「アプリ」カテゴリーアーカイブ

シリーズのアプリや使い方、サイトに関して

V1.8.12 リリース

issue#91対応、Meshの輪弧関連修正&追加を行いました。
ただし、輪弧についてはまだ、V1.8.11と同じくテスト機能です。

機能追加箇所

  • 二枚の輪弧が指定できるようになりました(①)
  • 合わせ位置を指定すると、プレビュー図に、二枚の輪弧を重ねて描画します(②)
  • 設定に便利そうな計算値を、何点か追加表示してみました

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Release v1.8.12 のリリース

V1.8.11 リリース

#issue#75,#90 に対応しました。
CraftBandMesh で丸底のかごがデザインできるようになりました。

メイン画面で、底の配置タイプを次の3点から選べます。

  • 直角に交差(横ひも・縦ひも)
  • 放射状に置く(縦ひも)
  • 輪弧に置く(縦ひも)

初期値は「直角に交差(横ひも・縦ひも)」で、従来と互換になります。

Meshのメイン画面に追加

放射状に置く(縦ひも)

このタイプでは、横置きの横ひもは使いません。
「縦ひも」として指定したひもを、放射状に等角で配置します。

底編みの開始は、

  • 円周 = ( 縦ひもの幅 + ひとつのすき間の寸法 ) × 縦ひもの本数

となる径の位置です。[底(楕円)」のタブで指定します。差しひもも可能です。

側面の指定は従来通りです。プレビュー図の例はこんな感じ。

輪弧に置く(縦ひも)

このタイプを選択すると[底(楕円)]のタブが[底(輪弧)]に切り替わります。

指定した本数の縦ひもを「内円の半径」の円周に外接するように配置します。
ひもの長さ(輪弧長)は「底部分の径」として指定した円の内部です。

編み目は、ひもの中心から順に、上・下・上… もしくは 下・上・下… それぞれ何点ずつ連続させるかを6点まで指定できます。

設定画面はこんなです。プレビューで対応する図が見られます。

輪弧の設定画面とプレビュー例

輪弧の機能については、現バージョンでは、テスト機能であり、今後のバージョンアップで機能やファイルフォーマットが、旧バージョンとの互換なく変更される可能性があることをご了承ください。

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Release v1.8.11 のリリース

※サンプル設定ファイルは、「竹ひご(1幅1ミリ)」「汎用(1幅1ミリ)」の「本幅の幅」に1点をセットしました。また、[編みかた]の「スペース」の「底使用」をONにしました。

V1.8.10 リリース

issue#74,86-89に対応しました。

[規定値]フォルダを選択可能に

[規定値]ボタンから、ひな型として指定したファイルを読み取る機能ですが、従来は1点だけでした。これを、ファイルではなくフォルダ指定に変更しました。既定値フォルダの中にファイルを置くだけで、何点でも、ひな型として使えるようになりました。

各アプリごと、ひな型を置く専用フォルダを作成してください。例えば「mesh-template」「square-template」など。日本語名でもOKです。そして、ひな型として使いたいデータファイル(.xml)をそのフォルダの中に入れてください。

つぎに、それぞれのアプリを起動して、[設定]メニューから[規定値保存フォルダ]を呼び出し、そのフォルダを指定してください。一度指定すれば、以降はいつでも[規定値]ボタンが使えるようになります。

それぞれのアプリの[規定値]ボタンをクリックすると、ひな型専用フォルダの中にあるデータファイルがリストアップされます。選ぶ際の参考に、目標寸法やタイトルなどの情報も表示されます。

①使いたいデータをクリックして選択すると
②画面下部、ロード対象として指定されますので
③[ロードする]ボタンをクリックすると、現データに読み取られます
 (この操作で、ひな型自体が変更されることはありません)

よく使うサイズ、S,M,L をあらかじめ用意しておくとか、楕円底パターンを作っておくとか、自分専用のライブラリが構築できます。

CraftBandMesh のプレビュー画像

Meshのプレビュー画像で、「右上」か「全体」かが選べるようになりました。
他のアプリと同じように、底全体を見られるようになりました。

その他

  • 「バンドの種類」の設定に「基本のひも幅」が増えました。数値をセットしておくと、そのバンドを使って「新規作成」した時の「基本のひも幅」になります。
  • CraftBandSquare で、高さの目(すき間高)として、底の目(すき間)とは異なる数値が設定できるようになりました。変えたい場合は「底とは別」のチェックをONにしてください。
  • 現対象の設定ファイルの識別情報が、表示・編集可能になりました。

