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CraftBandSquareで作成

(演習4)組み合わせ

りぶら講座『カラフルなプラかごをデザインしよう』の演習4です。
CraftBandSquareの操作を学びます。

同内容のパワーポイントのファイルです。オフラインで閲覧したい方はどうぞ。


複数色の組み合わせを試してみましょう。
色と編み方の単位をセットで作ってみましょう。
いろいろ組み合わせて、オリジナルを作ってみましょう。

STEP1:準備

順序操作コメント
1かごのベースを作ってくださいPPバンド、横300mm, 縦120mm, 高さ200mm で概算
2「横ひもの数」「縦ひもの数」「側面の編みひも」
3つの数が、ともに3の倍数になるように調整してください
横ひも=9本
縦ひも=21本
側面の編みひも=15本
3「縦横側面を展開する」のチェックをオンにしてください[縦ひも][横ひも]のタブが表示され、側面の編みひもも展開されます

STEP2: 試してみよう (複数色セット)

順序操作コメント
STEP1 の状態から、開始します。
1使用する色を3色、決めてください。
A色,B色,C色とします
「赤」「青」「白」
2[縦ひも]のタブで、ひもの色を、3色の繰り返しにしてください。ABCABCABCABC…「赤青白」 の繰り返し最初の1セット、3色が作れたら、コピー・貼り付け
3[横ひも]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「赤青白」 の繰り返し縦ひもの3色を、コピー・貼り付け
4[側面と縁]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「赤青白」 の繰り返し縦ひもの3色を、コピー・貼り付け
5[プレビュー]タブで、作られる模様を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで表示させましょう
6プレビュー図を見て、かごに組み立てた時の側面の色のつながりを確認しましょう。右側面と下側面が同じC色、左側面と上側面が同じA色で重なっていますか?上側面・右側面が白
左側面・上側面が赤
ひも数が3の倍数なので、重なるはずです
7横ひもの最初の1本と、最後の1本を取り外すことで、重なりをなくすことにしましょう
8[横ひも]のタブを表示し、1行目を選択して[削除]をクリックします。つぎに最後の行を選択して[削除]をクリックします横ひもが2本減ります
9[プレビュー]タブで、変更を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで先の状態と比較してみましょう
α縦のサイズが2本分小さくなっています。サイズを合わせたい場合は、縦横の本数、色の並びを変えるなどして、調整してみてください間に3本を、この並びで追加するなど

STEP3: もうひとつ、試してみよう (同色ブロック)

順序操作コメント
STEP1 の状態から、再開始します。
1使用する色を3色、決めてください。
A色,B色,C色とします
「赤」「青」「白」
2[縦ひも]のタブで、ひもの色を、各色3本ずつの繰り返しにしてください。AAABBBCCCAAABBBCCC…「赤赤赤 青青青 白白白」 の繰り返し最初の1セット、9行が作れたら、コピー・貼り付け
3[横ひも]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「赤赤赤 青青青 白白白」 の繰り返し縦ひもの9行を、コピー・貼り付け
4[側面と縁]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「赤赤赤 青青青 白白白」 の繰り返し縦ひもの9行を、コピー・貼り付け
5[プレビュー]タブで、作られる模様を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで表示させましょう
6プレビュー図を見て、かごに組み立てた時に、側面の色が重なっていないか、確認しましょう。重なりがある場合、横ひもの色の配置で対応します上側面と右側面で、赤が連続している重ならない場合も、次からの操作を試してみてください
7横ひもの色の並びをどう変更したらよいか決めます
AAABBBCCC → BBBAAACCC とするなど
「白白白赤赤赤 青青青 」
8[横ひも]のタブを表示し、7で決めたように、色を変更してくださいコピー・貼り付けを上手に使ってください
9[プレビュー]タブで、変更を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで先の状態と比較してみましょう
α縦、横、側面の色の並びの組み合わせだけでなく、ひもの本数を変えるなど、いろいろ試してみてください

STEP4: もっと、試してみよう (ブロックの組み方)

