズ感。慣れた人なら、実物大にプリントしなくても、A4サイズ 1枚の図、もしくは画面を見ながらでも作れるでしょう。
データです。
付記
北欧編みのコツや持ち手の編みかたなど、いろいろなYouTube動画を参考にさせていただきました。動画制作者の皆さま、ありがとうございます。
CraftBandSquare45 を使ってみます。
まずは、小さいかご。四角の数で、横4個・縦3個・高さ2.5個です。縦横は1個、高さは0.5個単位で設定します。
「縦横を展開する」とすると、それぞれのひもの色を設定できるので、先のPPバンドのかごに合わせてみました。縁の始末は「ノコギリ状に折って差し込む」です。
プレビュータブに表示された画像を[ブラウザ]ボタンで開き、ブラウザの機能で印刷しました。画像は、画面の解像度・実寸で作られています。実寸で印刷できれば、そのまま型紙にできるはずなのです。
でも、使用しているプリンターはA4までしか印刷できないので、A2のPDFファイルを作り、Acrobatの印刷機能で「すべてのページ分割」して印刷し貼り合わせたのですが、測ってみると実寸の89%になっていました。
ぴったりとは置けませんが、そこそこの目安にはなります。とりあえず作ってみることにしました。
クリアファイルをプリントアウトの上に置いて、両面テープを貼って、PPバンドを絵に合わせて並べました。色や長さもわかりますので、真ん中から置く必要もなく、端から順に組むことができました。
実寸で印刷できれば、絵にあわせてカットしながら組んでいく、なんてこともできそうです。ブラウザの印刷機能もPDFの印刷機能も、拡大縮小をパーセント指定できますので、印刷手順を試してみようと思います。
データです。
ティッシュケースやティッシュカバーは色々ありますが、微妙に異なる各メーカーのティッシュが入るためには、縦・横・高さそれぞれの最大で作ることになりますから、ちょっと大きめになっています。
そこで、最近はやりのソフトパックのティッシュカバーを、専用サイズで作ってみたいと思います。
ウェルシアで買ったティッシュ、寸法190mm(たて)×200mm(よこ) 枚数300枚(150組)です。半分に折って畳まれているので、サイズとしては200mm×95mm(190の半分)高さが40mmくらいです。同シリーズで400枚(200組)も売られていました。
作ってみました。
先のティッシュを入れてみます。
ぴったりはまります。数ミリ小さい分、押し込む形になっているので、少なくなっても落ちることはなさそうです。
ちなみに。同じようなソフトパックですが、たて200mm×よこ181mmのティッシュを入れてみると、
上の写真で言うと、横が余って、縦が足りない。ティッシュもカバーも、多少の可塑性はありますから、入れることはできますが、良くも悪くも専用なんですね。
手近にあるティッシュケースと比べてみました。
体積で1/4以下?コンパクトです。テーブルの上でもかさばりません。
簡易度 | 〇 | 普通 |
実用性 | 〇 | 汎用性はありませんが |
可愛さ | 〇 | いいんじゃないかな |
出来 | 〇 |
側面のデータを作るところに「周長比率対底の周」があります。これは、計算寸法として表示される内側の「底の周」に対する、各編みかたの周長の比です。
ボックスは1でしたが、小かごについては、ゆるく編んだ結果 1.05~1.1くらいになる、という値で使ってきました。
試しにこれを、「意図した値」で作ってみようと思います。
大きくなっていく周と垂直ひもをきれいに合わせるのが大変でした。
輪にするため、ひもを重ねてボンドをつけた箇所を、最初は垂直ひもの裏側になるように置いても、ずれてしまうのです。周が大きくなるにつれ、 垂直ひもの 間隔も広くなり、編み目もゆるくなって浮いたりします。
データ通り、段階的・直線的に増えていきます。 2倍まで編むと、ラーメンどんぶりみたいな形になりました。持ち手をつけて、少しかごらしくなりました。
参照元の小かご同様、縁を3本幅にする予定でしたが、周が広くなるとちょっと弱すぎると思い、5本幅に変えました。
上手に編める方なら、1周ごと輪にしなくても、追いかけ編みで連続的に増やしていけると思います。その場合は、側面のデータの「次周連続」にチェックを入れてください。
簡易度 | △ | 大きくなっていく輪を合わせるのが大変 |