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Release v1.8.10 のリリース

※サンプル設定ファイルは、「竹ひご(1幅1ミリ)」「汎用(1幅1ミリ)」の「基本のひも幅」を各 5と10にしています。それ以外の変更はありません。

巻きひもの長さの計算

「巻きひも」の長さを計算できますか?というご質問がありました。

例えば、8本幅のバンドを2枚重ねて芯とし、そこに2本幅を巻き付けるとしましょう。巻き部分の長さを40センチとすると、巻きひもの長さは何メートルくらい必要でしょうか。

芯ひもと巻きひもの関係は、こんなです。(長さは省略しています)

設定の「付属品」には「巻きひも」を指定する機能があります。サンプル設定データで近い例は「持ち手(二重)」です。ここに40センチを設定すると、巻きひもの長さは約3.9メートルと表示されます。

こんな操作です。

まず、いずれのアプリでも良いのですが、ここではCraftBandMeshを起動し、バンドの種類選択で、計算したいバンドを選びます。

次に、[追加品]のタブを開いて「持ち手(二重)」を選択し、巻き部分の長さ40センチ(400mm)を入力して[追加]します。

「持ち手(二重)」に必要な、“持ち手ひも(芯ひも)”と、“巻きひも”の行が追加されます。行が追加されたら、それぞれの「何本幅」を8と2にしてください。8本幅の芯ひも、2本幅の巻きひも、ということです。

巻きひもの長さは 3856mmと表示されました。約3.9メートルです。ここに、予長を任意に「ひも長加算」して、「出力ひも長」(カット長)とすることができます。
[ひもリスト]ボタンをクリックすると、これらの数値を表で得られます。


では、この計算の根拠はどうなっているのでしょうか。

[設定]メニューの[付属品]から、現在登録されている付属品のデータベースを見ることができます。この中から、先ほど使用した付属品名「持ち手(二重)」が、どうなっているのか、見てみましょう。登録は2行、こんな値です。

長さの計算式については「[設定]-[付属品]画面」ページに仕様が説明されています。
巻きひもの式と、今使った数値を併記してみましょう。

ひと巻きの長さ = 2 × (芯ひもの「何本幅」の幅(*1) + 巻きの厚み(*2) )
 26.9 ← 2 * (8本幅ぶんの幅[選択したバンドでは約9.8mm] + 3.63 )

巻き数 = ( 長さ(*3) / 巻きひもの「何本幅」の幅(*4) ) × 巻き回数比率(*5)
 143.3 ← (400mm / 2本幅ぶんの幅[選択したバンドでは約2.5mm] ) * 0.88

ひも長 = ひと巻きの長さ × 巻き数  + ひも長加算(*6)
 3856 ←     (26.9 * 143.3 )  +    0

太字の「巻きの厚み 3.63」「巻き回数比率 0.88」「ひも長加算 0」は、付属品データベースに設定されている値です。サンプルには試作に基づく経験値がセットされていますが、ユーザーが任意に変えることができます。

  • 「巻きの厚み」は、きつく巻くと小さく、緩く巻くと大きい
             硬いバンドは大きく、薄く柔らかいバンドだと小さい
  • 「巻き回数比率」は、すき間なく詰めると1に近づき、すき間が空くと小さくなる
  • 「ひも長加算」は、最初の図、巻きひものひも長加算(a)+(b) に相当する値

3.63, 0.88, 0 という値は、絶対値ではありません。ユーザーが任意に変えられる値です。
計算値と実測値が合わない場合は、何点か自分の数値をゲージとして計測することで、これら係数を自分に合わせた値に修正してください。

また、明らかに違う属性や巻き方をする場合は、別の名前で別の付属品を登録してください。「持ち手(二重)」の流用ではなく、例えばブレードとして使いたいとか、芯ひもを3枚にしたいとか。わかりやすい名前で、用途に合わせた専用の付属品を作りましょう。

データベース値は、個別の作品とは別に、ユーザーの設定ファイルに保持されていきます。いちど登録しておけば、どのアプリでも、次からは選ぶだけで、“いつもの付属品”と“自分の値”を得られるようになります。

作りたい方へ。データをサポートします!

