日別アーカイブ: 2025年6月9日

斜め編み・丸いかごと四角いかご

長方形の底から立ち上げたとしても、縁が丸いかごがあります。というより、側面を編んで高くなるに従い自然に丸くなっていくのを、折り目をつけて四角くする、という感じでしょうか。

折り目のつけやすさ、つまり折り曲げに必要な力や、曲げた状態が保持されるかなどは使用する素材の特性ですが、斜め編みで対角線に折って縁の処理をする場合、もうひとつ要素があることに気付きました。今更ですが。

試しに作ってみた、丸いかごと四角いかごです。

右側のかごは角を折って四角くしましたが、左側のかごだと角が折りにくい、というのがわかるでしょうか。

並べて、上から見てみましょう。

丸いかごと四角いかご

違いは、縁の角の位置に、バンドがあるのか/バンドの切れ目があるのか、です。二重に重なっているバンドの対角線の真ん中で折る、というのはかなり無理がありますから、四角いかごにしたければ、角は右図のようにすべきでしょう。

そしてこの違いを作るのは簡単、高さです。高さの四角数は0.5単位で設定できますから、対角線にしたければ小数以下を0.5に、角にしたければ整数にすればよいのです。

かごを、折りカラー編みで作るのであれば、最小高さの基準は、(縦の四角数 + 横の四角数)/2 ですから、

丸くしたければ、縦横を、偶数と奇数の組み合わせにする

ということになります。

Square45のデータです。いずれも、高さの半分の位置で折りカラー編みしてください。

p.s. もう一つ作ってみました。サイズが違うのでお片付けも〇