実用性 | 〇 | 何かには使えるでしょう |
可愛さ | △ | |
出来 | △ | 側面が浮いているところがある |
底の作り方が異なる『10センチ×10センチ、5本幅ベース 』 の小かごが、6個できました。並べてみました。
まず、差しひもの数を変えたパターン、左から
「差しひも1本の小かご」 「差しひも2本の小かご」 「差しひも3本の小かご」 「差しひも4本の小かご」 です。
横ひも・縦ひもが、順次、差しひもに置き換わっています。
底の周の長さも、左から
356ミリ、286ミリ、310ミリ、307ミリとなっており、
差しひもが増えるに従い、丸くなっていくのがわかるかと思います。
「最上と最下の短いひも」を置いた楕円底と、対称に作られた丸底。やっぱり違いますね。
比較のため、同じサイズで丸底も作ってみました。
CraftBandMeshは、四角底用であり、丸底には対応していません。
そのため、作る際には「差しひも4本の小かご」のひもリストの一部をそのまま流用しました。
差しひも4本の小かごのデータ | 丸底の小かごを作る際 | |
底(縦横) | 長い横ひも・縦ひも各1本(同じ長さ) | 同じ長さのひもを10本使用 |
底(楕円) | 1.追いかけ編み5 2.差しひも 3.追いかけ編み4 4.ねじり編み1 | 1.使わない(次週連続のチェックを外す) 2.使わない (次週連続のチェックを外す) 3.設定そのままで使用 4.設定そのままで使用 |
側面 | 追いかけ編み、縁の処理 | 設定そのままで使用 |
追加品 | 持ち手2個 | 設定そのままで使用 |
底はこんな感じ。キレイな同心円にするのはなかなか難しいです。
10本も重ねているので、底のいちばん厚いところは1センチ近くになりました。
でも「差しひも4本の小かご」 のようにひもの角がひっかかったりすることはなさそう。
重ね順など考えず、適当に貼り合わせただけですが、『 正しい丸底の作り方 (?) 』をすればもっと上手に作れるのでしょう。
簡易度 | 〇 | 丸底 |
実用性 | 〇 | |
可愛さ | 〇 | 山みたいでカワイイかも |
出来 | △ | 非対称 |
角の差しひも、さらに増やして4本にしてみます。
横ひも・縦ひもは1本づつ十字に貼り合わせ、差しひも前後の追いかけ編みの周数も更に増やします。
ちょっと難しかったです。縦横十字の2本の周りに追いかけ編みをすること、4本の差しひもを等間隔に貼ること、差しひも間の追いかけ編み、円弧を作っていくこと。キレイに作れば円にできるはずが、少し歪んでしまいました。
底の径ですが、最初の5周10段の追いかけ編み部分、計算では23.6ミリですが、実際は18ミリほどです。十字2本のひもの周りに、編むというより巻く感じになるからだと思います。結果的に、底の周も短くなるので、「楕円円周の加算」値に、マイナス10ミリを設定しました。
角の差しひもの数が偶数なので、追いかけ編みはそのままつながります。
でも、底は、ひもが何枚も重なって厚くなり、中央部は穴のようになってしまいました。
簡易度 | △ | 作りにくい |
実用性 | △ | 使えるけれど、底にひっかかりやすいかも |
可愛さ | △ | |
出来 | △ | 底が均一にできていない |
角の差しひも、2本、1本で作ってみたので、次は3本にしてみます。
「最上と最下の短いひも」は 無し 、円弧をつくるため追いかけ編み 4周とし、差しひもの間隔が狭いので、差しひも後の追いかけ編みの周数を2→3としました。
角の差しひもを3本としたため、長い横ひも・縦ひもは2本づつとなりました。
差しひもの前の追いかけ編みの周数を増やしましたので、重なりはしますが無理なく差しひもが貼れています。周数が増えた分、横ひもと 縦ひもによる四角部分は小さめです。
持ち手は、横ひも2本を間に入れました。ちょっと小さめです。
差しひもの後、追いかけ編みをしていますが、各角3本と奇数のため、四角部分の4辺のうち2辺は編み目が重なってしまいました。 でも、この小かごの場合、四角部分が小さく、ひもも2本しかないため、追いかけ編みでもいけたのだと思います。
簡易度 | 〇 | 無理なく作れると思います |
実用性 | 〇 | |
可愛さ | 〇 | 持ち手が小さめなのがいい |
出来 | △ | 均一に揃っているかというと、まだまだ |