サイトの試作例を見て、作ってみたい・使ってみたいと思われた方、
この機会に是非、CraftBandMeshシリーズを試してみませんか。

A. アプリを使う環境がない方

パソコンがない・windowsに対応していないなど、アプリを動かせない方。

  • ご希望をお聞きして、データを作ります。
  • アプリの出力をお渡しします。
    (画像ファイルやCSVファイルなどのデジタルデータ)

B. うまく使えないという方

アプリを動作させる環境をお持ちで、試しているけれど、よくわからないという方。

  • データ作りをサポートします。
  • 作成されたデータのチェック&アドバイスをします。

共通の条件

対象者

  • 作りたい作品の具体的イメージを持っており、作ろうとされている方
  • メールベースでコミュニケーションできる方。
  • できた作品や、アプリに関するフィードバックをいただける方。

対象作品

  • CraftBandMeshシリーズのアプリで対応可能な形状であれば何でも。
    (立体的なかご、平たいポーチ、ペーパークラフトやメッシュワークの模様など)
  • サイトの試作例の色違い・サイズ違いなどもOK。

その他

  • 納期やノルマのない、趣味レベルの対応です。料金はありません。
  • アウトプットはデジタルデータだけです。作り方の手順は含まれません。
  • 可能な期間中、随時の対応とします。予告なく終了の可能性があります。

ご希望の方は「お問合せ」からご連絡ください。イメージが曖昧な点は具体化できるようお手伝いしますので、興味を持たれましたらお気軽にお試しください。
ご質問は「お問合せ」の他、このページのコメント欄・ユーザーズフォーラムでもOKです。

Q&A

QA
どんな「かご」でも良いのですか?アプリで作れる形状は、四角底、楕円底、斜め網代、北欧編み、四つ畳み編み、PPバンドのかご、六つ目(鉄線・華編み)、です。
どのように依頼したらよいのでしょうか?何を作りたいのか明確に教えてください。例えば、サイトの試作例・実物の写真で示していただくとか。及びサイズや材料の情報です。
「レシピ」としていただけるのは何ですか?使用したアプリの出力ファイルです。底を中心とした図、バンドの配置・本数・長さなどの表。Knot,Square,Square45 には、側面図と3Dが加わります。
スマホしか持っていないのですが「レシピ」は使えますか?画像やcsvファイルはスマホでも見られます。このページ末にサンプルを載せていますので、開いてみてください。
棚に合わせて作りたいのですが、サイズはどのくらい正確でしょうか?使用するバンド幅と詰め方が正確であれば、2~3%、ざっくりであれば5%~10%レベルでしょうか。型紙にして合わせれば確実でしょう。
手持ちのバンドがあります。その残り長さに合わせてデザインしてもらえますか?バンドの合計値が、ご指定の長さになるように調整することは可能です。
バンドを購入予定です。手元にないバンドでもよいですか?幅や色や折ったときにプラスする厚さなど、具体的な値を教えていただければ、その数値で作ります。
かごの作り方を教えてもらえるのですか?残念ですが、教える能力がありません。本やネットで調べたり、先生に教わってください。
かごを作ってもらえないでしょうか?残念ですが、上手に作る能力がありません。お近くの作れる方に、レシピをお渡しして作ってもらってください。
すぐに対応してもらえるのでしょうか?状況次第です。確実なお約束はできません。
料金はかかりますか?無料です。
なぜ無料なのですか?デジタル情報だけの受け渡しだからです。アプリの適用事例から機能改善や追加のヒントが得られればと考えています。

出力ファイル例

試作例については、SiteMap冒頭の「画像一覧」を参考にしてください。

以下は「CraftBandSquareによる網代模様かごバッグのデザイン例」で作ったデータの出力です。このようなデジタルファイル(pdf化も可能)をメールでお送りします。

※3Dモデルファイルは、一式をzip化しています。ダウンロードして、オンライン3Dビューアーなどにアップロードすればスマホでも見られます。パソコンなら展開してobjファイルを開いてください。