PPバンド・斜め編み2色のドット模様

サンプルで、斜め編み専用に定義されている縁の始末は「ノコギリ状に折って差し込む」「対角線に折って差し込む」です。縁でバンドを折り返す場合、

  • 前者は、反対方向への折り返しになりますから、同じバンドに重なります。
  • 後者は、対角線で90度方向が変わる、つまりクロス位置のバンドに重なります。

つまり、バンド色で作った模様の縁の始末をする時、前者は変わりませんが、後者では折り返しによる影響が起きるのです。ですから、今まで作ってきたかごバッグでは、

  • クロス位置に同じ色が来れば、外側(表)に折り返す
  • その条件を満たせない場合は、内側(裏)に折り返す

としてきました。外側に折り返した方が作りやすいし感じもいいので、崩し縞や千鳥では、単位位置になる高さを選んできたのです。

では、対角に折り返すことで色が変わる、つまり「折り返し色」を織り込んだ模様を作れるものでしょうか。最もシンプルなケース、縦が全て同じ色・横が全て同じ別の色、で試してみました。そして、できたのがこちら。

斜め編み2色のドット模様

中と底はこんなです。格子がすべて連続することは原理的にあり得ないので、調整箇所があります。

斜め編み2色のドット模様、内側と底

底編み図です。今までとどこが違うか、わかりますか?

底編み図

どう作ったのか疑問に思われましたか?
それとも、単なる格子柄に、何を言っているのか理解できない?
もし、ここまでの記述でわかったのなら素晴らしい!!
既に知っていたという方、是非ご連絡ください!!!

ということで、気になる方は次稿をご覧ください。

データです。

追記
この編み方を「折りカラー編み」と命名しました。

PPバンド・斜め編みの千鳥模様のかご

輪弧の側面を千鳥模様にしたので、同じ模様でかごバッグを作ってみました。基本パターンだし作れることがわかっているのに、斜め編みはあまり見かけないようなので。

斜め編みの千鳥模様のかご

底も同じ模様です。斜め編みのバッグでは崩し縞が多かったので、側面が正方形になる深めのかごばかりでしたが、4本単位の千鳥模様であれば横に広い形も作ることができます。

斜め編みの千鳥模様のかごの底

プレビューの底編み図です。

CraftBandSquare45のデータです。

輪弧の壁飾り

竹細工で、輪弧を作ってみました。

輪弧の壁飾り

本来なら竹が形を作ってくれるのですが、幅・厚みだけでなく部位(硬さやすべり)もバラバラなので、型紙に合わせました。作っている時は折れないかどうかで、色はあまり気にしなかったのですが、出来てみると、色が重要だということがわかりました。

輪弧合わせは、1本通すにも考えつつ、なのに、ちゃんとできているのか確信がありません。編んでいると広がってしまって、内円が1センチくらい大きくなってしまいました。二枚にしたからではなく、下手なので緩んだのでしょう。底板のサイズも変わってしまいます。

水で濡らすのは、折れにくくするのと、滑らないようにするのに必要なのだと思いました。さくさく作れる人、ほんとにすごいです。

左側: 最初のサイズ 右側:中心が1センチくらい広がる

周りを編んでからの方が、型紙に合わせやすかったです。でも、かごには作れないので、このまま壁飾りにしようと思います。

データです。CraftBandMesh V1.8.12 で開いてください。

PPバンド・輪弧の鉄線編みかご

今までは、輪弧にしたバンドをそのまま編んで側面にしていましたが、側面に編みひもを加えたかごを作ってみました。円筒形ですが、上を楕円形につぶして持ち手を付けたバッグです。

輪弧の鉄線編みかご

「底に対する角度」は約60度になるようにしました。立ち上げた1段目は、編みひもが通せないので、編みかたを「スペース」とし、2段目以降は「輪編み(PPバンド)」にしました。Meshでは編み目が指定できないので、出力されるのは長さだけですが、編む時には底からの60度・120度のバンドと合わせて鉄線編みにしました。

底板は、同じ3色のベビーブロックにしました。

輪弧の鉄線編みかごの底

プレビュー図です。

底板です。重なり部分の径が3センチほどありますので、抜けることはなさそうです。

CraftBandMesh V1.8.12 のデータです。

CraftBandHexagonのデータです。

輪弧編みの3色のかご 2

ということで、同じサイズで、飛び数(連続数)を 5-1 にしたかごを作ってみました。先と同じ3色の輪弧ですが、合わせる位置を2本分ずらした、ちょっと違う模様です。

輪弧編みの3色のかご・その2

5-2 の時に比べると、輪の部分からの編み目も自然ですし、底板も固定されました。

輪弧編みの3色のかご・その2

底、つまり立ち上げ位置でサイズが決まりますが、側面を詰める想定なので「底の周に対するひも幅の割合」の値がほぼ50%となる設定です。上の写真を見ても、折り位置が、重ならずに一番詰まった状態になっています。

でも、側面は詰め切れずにすき間が空いているので、その分広がっています。Square45で試算してみると、すき間0.5mmにつき周が4cm強増えますので、サイズ的にもほぼその位(しかもランダムに..)かな、という感じです。

プレビュー図です。

底板です。

CraftBandMesh V1.8.12 のデータです。

CraftBandSquareのデータです。