~アプリで拡がるかご作りの世界~
クラフトバンド・ラボは、かご作りを「構造」として楽しむためのサイトです。
かごは、一本ずつ手で編み上げる手仕事です。
けれど同時に、規則の繰り返しによって成り立つ構造体でもあります。
本サイトでは、その編み目の規則や寸法の関係を整理し、アプリを使って設計できるようにしています。
- 感覚で編む楽しさはそのままに、形の仕組みを見える化する。
- 寸法を変えても破綻しない形、規則を保ったまま展開できる模様。
そうした「設計としてのかご作り」を扱っています。
データは数値として管理され、保存や再利用、調整が可能です。
手芸としても、構造設計としても楽しめる世界を目指しています。
はじめての方は、まず身近な形から試してみてください。
編むことと、設計すること。
そのあいだを行き来する面白さを、ここで体験していただければ幸いです。
1. コアツール:5つのパラメトリックデザイン・フリーソフト
作りたいかごの形状に合わせて、専用の計算・描画アプリ(Windows用フリーソフト)を開発・公開しています。まずはご自身の用途に合ったソフトをダウンロードして、数値を入力してみてください。(CraftBandMeshシリーズについて)
- CraftBandSquare
ベーシックな四角底のかご設計用。上下の編み目の単位や、差しひもの配置も指定できます。 - CraftBandSquare45
北欧編み・斜め網代編みなど、45度(斜め)立ち上げをベースにした設計用ツール。ワンクリックで編み目が作れます。 - CraftBandHexagon
六つ目編み・鉄線編みなど、60度交差(六角形)ベースの設計用。差しひもを指定して華編みも設計できます。 - CraftBandMesh
楕円底や円底・輪弧底に対応。データベースに登録した編みかたから選んで組み合わせるだけ。計算パラメータも自由に設定できます。 - CraftBandKnot
四つ畳み編みの専用ツール。ゲージや開始コマ位置が指定できます。
💡 アプリの導入方法
はじめての方は、まずこちらのインストール手順をご確認ください。
👉 はじめての起動・インストール手順(お任せ/手動)
2. ダウンロードしてすぐ試せる「オープンデータ(XML)と試作例」
各ソフトウェアで設計したデータは、サイト上の試作記事から「XMLファイル」としてダウンロード可能です。アプリに読み込ませることで、当サイトの試作モデルをご自身の手元で即座に再現・改変(パラメーター調整)することができます。
- 使用例・出力例ギャラリー ソフトウェアからどのような図面(画像・テキストなど)が出力されるのか、視覚的に確認できます。
- 網代編み模様のデジタルコレクション
伝統的な3つ飛び網代編みの模様をデジタルデータ化して配布しています。アルゴリズミックなテッセレーションパターンの展開に興味がある方には一押しのコンテンツです。キーワード「網代編み模様のインデックス」で検索してください。
3. 分析・アルゴリズムを楽しむ(Deep Dive)
「かごの寸法はどのように計算されているのか?」「編み目はどのように生成しているのか?」など、表面的な手芸の枠を超え、構造的・数学的なアプローチに関心がある方向けの分析記事です。
- 編み模様の生成 (Weaving Pattern Generator)
CraftBandMeshシリーズは立体のかご設計だけでなく、「2Dの編み模様ジェネレーター」としての顔も持っています。バンドの幅・色・上下関係のルール(アルゴリズム)を指定するだけで、複雑な網代編みや鉄線編みのテッセレーションパターンを画像やベクターに近い形で自動生成・プレビューできる、他のソフトにはない強力な特徴です。 - タグ:math(数学的考察)の記事一覧
- 折りカラー編み(OriColorWeave)の特許・構造について
- 「ファブ」「アプリ」「メッシュワーク」などの各カテゴリー一覧から、技術寄りのディープな試作記録をお読みいただけます。
4. 現在の連載・最新の探求(PPバンドのステッチ・アルゴリズム)
クラフトバンド・ラボでは機能の追加と共に、都度新しいテーマで試作・実証を行っています。現在はPPバンド(プラカゴ)の後差し模様(ステッチ)を独自の体系で分類し、アルゴリズミックに展開・連載中です。
- プラかごの後差し模様(ステッチ)の体系と進化 当サイトでは、ステッチの依存関係(何に留めるか)を以下の「レベル」としてロジカルに定義しています。
- レベル0(フレーム): ベースとなるかご本体
- レベル1(直交・シフト積層): レベル0を足場として水平・垂直・独自の角度で重ねる層
- レベル2(斜交積層): レベル1の交差を利用して初めて成立する、45度などの斜め方向の層
- PPバンド・ステッチ連載シリーズ
従来から見られたステッチから始まり、ベースとなるレベル0が「ストライプ」「ギンガムチェック」などと組み合わせたレベル1の実証を重ね、現在はより複雑な「レベル2ステッチ」の試作フェーズに突入しています。パラメトリックな実験の最前線をぜひご覧ください。
キーワード「ステッチのインデックス」で検索すると該当例に絞れます。
5. ユーザーズフォーラムで共有・質問する
ソフトウェアの機能・操作に関するご質問はもちろん、「自作のXMLデータの共有」「新しい編み方のアルゴリズム提案」など、Makerやコミュニティメンバーとの交流の場を設けています。
さあ、数値を入力して、あなたも「ロジカルハンドメイド」の世界を体験してみましょう!