「網代編み」カテゴリーアーカイブ

網代編みに関連する

中心5網代編みのボックス

名称中心5 網代 編み
名称(読み)ちゅうしん5あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位14 × 14
バンド幅
飛び数1,2,3,5
対称性水平線,垂直線,半回転
備考

佐倉竹芸保存会の「色々な網代編み」からです。
1行目の「中心5」をボックスに作ってみました。

中心5網代編みのボックス

単位が14×14で2模様28本ですが、中心に対して対称にするため、横ひも27本・縦ひも29本です。飛び数に2が出てきます。中心の5を5だけで作れば1,3,5ですが、真ん中に点を置いたため2が加わっています。
底も同じ模様です。

中心5網代編みのボックスの底

編み図です。

データです。底・側面とも、各1単位が入っています。

中心3網代編みのボックス

名称中心3 網代 編み
名称(読み)ちゅうしん3 あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位12 × 12
バンド幅
飛び数1,3,5
対称性水平線,垂直線,半回転
備考

佐倉竹芸保存会の「色々な網代編み」からです。
1行目の「中心3」をボックスに作ってみました。

中心3網代編みのボックス

単位が12×12で2模様24本ですが、中心に対して対称にするため、横ひも23本・縦ひも25本です。底も同じ模様です。

中心3網代編みのボックスの底

編み図です。

データです。底・側面とも、各1単位が入っています。

色々な網代編み

伝統的な網代編み模様を探していて「色々な網代編み」というWebページを見つけました。ページは、千葉県の佐倉竹芸保存会のサイトの中にあります。佐倉竹芸保存会は、竹工芸の創作活動を目的に40年前に設立され、受賞履歴多数、定期的な作品展も行われているそうです。

色々な網代編み」のページには、21点の網代編み模様が、パソコンで描かれた詳細な編み図とともに掲載されています。

模様の使用について、佐倉竹芸保存会に問い合わせたところ、副会長・幹事の菅 勇二様より、

古くからあるパターンですので、お好きなように、お使い下さい。

とのお返事をいただきました。菅様、ありがとうこざいます。

掲載されている模様の名前は次の通りです。ここから、今までにない模様を試してみようと思います。

1列目2列目3列目4列目5列目6列目7列目
網代編み中心1中心3中心5中心7桝網代開き網代
市松模様変形桝網代変形桝網代2変形桝網代3変わり小桝変わり小桝2変わり小桝3
綸子模様組み換え網代組み換え網代2元禄模様花桝網代波網代(1,3,5)波網代(1,3,5,7)
※名前がリンクになっています※

二本寄透かし網代のかご

名称二本寄透かし 網代 編み
名称(読み)にほんよせすかし あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位4 × 4
バンド幅水平・垂直とも、4本中1本は倍幅
飛び数2
対称性
備考

ひきつづき「八女市伝統工芸館」の「竹編組見本」からです。
「68 二本寄透かし網代」で浅いかごを作ってみました。

組み方は2つ飛び網代編みですが、4本中1本が倍の幅になっています。上下左右半分の目の 四つ目の設定とし、かご側面を少し広げるようにしました。

二本寄透かし網代のかご

底から見ても、同じ模様です。

二本寄透かし網代のかごの底

型紙印刷したので作るのはわりと簡単だったのですが、目のサイズはちょっとずれてしまっています。簡単に、つまりアバウトに作っちゃダメってことですね。

データです。

流し網代編みのボックス

名称流し 網代 編み
名称(読み)ながし あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位34 × 34
バンド幅
飛び数2,13
対称性半回転
備考

ひきつづき「八女市伝統工芸館」の「竹編組見本」からです。
「66 流し網代」でボックスを作ってみました。

2つ飛び網代編みが3セット、うち1セットが2つ飛びではなく13飛びになっている、といったらいいでしょうか。2の代わりに13ですから、

(2+2) + (2+2) + (13+13) = 34

で、34 × 34 が単位です。この「13」については、 竹編組見本から数えたつもりですが、多少ずれているかもしれません。実際、「13」でなくても、5でも10でも20でもいくつでも作れそうです。

流し網代編みのボックス

ひとつの側面にひと模様34本としたため、サイズ的に4本幅で作りました。4本幅は3つ飛びでもそのままでは無理で、湿らせて詰めなければならないところに、13飛びが入るのですから、なかなかきれいには作れません。上手に作れれば、ひもも揃うし斜めの線も真っ直ぐになるのでしょうけれど、素人には難しいです。

底も同じ模様にしました。でも、側面とは位置をずらしています。

流し網代編みのボックスの底

データです。底・側面とも、各1単位の模様が入っています。