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小さいかご

パイナップル模様のかご

バンドの種類」のページ、「製品情報」セクションで、秋山工業株式会社様のご協力を得て、「ひらりカラー」の設定データを公開しました。この設定データを使って、かごを作ってみました。こんなです。

パイナップル模様のかご

底は二枚の輪弧編みで、側面は鉄線編みです。六角形の底からでは作れない模様ということで亀甲にしてみたら、色の組み合わせもあって、パイナップルみたいになりました。底はこんなです。

パイナップル模様のかごの底

輪弧編みは、そもそもが竹の弾性、そして、クラフトバンド/紙バンドでは、固定の幅と厚さが輪弧を作ります。それらがなくても、型紙があれば作れる、そんな例とでも言いましょうか。

meshのデータです。「ひらりカラー」の設定データをインポートしてから、開いてください。

hexagonの底板のデータです。

北欧編みの2色の小かご

以前、北欧編みの小かごを作りました。その同じサイズを、折りカラー編みで2色にしてみました。同じように持ち手もつけてみました。

北欧編みの2色の小かご

普通の12本幅のクラフトバンド/紙バンドですので、作れるんだろうかと思いつつだったのですが、何とかなるものですね。地はバンドが4重、持ち手の差し込み位置に至っては6重になっているのですが、それがぷっくりした形になって、むしろカワイイかも。すき間も埋まりました。

内側と底はこんな感じ。

北欧編みの2色の小かごの内側と底

横の四角数5・縦の四角数3・高さの四角数3です。全クロスの高さは(5+3)/2 = 4ですので、高さはマイナス1、底の4端を色替えしました。

内側からの底編み図です。

縁の折り位置。横の四角数に対応した5点を外側にした方が作りやすいです。

データです。

こんな感じで編みました。

動画で使っている底編み図の実寸pdfです。枚数が多いので、底部分だけ印刷してもよいかも。

輪弧編みの3色のかご 2

ということで、同じサイズで、飛び数(連続数)を 5-1 にしたかごを作ってみました。先と同じ3色の輪弧ですが、合わせる位置を2本分ずらした、ちょっと違う模様です。

輪弧編みの3色のかご・その2

5-2 の時に比べると、輪の部分からの編み目も自然ですし、底板も固定されました。

輪弧編みの3色のかご・その2

底、つまり立ち上げ位置でサイズが決まりますが、側面を詰める想定なので「底の周に対するひも幅の割合」の値がほぼ50%となる設定です。上の写真を見ても、折り位置が、重ならずに一番詰まった状態になっています。

でも、側面は詰め切れずにすき間が空いているので、その分広がっています。Square45で試算してみると、すき間0.5mmにつき周が4cm強増えますので、サイズ的にもほぼその位(しかもランダムに..)かな、という感じです。

プレビュー図です。

底板です。

CraftBandMesh V1.8.12 のデータです。

CraftBandSquareのデータです。

輪弧編みの3色のかご

輪弧合わせでは、1枚目と2枚目通しで色が設定できることがわかりましたので、3色のかごを作ってみました。3つ飛びにするので、4本幅です。

輪弧編みの3色のかご

飛び数(連続数)の設定は、5-2 にしてみました。最初の’5‘については、サイズや本数から編める最小ですが、2番目の飛び数は何で決まるのでしょうか。’2‘や’1‘での作例はあるものの、何故その数値なのか、理由が説明されていないのです。

推測してみました。

  1. 編める数値を選んでいる(板の曲がり具合)
  2. 合わせた後の全体の編み目を想定している
  3. 合わせるための数を選んでいる(どんな条件?)
  4. 以外?

仮に2.だとすると、全体を3つ飛びの網代編みにするから、’1‘より’2‘の方が近いかな、と思ったのです。

でも、今クラフトバンド/紙バンドで作っているのは、合わせ位置=底の立ち上げ位置となるようなかごです。実際作ってみると、最初の’5‘が大きいところに、折り位置に’2‘が加わるので、間が空きすぎて底板が浮いた感じになってしまいました。なので、底を少し編みかえて固定しました。

結局、外側は 5-2 ではないイレギュラーです。内側(最初の写真)はまだ 5-2 ですが。

ということで、クラフトバンド/紙バンドについては、1.曲がりの制限はないし、2.全体の編み目は2枚で倍になりますから、2番目の飛び数は’1‘にした方が良さそうです。

底板は、Squareで同じ並びの網代編みを作りました。

CraftBandMesh V1.8.12 のデータです。

CraftBandSquare のデータです。

PPバンド・輪弧編みのかご

PPバンドでも、輪弧編みのかごを作ってみました。1枚あたり16本、輪弧合わせで32本です。ボウルみたいな形になりました。

PPバンド・輪弧編みのかご

15ミリという幅広ですから20本だと径が27センチくらいになり、ちょっと大きすぎるので16本に減らしました。それでも20センチ強です。

側面は、PPバンドですので斜め編み、縁の始末は「対角線に折って差し込む」です。[編みかた]の設定で、これと「ノコギリ状に折って差し込む」の2点、今まではSquare45だけだったのを、Meshでも使えるようにチェックをONにしました。

輪弧まではバンドだけでも組めましたが、底板・輪弧合わせには GPクリアーという接着剤を使いました。底板はシックススター2色です。

Meshのプレビュー図です。赤の補助線で、底板のサイズを入れました。

Hexagonの底板です。赤は同サイズのカットライン、黒は内円サイズの補助線で、接着剤をつける目安にしました。

データです。CraftBandMesh、V1.8.12 で開いてください。

底板、CraftBandHexagonのデータです。