順序操作コメント
STEP1の状態から、再開始します。
1使用する色を2色、決めてください。
A色,B色とします
「青」「白」
2[縦ひも]のタブで、ひもの色を、各色3本ずつの繰り返しにしてください。AAABBBAAABBB…「青青青 白白白」 の繰り返し最初の1セット、6行が作れたら、コピー・貼り付け
3[横ひも]のタブで、ひもの色を、縦ひもの同じ並びで、その続きになるようにしてください。
縦ひもがAAA で終わっていたら、BBBAAA…
縦ひもがBBB で終わっていたら、AAABBB…
「青青青 」で終わっていたら「白白白」 から開始縦ひもの6行を、コピー・貼り付け
4[側面と縁]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「青青青 白白白」 の繰り返し縦ひもの6行を、コピー・貼り付け
5[プレビュー]タブで、作られる模様を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで表示させましょう
6[ひも上下]タブで、「対象面」で「側面(上・右)」を選択してください
7「水平に」に6、「垂直に」に6 をセットして[サイズ変更]ボタンをクリック6×6になります。2色各3本の1セット分です
8「設定ファイル」の[設定呼出」ボタンをクリックして[上下図の呼出]画面が表示されたら、上下図名から、「2×2-11-平編み」を選んでください
9「反映方法」の「入れ替え」のチェックを外し、「繰り返す」にチェックを入れて[OK]をクリックしてくださいオンとオフのチェックになります
10[プレビュー]タブで、設定結果を確認しましょう。
[ブラウザ]ボタンで表示させましょう
最初も同じ平編みですが、オンとオフが入れ替わることがあります
11プレビュー図で、上側面、左下領域を見てください。
1セット6×6の中に、AB2色交互になった3×3が二か所あるのがわかるでしょうか。そのうちの1点の位置を覚えてください
左から右に4~6本目
最下から上に1~3本目
AB2色交互部分2か所は、下図の「四の形」と「五の形」です
12[ひも上下]タブに戻り、11で覚えた位置に対応する3×3の領域を選択し、[上下交換]ボタンをクリックしてください下図、選択箇所のチェックのオンとオフが入れ替わります
13[プレビュー]タブで、設定結果を確認しましょう。
[ブラウザ]ボタンで表示し、先と比較してみましょう
上側面と右側面、AB2色交互になった3×3が全て同じ模様になりました
14[ひも上下]タブに戻り、「対象面」で「側面(下・左)」を選択し[先と同じ]ボタンをクリックしてください
15[プレビュー]タブで、設定結果を確認しましょう。
AB2色交互部分は、上側面と下側面で同じになっているでしょうか。
縦ひもの数が、3の偶数倍の時は、違いが出てきます
16異なっている時は、[ひも上下]タブに戻り、「対象面」で「側面(下・左)」が選択されているのを確認して[左右反転]ボタンをクリックしてください
17[プレビュー]タブで、設定結果を確認しましょう。
AB2色交互部分は、上側面と下側面で同じになったでしょうか
ともに「四の形」、もしくはともに「五の形」です
α縦ひもと横ひもの本数によっては、更に手を加えた方がいいケースもあります。サイズと模様を見ながら、納得できるまで修正してください。

STEP5: 演習問題

お気に入りのデザインのかごがあれば、データで再現してみましょう。
いろいろなテクニックを組み合わせて、オリジナルなかごをデザインしてみましょう。

素敵なかごがデザインできたら、是非、見せてください。データはシェアすることもできます。皆さんのデザインが楽しみです♡

操作例

※他の受講者の妨げにならないよう、できれば、字幕機能をONにしてミュートでご覧ください。

STEP1

操作例、CraftBandSquareのデータです。

STEP2

操作例、CraftBandSquareのデータです。

STEP3

操作例、CraftBandSquareのデータです。

STEP4

操作例、CraftBandSquareのデータです。

二間網代編みの小かご

名称二間 網代 編み
2つ飛び 網代 編み
2本飛び 網代 編み
2本飛ばし 網代 編み
二目 網代 編み
名称(読み)ふたま あじろ あみ
ふたつとび あじろ あみ
にほんとび あじろ あみ
にほんとばし あじろ あみ
にもく あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位4 × 4
バンド幅
飛び数2
対称性半回転
備考右上がり、左上がり

八女市伝統工芸館」の「竹編組見本」から「45 二間網代」で小さいボックスを作ってみました。

実はこの「二間」の読み方がわからなかったのです。「にけん」「にかん」「にま」「にげん」「ふたま」(読み方自体は他にもあるようです)… 竹細工をされている方にお聞きして「ふたま」としましたが、良かったでしょうか。

二間網代編みの小かご

CraftBandSquare のデータです。側面は、設定データにある「4×4-22-網代編み2つ飛び」そのままです。底はサイズに合わせ、側面からの2つ飛びがそのままつながるよう、少し編集してみました。

データです。

V1.7.2リリース

issue #42 に対応しました。
色の扱いが、より便利になりました。

公開はこちら
Release v1.7.2のリリース
(更新)インストールについては「起動するまで」のページを参照してください。

同じ名前の色の値を「バンドの種類」ごとに変更可能に

[設定]メニューの[描画色]に、「バンドの種類」「中線色」のカラムを追加しました。

それぞれの色に対して、バンドの種類は、”-(ハイフン)” は何も設定しないことを示します。従来の状態であり、どのバンドの種類に対しても共通の値です。

同じ色の名前に対して「バンドの種類」を指定したデータを別途追加可能になりました。その「バンドの種類」を選択した時にだけ使われる値を登録することができます。

例えば、追加でバンドの種類に「PPバンド(不透明色)」を登録した後、「PPバンド(不透明色)」専用の色を追加したとします。(上図の下4行がその例です)

