「CraftBand」タグアーカイブ

一連のアプリ共通の設定など

V1.9.1 リリース

issue #103~#108 に対応しました。

  • Ver1.9.0 にバージョンアップ済の方は、そのまま更新してください。CbMeshからの起動に変更はありません。
  • Ver1.8 など、1.9より前のバージョンをお使いの方は、各アプリ個別起動からCbMeshによる起動に変わりますので、「V1.9.0 リリース」の説明をご覧ください。

今回の修正は、主には上級者向け・教材用の図解支援機能です。完成図だけではなく、編み途中の任意の状態の画像を生成できるものですが、そのためにセットする値は、通常の利用には不要ですから、初期状態は非表示となっています。

画像のカスタマイズ関連

1.上辺・左辺に表示される実寸目盛の表示/非表示を指定可能に

実寸目盛は、サイズを把握したり、型紙にする時には必要ですが、絵だけを使う時には不要でしょう。[編集]メニューの[バンドの種類選択]画面で、表示の有無を指定できるようにしました。

2.ロゴ画像・ロゴ文字列を指定可能に

[メモ他]のタブに「ロゴ画像」「ロゴ文字列」の入力欄が増えました。ここにセットした値は、プレビュー・プレビュー2の画像に表示され、画像ファイルにもそのまま含まれます。

3.描画用パーツを[プレビュー]だけでなく[プレビュー2]にも表示可能に

[追加品]タブで、様々な付属品をパーツとして指定することができますが、それを画像に表示させるかどうかを指定する「描画」チェックボックスに「描画2」が増えました。[プレビュー]と[プレビュー2]どちらの画像に表示させるのかを指定できます。

4.[追加品]の描画用パーツ(付属品データベース)に、「バンド」を追加

従来は「横バンド」だけでしたが、位置・角度・本数を指定できる「バンド」が加わりました。

描画形状が「バンド」「線分」「上半円(周)」「上半円(径)」については、描画位置を「座標」で指定した場合、”x,y,angle”の形式で描画角度を指定できます。座標の原点は、いずれも底の中央です。

3.の設定例では次のような画像になります。

表示順画像生成

[編集]メニューに、「表示順画像生成」機能が加わりました。クリックすると、次のような画面が表示されます。

しくみとしては、

  • データを構成するバンドの各行に対して
  • 「表示順」(および「非表示順」)の整数値を設定しておくと
  • 指定した表示順番号の値に対して
  • 表示順値が大きいバンドの色を「非表示色」に変えた画像を
  • 生成先フォルダに、<ファイル名>_<表示番号>.gif として生成する

ものです。

「表示順」「非表示順」については、どのタブでも通常は表示されませんが、[列を表示]ボタンをクリックすると表示され、入力できるようになります。

「画像生成」ボタンでは、特定の表示番号の画像をすぐに生成して開きます。
「一括生成」ボタンでは、指定した範囲の画像をまとめて生成することができます。

以下は、Squareで、プレビューのファイル名「P1」で[一括生成]、プレビュー2のファイル名「P2」で[一括生成]、計2回行った時の出力例です。画像2セットと合わせて、対応表示順のファイル名・バンドのメモ欄記載事項をリストしたテキストファイル、2点が出力されています。

ダウンロードはこちら。
Release v1.9.1 のリリース
添付の設定ファイルには、付属品データベースに「バンド」が追加されています。

さて、この画像生成機能ですが、実装しながら、こんなややこしくて面倒くさくて難しい機能、使える人はいるんだろうかと思ってしまいました。絶対使うよって方、います?(いいね♡で教えて下さい) ニーズがあるようなら、もう少し詳しく説明します。。。ちなみに、AIに聞いていただくとほぼ完璧に教えてくれます。

V1.8.15 リリース

issue#98~#101に対応しました。

描画色に画像が登録可能に

[設定]メニューの[描画色]画面で画像が登録可能になりました。

右から4列目に「画像」カラムが増えました。セルを選択し、画像ボタンからpngファイルを指定してください。半透明にしたい場合は、ペイント3Dなどのアプリで透明度を指定した画像を作ってください。

[バンドの種類]に対して、画像を登録した色を割り当てると、プレビュー時のバンド表示時に、指定した画像を敷き詰めた表示ができるようになります。メッシュワークで、布をテープ状に編んでパッチワークの模様を作ったことがありましたが、そのような時に便利かと思います。

