メッシュワーク・鉄線編みの平ケース

鉄線編み・3軸織の厚めの平袋です。折り紙が余裕で入るくらいのサイズ感。

ひらりカラーの残りひも、空色 12.8m、桃色 12.5m、葡萄色 5.4m(重さからの概算)の使い切りです。

  • 三色の3軸織
  • 一色は少な目
  • ペタンコ形状
  • 全面同じ模様
  • 側面は表裏に編み目が続くこと

この条件で候補になったのは次の4点、結び亀甲と、その横ひもの色順を変えたパターンでした。

まだ作ってないのが良いかな、ということで左下を採用、桃色の消費に段を増やして、縦横比が同じくらいになりました。作った残りは、各 35cm, 15cm, 60cm です。

模様の名前をChatGPTに相談したところ、おすすめされたのが「菱華(ひしか)」。色違いで下段の2点ですが、どうでしょうか。

プレビュー図です。

CraftBandHexagon のデータです。


メッシュワーク・斜め編みの平ケース

ひらりカラーで、次は平たい、横広のケースを作ってみました。2×2の網代編みは難しそうなので、 2×1です。ノギスを入れる予定

斜め編みの平ケース

口が広いせいもあって、型紙から外すときに広がってしまい、山形に折りながら形を整えました。両側面で山が少しずれているのは、型紙の固定幅に対してではなく、実物に合わせることになったからでしょう。でも、それがこのひものテイストです。

[プレビュー]の底編み図です。

[プレビュー2]、ペタンコ形状なので2側面がつながった図です。編み目は3点、色は4点が単位なので、この本数の場合は左右の端になっている辺に調整が入っています。

データです。

メッシュワーク・斜め編みのミニバッグ

薄い紙ひも、ひらりカラーで作った「かご」というより「紙袋」です。紙のメッシュワークを、折って組み立てたと言いましょうか。

10センチくらいの小さい袋がいいなと思って作り始めたのですが、3色のバランスで、少し大き目になりました。

斜め編みのミニバッグ

色違いで、縁の始末を変えた2個。この紙ひもの場合、対角線に折るより山形に折った方が安定するようです。持ち手は、ひもを開いて半分に切って、こより状に撚ったものを裏に貼り付けました。

底です。

斜め編みのミニバッグの底

プレビューの底編み図、左側のものです。

データです。

くもの巣編みのペーパークラフト

紙のメッシュワークです。折り紙を、くもの巣編みと言われる編み方で編んでみました。

ただし、これは裏側で、くもの巣模様は表側に作られるのです。でも、貼り付けたのでひっくり返せないし、そもそも折り紙の裏には色はありませんので、こんな模様ということにしましょう。竹だときれいなクロスラインが出るのですが、折り紙では無理なようです。

くもの巣編み

図案のデータは、CraftBandHexagonで作りました。編み目は指定せず、バンドを3×2方向に並べただけです。有機的なイメージにしたくて、フィボナッチ数列の幅にしてみました。はまぐりの先生のページに、生物はフィボナッチ数列でできていると書かれていたからです。

wordで作った台紙はこんなです。下部にあるのは、画像をトリミングしたテープの1セット分で、折り紙をカットするときの型紙に使いました。

CraftBandHexagonのデータです。

wordのデータもつけておきます。

底編み無しの斜め網代(2)

斜めに立ち上げる、全て三つ飛び網代編みでできたかごと、長桝網代編みのかご。データができたので、作ってみることにしました。

底です。左側が長桝網代編み、右側が全三つ飛び網代編み。

斜め網代の底を比較

2点を重ねて、2側面が見えるようにした写真です。方向を変えて、4側面を撮りました。上の長桝網代編みはどの側面も同じ、下の全三つ飛び網代編みは4側面で方向も位置も異なっています。

斜め網代の側面を比較

全三つ飛び網代編みは縦方向のライン面が目立つので、ふたつは違うかごみたいです。ちょっとサイズが違うのは作り方が下手なせいで、ひもの本数も長さも全く同じなんですけど。

作ってみての感想としては、こんな感じ。

比較点長桝網代編み全三つ飛び網代編み
底の編みやすさ△ 編み図(手順)が必要◎ 単純な繰り返しです
立ち上げ位置△ 編み図に合わせた位置△ サイズに合わせた位置
立ち上げ△ 側面の方向が合うように× 編めるように頭を使う
側面の編みやすさ◎ 単純な繰り返しです× 辺の組み合わせに頭を使う
側面のかたち〇 同じ並びなので整いやすい× 角に1×1があって詰めにくい

全三つ飛び網代編みの側面を編むときは、3Dモデル図を画面に表示し、方向を変えつつバンドと照合して、やっと編めました。詰め切れず、緩んでいる部分もありますが、編むだけで精一杯。

まとめると、どこで頭を使うか、でしょうか。底で頑張って側面を単純化するか、底は簡単だけれど側面で毎段悩むのか。側面の場合更に、本数と立ち上げ位置でパターンも変わりますから、手順化するなら底。なるほど、長桝網代編み、というわけですね。

追記
かごの縁を作るのに、動画「底が正方形の網代編みかごの立ち上げ方 その2」を参考にさせていただきました。最初に3本幅を載せると作りやすかったです。工房トミー様、ありがとうございました。