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PPバンドのかご

PPバンド・ウルトラのかご

メタリックピンクでお洒落なかごを、と思って作り始めたのですが、「ウルトラマンの色みたい、ウルトラのかごだ」というコメントがあり、まぁそれもありかもと受け入れることにしました。

ウルトラのかご

マチ部分を折りカラー編みし、広く残ったクロス部分をそのまま三角形に編んでいます。中と底です。

バンド長がイレギュラーなので、縁の始末としてではなく、加算長として必要な長さを加えました。そして最後に、全体にプラスする値として「ひも長加算(一端)」をセットしました。

長さを測って配置するより型紙を選びました。40枚中16枚の印刷でした。

データです。印刷するのであれば、グレーとピンクは見にくいので、上のように一時的に違う色に変えると良いです。

斜め編み・丸いかごと四角いかご

長方形の底から立ち上げたとしても、縁が丸いかごがあります。というより、側面を編んで高くなるに従い自然に丸くなっていくのを、折り目をつけて四角くする、という感じでしょうか。

折り目のつけやすさ、つまり折り曲げに必要な力や、曲げた状態が保持されるかなどは使用する素材の特性ですが、斜め編みで対角線に折って縁の処理をする場合、もうひとつ要素があることに気付きました。今更ですが。

試しに作ってみた、丸いかごと四角いかごです。

右側のかごは角を折って四角くしましたが、左側のかごだと角が折りにくい、というのがわかるでしょうか。

並べて、上から見てみましょう。

丸いかごと四角いかご

違いは、縁の角の位置に、バンドがあるのか/バンドの切れ目があるのか、です。二重に重なっているバンドの対角線の真ん中で折る、というのはかなり無理がありますから、四角いかごにしたければ、角は右図のようにすべきでしょう。

そしてこの違いを作るのは簡単、高さです。高さの四角数は0.5単位で設定できますから、対角線にしたければ小数以下を0.5に、角にしたければ整数にすればよいのです。

かごを、折りカラー編みで作るのであれば、最小高さの基準は、(縦の四角数 + 横の四角数)/2 ですから、

丸くしたければ、縦横を、偶数と奇数の組み合わせにする

ということになります。

Square45のデータです。いずれも、高さの半分の位置で折りカラー編みしてください。

p.s. もう一つ作ってみました。サイズが違うのでお片付けも〇

PPバンド・ふた付きケース

Ver1.8.13 で、個別の加算長が設定できるようになったので、ふた付きケースに応用してみました。こんなです。

ふた付きケース

ハガキが余裕で入るくらいのサイズ。コーヒーフィルターがちょうど入ります。留め具はありませんが、ぴったり閉まります。

Ver.Upでこんなデータがデザインできるようになった…わけではなく、本体とふた、それぞれ個別のデータです。二つのデータを組み合わせて、本体とふたの縦ひもとなる黄色のバンドを、足し合わせた長さで作りました。連結部分は、両方のデータに描かれていますが、実際にはひとつです。

本体のすき間を0.2ミリ・ふたのすき間を0.5ミリにして、箱としては3ミリほどの差になります。コの字型に、連結部分と分離したので、重ねられるようになりました。

CraftBandSquareのデータです。

PPバンド・3色チェックのかご

2色2点の繰り返しに敗北したので、同じサイズを2色3点の対称な繰り返しに変えて試してみました。色も、透けないグレーと黒に変えた、モノクロームのかごです。

3色チェックのかご

全体が同じ模様になりました。普通にカラー撮影したのに、白黒写真みたいです。

底と内側です。横の四角数に対応した、数の多い方を外側に折り返しました。

折り返す前はこんなです。

Square45のデータです。

PPバンド・ベビーブロックのかごバッグ

以前作った鉄線編みのかごバッグと同じ、3方向3色模様を折りカラー編みで試してみました。色とサイズは違いますが、同じベビーブロックです。

ベビーブロックのかごバッグ

斜め編みと違って3軸だと、全ての色の置き変えを折り返しで済ませることは難しそうです。底での色替えと併用とし、横ひも6本、真ん中で2色を重ねました。底の長方向となる、いちばん処理しやすい場所です。

折り返し前はこんなです。ここから、縁の中央となる3本を折りカラー編みしました。

完成した底はこんな感じ。模様はあまり考慮せず、側面からの折り返しを長めに差し込みました。

ベビーブロックのかごバッグの底

先に、底でバンド色を切り替えた時と比べてみました。

比較ポイント底での色替え折りカラー編み
横ひも、3本、2箇所の処理各側面異なる色になるよう、底で2色を重ねる(難易度低)同左
斜め60度と120度・短辺となる3本、4箇所の処理各側面異なる色になるよう、底で2色を重ねる(難易度高)倍の長さのバンドを折って重ねる
色替え処理の手間短辺の六角形箇所に集中するので、編み目と合わせて、ちょっと手間がかかる折り返しに手間がかかるが、編まれているバンドに重ねるだけなので意外と簡単
必要なバンドの長さ底で重ねる分、長くなる側面を折り返す分、長くなる
かごの高さ自由に作れる折り返し位置固定

斜め編みほどのメリットはなさそうですが、作り方のひとつの選択肢にはなるのではないでしょうか。

CraftBandHexagonのデータです。