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V1.8.11 リリース

#issue#75,#90 に対応しました。
CraftBandMesh で丸底のかごがデザインできるようになりました。

メイン画面で、底の配置タイプを次の3点から選べます。

  • 直角に交差(横ひも・縦ひも)
  • 放射状に置く(縦ひも)
  • 輪弧に置く(縦ひも)

初期値は「直角に交差(横ひも・縦ひも)」で、従来と互換になります。

Meshのメイン画面に追加

放射状に置く(縦ひも)

このタイプでは、横置きの横ひもは使いません。
「縦ひも」として指定したひもを、放射状に等角で配置します。

底編みの開始は、

  • 円周 = ( 縦ひもの幅 + ひとつのすき間の寸法 ) × 縦ひもの本数

となる径の位置です。[底(楕円)」のタブで指定します。差しひもも可能です。

側面の指定は従来通りです。プレビュー図の例はこんな感じ。

輪弧に置く(縦ひも)

このタイプを選択すると[底(楕円)]のタブが[底(輪弧)]に切り替わります。

指定した本数の縦ひもを「内円の半径」の円周に外接するように配置します。
ひもの長さ(輪弧長)は「底部分の径」として指定した円の内部です。

編み目は、ひもの中心から順に、上・下・上… もしくは 下・上・下… それぞれ何点ずつ連続させるかを6点まで指定できます。

設定画面はこんなです。プレビューで対応する図が見られます。

輪弧の設定画面とプレビュー例

輪弧の機能については、現バージョンでは、テスト機能であり、今後のバージョンアップで機能やファイルフォーマットが、旧バージョンとの互換なく変更される可能性があることをご了承ください。

ダウンロードはこちら
Release v1.8.11 のリリース

※サンプル設定ファイルは、「竹ひご(1幅1ミリ)」「汎用(1幅1ミリ)」の「本幅の幅」に1点をセットしました。また、[編みかた]の「スペース」の「底使用」をONにしました。

六つ目の竹かご

竹細工教室で、六つ目のかごを作りました。

六つ目の竹かご

初心者ですからひごの幅も厚みも不均一。それもあって、編み目の六角形も縁の円も歪んでいます。底は型紙に合わせたものの、立ち上げて側面を編むところで変形してしまいました。普通だと思っていた円形は、職人さんの技術だったということが、よくわかりました。

縁編みは大和結びですが、籐を手芸用のコードで代用しました。内縁と外縁の間も手芸用コードです。

かごに合わせて、データを作ってみました。

縁用に、編みかたの設定に「外縁・内縁を当てて大和結び」を加えたのでこれもつけておきます。また、バンドの種類で「竹ひご(1幅1ミリ)」に「本幅の幅」をセットすることで、集計値やカットリストに、面積長の代わりに幅が表示されるようにしてみました。

飛ばし編みのマルとバツのかご

Ver1.8.10の Squareでは、底と側面で目(すき間)を変えられるようになりましたので、飛ばし編みのかごを作ってみました。マルとバツの模様です。

飛ばし編みのマルとバツのかご

側面は、細幅ですき間なしの追いかけ編みです。CraftBandMesh でデザインすると連続したひもとして計算できるのですが、編み目をデザインするため、CraftBandSquare で作り、周ごと個別を、2段ごと連続、に読み替えました。

底はこんなです。縦横のすき間が小さいので網代に編み、横方向だけ3本幅の差しひもを編みこんで底を埋めました。

飛ばし編みのマルとバツのかご

追加された設定箇所です。

プレビューの編み図です。

データです。側面の編みひもの色は、茶色・空白を交互にしていますので、基本色を変えると段がわかりやすくなります。

V1.8.10 リリース

issue#74,86-89に対応しました。

[規定値]フォルダを選択可能に

[規定値]ボタンから、ひな型として指定したファイルを読み取る機能ですが、従来は1点だけでした。これを、ファイルではなくフォルダ指定に変更しました。既定値フォルダの中にファイルを置くだけで、何点でも、ひな型として使えるようになりました。

各アプリごと、ひな型を置く専用フォルダを作成してください。例えば「mesh-template」「square-template」など。日本語名でもOKです。そして、ひな型として使いたいデータファイル(.xml)をそのフォルダの中に入れてください。

つぎに、それぞれのアプリを起動して、[設定]メニューから[規定値保存フォルダ]を呼び出し、そのフォルダを指定してください。一度指定すれば、以降はいつでも[規定値]ボタンが使えるようになります。

それぞれのアプリの[規定値]ボタンをクリックすると、ひな型専用フォルダの中にあるデータファイルがリストアップされます。選ぶ際の参考に、目標寸法やタイトルなどの情報も表示されます。

①使いたいデータをクリックして選択すると
②画面下部、ロード対象として指定されますので
③[ロードする]ボタンをクリックすると、現データに読み取られます
 (この操作で、ひな型自体が変更されることはありません)

よく使うサイズ、S,M,L をあらかじめ用意しておくとか、楕円底パターンを作っておくとか、自分専用のライブラリが構築できます。

CraftBandMesh のプレビュー画像

Meshのプレビュー画像で、「右上」か「全体」かが選べるようになりました。
他のアプリと同じように、底全体を見られるようになりました。

その他

  • 「バンドの種類」の設定に「基本のひも幅」が増えました。数値をセットしておくと、そのバンドを使って「新規作成」した時の「基本のひも幅」になります。
  • CraftBandSquare で、高さの目(すき間高)として、底の目(すき間)とは異なる数値が設定できるようになりました。変えたい場合は「底とは別」のチェックをONにしてください。
  • 現対象の設定ファイルの識別情報が、表示・編集可能になりました。

ダウンロードはこちら。
Release v1.8.10 のリリース

※サンプル設定ファイルは、「竹ひご(1幅1ミリ)」「汎用(1幅1ミリ)」の「基本のひも幅」を各 5と10にしています。それ以外の変更はありません。

PPバンド・マルとバツのかご(CircleとCross)

斜め編みのかご、ライン模様の応用です。以前ご紹介した鍋つかみのサイト「Piglet’s Potholder Patterns」から、<浮かぶ丸> Floating-Circleと、<十文字> Criss-Cross 模様を組み合わせてみました。

使用した模様はこちら <浮かぶ丸>Floating-Circle-19.png (1274×1649)
<十文字>Criss-Cross-19.png (1274×1649)

マルとバツのかご

試作なのであまり大きくてもと思い、1/2幅で作ったのですが、メチャ歪んでしまいました。キレイに詰められていないので、ラインの模様もデコボコです。それでも何とか、丸とバツには見えるでしょう、、遠くから見れば。

底から見たところ。ラインをつなげるため、正方形です。高さに0.5個をプラスすることで、縁の折り返しが同じ色に重なりました。

マルとバツのかごの底

底編み図です。

[プレビュー2]画像。側面を編むときの編み図です。

CraftBandSquare45 のデータです。

鍋つかみには19本ベースと27本ベースがあり、このかごは19本ベースをもとに作りました。実はその前に、27本ベースのデータも作ってみたのです。もう少し大きく作りたい、上手な方は、こちらのデータも使ってみて下さい。