先の仕様に基づき実装した、ゲージ設定画面です。
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選択したバンドの種類名に対して、右上に係数値が表示されています。
初期状態は、係数は先の仕様の既定値、計算値はそれに基づいて計算した値です。
それぞれの本幅に対して、コマ寸法と要尺の実測値を入力するカラムがあります。各セルに値を入力し、保持することができます。
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入力後、[係数取得]ボタンをクリックすると、各セルの実測値をもとに、係数a,係数bを計算・取得するとともに、以降そのバンドの種類名に対する計算値算出に使います。少なくとも2点の実測値があれば計算できます。どの値を使うかは[係数取得区分]のチェックボックスで指定でき、OFFの行は、計算対象外です。
上に入力した実測値は、先の12本幅の測定値です。実測値と計算値のずれは、おおよそ1ミリ以下。まあ、仕様のもとになったデータですから、合っていて当然ですね。
他のデータで検証してみました。書籍に記載されている値です。
『エコクラフトで作る石畳編みのかごとバッグ』木原基子,成美堂出版,2011
79ページに、基本ゲージ表(1こまに使う長さ)の表が載っています。cm単位で記載されていますが、ミリ単位に換算して入力してみました。バンド幅は15ミリとしました。
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コマ寸法のデータは入力していないため警告が出ますが、要尺についての計算はできます。独立していますので。
結果を比較してみると、
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計算値との差は最大で3.2ミリ、標準偏差2.4の差です。最大のずれは、4本幅で8%ですから、1メートルのひもで8センチ。どちらの値を採用するかで違いがでてきますね。その場合は、[実測値使用区分]のチェックボックスで
- ON : 値として実測値を使用
- OFF : 値として計算値を使用
を指定することができますので、計算に使いたい方の値を指定すればよいかと思います。