PPバンドの斜め組み小かご

CraftBandSquare45 を使ってみます。

まずは、小さいかご。四角の数で、横4個・縦3個・高さ2.5個です。縦横は1個、高さは0.5個単位で設定します。

「縦横を展開する」とすると、それぞれのひもの色を設定できるので、先のPPバンドのかごに合わせてみました。縁の始末は「ノコギリ状に折って差し込む」です。

プレビュータブに表示された画像を[ブラウザ]ボタンで開き、ブラウザの機能で印刷しました。画像は、画面の解像度・実寸で作られています。実寸で印刷できれば、そのまま型紙にできるはずなのです。

でも、使用しているプリンターはA4までしか印刷できないので、A2のPDFファイルを作り、Acrobatの印刷機能で「すべてのページ分割」して印刷し貼り合わせたのですが、測ってみると実寸の89%になっていました。

ぴったりとは置けませんが、そこそこの目安にはなります。とりあえず作ってみることにしました。

クリアファイルをプリントアウトの上に置いて、両面テープを貼って、PPバンドを絵に合わせて並べました。色や長さもわかりますので、真ん中から置く必要もなく、端から順に組むことができました。

実寸で印刷できれば、絵にあわせてカットしながら組んでいく、なんてこともできそうです。ブラウザの印刷機能もPDFの印刷機能も、拡大縮小をパーセント指定できますので、印刷手順を試してみようと思います。

データです。

V1.3リリースしました

CraftBandMesh V1.3 では、CraftBandMeshのissue対応と合わせて、新たなアプリ CraftBandSquare45が追加されました。CraftBandMesh とセットでインストールすることができます。

CraftBandSquare45は、北欧編みや斜め網代など、縦横に組んだ底を交差方向に対して45度で立ち上げるタイプのサイズ計算ができます。また、プレビュー機能もありますので、配置を確認することができます。

『このサイズ』No.7
ドライヤーのかご

このサイズが欲しい!』キャンペーンの当選者No.7 ユイさんのご希望は、ドライヤーを入れるかごです。オーダーされたサイズは、

外かご 内寸35×22×深さ12
内かご 外寸15×10×深さ10

使い方やサイズは

  • ドライヤーやヘアアイロン、クリームなど、ヘアセットやお風呂上がりで使うものたちをまとめて入れる
  • 持ち運ぶので長辺側に短めの持ち手
  • ドライヤー約25×10(幅をとる入れ方をすると約25×16)
  • アイロン約30×5

クリームなど小物については、別途、内かごを作ることになりました。

側面については、折り返した垂直ひもの先がちょうど隠れるように、よろい編みで作ってみました。また、内かごと外かご、使用するひもの幅は異なりますが、側面は同じ編みかたに統一しました。

ドライヤーのかご

内かごは、外寸を横・縦(最大)に合わせています。
外寸を指定した場合、概算時には外側の横・縦(底)に合わせて計算されるのですが、側面や縁の始末を指定すると、厚さのぶん縦横が大きくなってしまいます。側面の編みかたを確定した後、改めて底(縦横)の調整が必要なのです。

最初、調整を忘れていて、作り直しました。残念ながらまだ、お任せできるほど賢い「概算」ではないのです。

データです。外かごと内かご、2点。

ちなみに、間違えて作ってしまったちょっと大きいかごなのですが、ちょうど厚みぶんの差なので、こんな感じ。お弁当箱みたいにできちゃいます。

入れ子のかご

追記

ユイさんから写真とコメントを送っていただきました。かごの名前もつけていただきました。ありがとうございました。

さっそくドライヤーとヘアアイロンたちをセットしてみました。
もう理想通りで、ゆったりとしまうことができ、もう少し大きいドライヤーになっても余裕そうです。
かごのネーミングは安直ですが「ドライヤーのかご」でお願いいたします!
一番このかごを欲していましたので笑

ドライヤーのかご

『このサイズ』No.6
掛け編みの買い物かご

このサイズが欲しい!』キャンペーンの当選者No.6 SEXTON菅沼様のご希望は、買い物かごです。オーダーされたサイズは、

33cm×16cm×20cm(内側)

『このサイズ』No.1でお作りした「収まりのいい買い物かご」が気に入られたそうですが、サイズ的には普通の買い物かごである荷物かごの使い勝手をご希望されました。

そこで、高さや幅などは異なりますが、デザインはNo.1かごに合わせました。
側面を3分割して追いかけ編み・掛け編み・追いかけ編みとし、真ん中に少しふくらみを持たせました。持ち手もNo.1ほどではありませんが、少し長めにしました。

掛け編みの買い物かご

サイトへの掲載が増えてくると、オーダーをお聞きする時に出来上がりイメージの参考にしたり、データの再利用(名前をつけて保存からスタート)ができたりするのは便利ですね。

データです。

初めてのPPバンドのかご

CraftBandMesh V1.2では、底の縦ひも・横ひもの個別長さとともに、個別色も指定できるようになりました。そこで、試しに、PPバンドでも使えるか、試してみました。

作ったのは、こんなかごです。PPバンドで作るのは初めてなので、あまり出来はよくないです。持ち手を裏に取り付けると表が凸凹になること、縦ひも数が偶数だと持ち手の取り付け位置が対称にならないこと、がわかりました。

ppバンドのかご

データでは、短い横ひもをゼロにすることで、実質、縦ひもと横ひもを組んでつくるかごになります。PPバンドは、組んでつくるかごが作りやすいのです。でも、このデータを作るためには、

1.「バンドの種類」に「PPバンド」を登録

実際の幅は14.5mmほどですが、組むと多少のすき間は空いてしまいます。それが0.5mmに相当するとして、バンド幅を15mmで登録しました。パッケージには幅約15mmと書かれていますし。持ち手は半分に割いて作りましたので、全幅は2本幅にしました。

2.編みかたに「輪編み(PPバンド)」を登録

PPバンドは、貼るのではなく重ねて輪にしますので、1周あたり10センチの余裕を持たせました。また、側面の高さ方向は、少しすき間が空いてしまいましたので、高さ対ひも幅・垂直ひも比率対ひも幅を1.01としました。上手にできれるようになれば、1に収まるのかもしれません。

3.編みかたの’縁専用’に、「内外に折り内と外に縁ひも差し込む(PPバンド)」を登録

縁をかがらなくても、差し込むだけで処理できてしまうという、PPバンドならではの縁の始末方法です。これも、1周あたり10センチの余裕を持たせました。

4.付属品に「丸編みの持ち手(6本・PPバンド)」を登録

1/2に割いたひも3色×2を丸く編み、両端に20センチの余裕を持たせた持ち手です。

参考までに、上記のみの設定データのファイルを添付しておきます。

そして、1~4で登録した設定データを使って作った、かごのデータです。

ver1.2では、カットリストも出力するようにしましたので、ひもリストの下部に次のようなリストが表示されます。

カットリスト

とは言っても、四角いかごですから電卓で十分。わざわざアプリを使うほどのことはなさそうです。組み編み向きの機能があれば良いのでしょうけれど。

追記

その後、シリーズにCraftBandSquare というアプリが加わり、このタイプのかごのカットリスト出力だけではなく、模様のデザインもできるようになりました。