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模様データが含まれるかご

PPバンドの花模様のデータ

PPバンドのかご、典型的な花模様です。
1歳の女の子用に作ってみました。まだ、2本の持ち手を掴んで歩くのは難しいので長めのワンハンドル、ぬいぐるみなども入れやすいよう、正方形です。

CraftBandSquare のデータですが、PPバンドは今まで1/2に割く想定で、2本幅扱いとしてきました。でも、この模様の場合、斜めに差すのは1/4幅となります。そのため、[バンドの種類]の編集画面で、従来のPPバンドを複製して「PPバンド(4本幅扱い)」を追加しました。そして本幅の設定を4本幅とし、1/4が1本幅として指定できるようにしました。

縁の始末については、PPバンドでは「内外に折り内と外に縁ひもを差し込む(PPバンド)」を使っています。大きなかごを想定して、折り返しがひも幅の7倍となっており、小さいかごでは長すぎるのですが、とりあえず編みかたの設定はそのままとし、ひも長加算(縦横端)にマイナス値を設定して短くしています。

横(水平)の差しひも、45度と135度の差しひもは指定できますので、展開図はこんなです。

同色でクロスする45度と135度の差しひもは、作る時には1本にして折り返しています。また、設定の色は白だと線が見えないためグレーにしていますが、白に読み替えてください。

データです。

PPバンド3色の模様・縦ストライプ

3色の横ストライプを試したとしたら、次は縦のストライプでしょう。3色を使ったプラかご、最もシンプルな模様です。

作ってみました。

フランス模様

横ストライプの上下パターンを「上下交換」すると縦ストライプになります。そう、横ストライプのかごの内側は、縦ストライプだったのです。横ストライプも柔らかい感じでしたが、縦ストライプの方がより柔らかい(頼りない)感じです。

先の反省を活かして、縦ひもの数を1本増やして3の倍数ではないようにし、横ひもの並びも入れ替えました。

プレビュー図は展開図であり、編み図でもあるのですが、こんなです。

右側面と左側面は縦ストライプになっていませんが、編むときには上側面や下側面同様、縦ストライプになるようにしました。

4側面それぞれ別のパターンを持つよう修正できなくはないですが、そうなると、同じでよい場合も個別に’同じ’になるよう設定しなければならなくなり、それも面倒です。とりあえず2パターンあれば良しとすることにしましょう。

データです。

PPバンド3色の模様・横ストライプ

CraftBandSquareは「ひも上下」のタブで、縦・横・側面の上下パターンを編集することができます。平編みパターンをひとつ大きくした3×3のパターン、3色で試してみることにしました。

でも、3色だと反対側の側面では色の並びが逆になります。ですので、上下パターンも変えられるようにした方がよいとわかりました。 issue#25 で展開図の上と右、下と左で、別のパターンを持つように修正しました。

1×1が含まれるためクラフトバンド/紙バンドでは難しいので、プラかごを作ってみました。シンプルな横ストライプです。

ドイツ模様

設定したパターンはこんなです。

上と右
下と左

でも、作ってみてわかったのは、垂直ひもの色が重なるのはまずいということです。

右側面図の最下は、下側面の最右と同じ、イエローのバンドです。
左側面図の最上は、上側面の最左と同じ、黒のバンドです。

同じ色が続き、上下に編まれず、構造が弱くなっています。その部分を差しひもで補強しました。図では1/2幅で示していますが、1/4幅くらいの細いバンドを使いました。

横につながる模様ですので、3本をセットにして並べる必要はないのでは?
この模様の場合はもう少し改良の余地がありそうです。

データです。

八つ目のかご

上下左右半分の目の四つ目のかごのバリエーションです。斜めの差しひもを、

  • 7本幅 → 2本幅 + 3本幅分のスペース + 2本幅

に読み替えて作ってみました。

2本幅の四つ目に、斜めの差しひも、7本幅・45度と135度、2本ごとに設定して型紙を印刷しました。そしてまず、四つ目の枠部分を作り、間に2本幅・2本セットで斜めに差しました。2本幅だと、糸のように、細いすき間も裏表に通すことができます。和風イメージで作れたので、縁を1本幅でかがってみました。

型紙はこんなです。差しひもは7本幅。

型紙のデータはこちら。

そして、カットリスト出力用に、差しひもを各2本幅2本に変えたデータがこちら。

斜め網代編みの底の模様(3)

横の線が長く伸びるパターンの底が組めたところで、立ち上げて側面を編み、縁をかがりました。できたかごが、こちらです。

底から見るとこんなです。

どうでしょうか。ちょっとは上達したかな、と言いたいところですが、今回は、先生に教えていただいたのです。アトリエ・プチ・マロウのバスケット部、私にとって初めての教室です。

ゆがみを整形するためにはボンドでの固定は最後にした方がいい、だからこれで底の4隅の角を留めてください、と渡されたのがヘアピン。型紙に書かれていた底の延長線を目安に留めたのですが、位置を1本分、間違っていました。先生から、その位置ではパターンがつながらないとの指摘があり修正できましたが。

また、折り位置に霧を吹き、手でなじませてから立ち上げること、まず角・次に1~2段づつんで組んでいくこと、などを教えていただきました。側面を編む際のひもの固定には、先までしっかり留まるワニ口クリップが良いということで貸していただき、確かに、指先が挟まれても簡単には抜けないくらい、しっかり留まることを体感しました。

すき間が空いていたり歪んでいたりすると、先生が目打ちを使って直してくださるのですが、すごく手が早くて、え?今何をされたの?どこがどうなったの?と思っているうちに、見ると、魔法のようにきれいになっているのです。

ということで、先生の手をお借りしてですが、横の模様を優先した斜め網代編みのかご、形にすることができました。

作ってみてわかったこともあります。横に模様が長く揃ったことで、蛇腹/アコーディオンみたいに伸び縮みするのです。最後に縁をボンドで固めることで、だいぶ固定されますが、途中は力を入れ過ぎないようにしないと形が変わりやすい。底の中央線で4分割というルールには、4方向に分散することで固定に役立つ機能もあるのだなと、改めて理解しました。

データはこちらです。