ただし、画像のどの位置が表示されるかについては解像度などにより変わりますので、正確な画像表示というより、模様の目安程度とお考え下さい。また、登録可能なのは、小さい.png画像だけです。

squareとhexagonのプレビュー図の例です。

この例のバンドの種類「模様テープ」の設定ファイルです。

Square45の折りカラー機能修正

[プレビュー]画像表示のバグ修正と合わせて、45度と135度のバンド色が同じ場合、チェックボックスの背景をグレーにしました。チェックは可能ですが、折り返しても色が変わらない箇所が、見てわかるようになりました。

例えば以下は、「斜め編みの崩し縞のかご」のデータですが、「折りカラー編み」にチェックを入れることで、作りたい高さにおけるバンドの並びを確認することができます。左図、高さ10だと両方向全て同色なので、縁の始末を外側に折り返しても大丈夫ということがわかります。右図のように高さを9.5に変えると不一致箇所がでてきます。

「折りカラー編み」にしない(最終的にはチェックを外す)場合でも、デザイン途中でオン/オフは可能ですから、高さ選択の参考などに使えるかと思います。

ダウンロードはこちら

Release v1.8.15 のリリース

※添付の設定ファイル CraftBandMesh.XML の変更点は以下。

  • 描画色に、画像情報と画像文字列のフィールド追加(中身は全て空です)
  • 白、deep白のRGB値を255・255・255から253・253・253 に変更(v1.8.14のフォローアップ)
  • 編みかたに「ノコギリ状に折って差し込む(プラス8個)」を追加

CraftBandMeshシリーズ 初心者クイズ

CraftBandMeshシリーズに関する理解を深めるために、クイズを作ってみました。
全10問のクイズです。気軽にチャレンジして、あなたの知識をチェックしてみましょう。

クイズの結果は[FINISH]をクリックするとすぐに表示されます。認証不要でデータも残りません。

出題の順番はランダムに変わりますので、何度でもトライできます。もしよければ、コメント欄で「○○点だった!」と教えていただけると嬉しいです。

フォルトゥーナパールの色合わせ

先に使用した素材「フォルトゥーナパール」の設定データを、バンドの種類ページの「製品情報」セクションにて公開しました。ご許可ならびにご協力くださいました 手芸ストア☆あらうだえ Store.Alaudae.JP 様、ありがとうございます。

設定データは、製品情報の該当箇所からダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを、[設定]メニュー → 基本設定 → [インポート]で読み込むと、「フォルトゥーナパール」と「フォルトゥーナパール(線表示)」の2種類のバンドが使用可能になり、53色のカラーバリエーションから選べるようになります。

同じ色名でも、バンドの種類を切り替えることで、表示を簡単に変えられます。

  • フォルトゥーナパール … 不透明色で塗りつぶし。完成イメージ用。
  • フォルトゥーナパール(線表示) … 半透明でバンド方向にライン。デザイン検討用。

製品の幅は 21MM/15MM/6MM の3種類ですが、データ上は1本幅あたり3mmとして登録していますので、それぞれ「7本幅/5本幅/2本幅」としてお使いください。


試作のためまず2色を選ぼうとしたのですが…色数が多すぎて迷ってしまいました。そこで、色名リストをChatGPTに渡して5組選んでもらったところ、「調和のとれたコントラスト配色」を簡単なコメント付きで提案してくれました。
右側の画像は、それぞれの組み合わせをSquare45で絵にしたものです。

なるほど、と次は「類似色の組み合わせ」も5組お願いしてみたところ…これも見事にそれらしい配色に。名前しか渡していないのに、さすがと思える出来でした。

でも、モニターさんは違いました。AIの提案には目もくれず、「これ!可愛い!」と即決。それでも最後まで迷ったのが「ももはないろ×なでしこいろ」か「ももはないろ×せきちくいろ」。絵で比較して選ばれたのが右側です。

「ももはないろ×なでしこいろ」・「ももはないろ×せきちくいろ」

届いたバンド現物を絵と見比べると、もちろん全く同じ色ではありません。
ただ、最後に迷われた2組のうち、あえてコントラストの少ない方を選ばれたことが、編みあがったときには、見る角度によって「1色? 2色?」と感じるほどの仕上がりになりました。バンド1本ずつで見れば実物との差はありますが、その僅差を選んだことが、ちゃんと反映されています。

さらに、編みあがったときの艶や質感は想像以上で、色合いとの相乗効果が一層引き立っていました。今回あらためて、色数が多いことで、ほんの僅かな違いを選べるというメリットにも気づくことができました。


手芸ストア☆あらうだえ 様は、
「手芸愛好家の創造性を応援し、共に手芸の楽しさを分かち合う」という理念のもと、素材を選び、その魅力を引き出し、技法や治具の開発まで幅広く取り組まれています。

今回のデータ公開にあたっても「ユーザーの利便性のため」という目的をご理解いただき、快くサポートしていただきました。ありがとうございました。