専用の色が登録されていると、同じ「赤」という名前の色を選択したとしても、対象として選択しているバンドの種類によって色味が変わります。

  • 「PPバンド」を使うと、透明度50 として、薄く塗りつぶした色
  • 「PPバンド(不透明色)」を使うと、透明度255 として、透過性のない色

また、中線(本幅を示す線)の透明度とRGB値を指定可能としました。
何も設定しなければ従来通り、輪郭線および塗りつぶし色と同じです。

「バンドの種類」画面で、使用色の設定が簡単に

[設定]メニューの[バンドの種類]画面で、そのバンドの種類で使用する色を入力するセルの隣に「色選択」のボタンを追加しました。

ボタンをクリックすると、登録されている色がリストアップされますので、使いたい色にチェックを入れて[OK]とすれば、色リストを簡単に作ることができます。

バンドの種類にない色の使用

先に色を設定したデータを作り、その後、バンドの種類や色リストを変更するような操作をした場合、結果的に、そのバンドでは使えない色を持った状態になることがあります。

先には、設定した色は消えていましたが、消える前に次のような確認を表示するようにしました。

ここで[はい]とすると、[色の変更]画面が表示されますので、使えない色を使える色に、まとめて置き変えることができます。

使用例

上述の例、バンドの種類「PPバンド(不透明色)」およびいくつかの色を登録した、オプションの設定ファイルです。このファイルをインポートしていただくと、バンドの種類として「PPバンド(不透明色)」が使えるようになります。専用色も追加されます。

上のファイルをダウンロードしていただいてから、次の操作で取り込むことができます。

  1. [設定]メニューの[基本設定]をクリックする
  2. 表示された、基本設定画面の[インポート]ボタンをクリックする
  3. ファイルの選択画面が出てくるので、ダウンロードした「CraftBandMesh-opaque-PPband.XML」を選択する
  4. 上書きしていいかの問い合わせに「はい」もしくは「いいえ」をクリックする
    (まだ、同名は存在しないはずなので、どちらでも同じ)
  5. 更新結果の報告画面が表示されたら「OK」で閉じる

これで、「PPバンド(不透明色)」が使えるようになります。


CraftBandSquareで、「PPバンド」で「赤」と「青」を使った、簡単なサンプルを作ってみました。左側の絵がそのプレビュー図です。
上記で「PPバンド(不透明色)」を取り込んだ後、このデータの「バンドの種類」を「PPバンド(不透明色)」に変えていただくと、同じ「赤」と「青」に対する色味が右側の絵のように変わります。

PPバンド・Cobblestone模様のかご

サイトの画像を随時、画像共有サービスに登録していたところ、おすすめ画像として届くようになったのが、「Piglet’s Potholder Patterns」というサイトで公開されている、Potholder(鍋つかみ)の様々な模様です。ペグ編み機に「ループ」と呼ばれるひもをかけて編むのですが、既に500を越える編み図が公開されており、コミュニティでは更なるパターンを探求しているそうです。

編み図の使用については、All Avairable For Free とのことですので、最近届いたおすすめ画像をもとに、PPバンドでかごを作ってみました。

使用した模様はこちら <丸石> Cobblestone: 27-peg Chart
http://potholders.piglet.org/wp-content/uploads/2022/04/Cobblestone.png
ブログ記事はこちら
http://potholders.piglet.org/2022/04/cobblestone/

説明によると、完成時には模様に含まれる小さいドットがひもの厚みに隠れてしまうとのこと。PPバンドにはそのような厚みはありませんので、代わりに、ドットを形作る部分のバンド幅を半分にしてみました。

Cobblestone/丸石模様のかご

底も同じ模様にしたため、底の辺の編み目が重なってしまいました。底と側面の辺に1/2幅を置いたためです。改良の余地ありです。

そしてこのかご、光のあたり具合で、丸石/石畳模様に見えない時があるのです。手元で編んでいる時は、模様がわかりずらく、編み図が頼りでした。

編み図です。オリジナルは全部同じ幅ですが、単位8本中2本を1/2幅にして作りました。

CraftBandSquareのデータです。単位となる繰り返しは 8×8で、底・側面いずれも同じ1単位が入っています。

変形桝網代編み2のボックス

名称変形桝 網代 編み 2
名称(読み)へんけいます あじろ あみ 2
模様タイプ単位の繰り返し
単位18 × 20
バンド幅
飛び数1,3,5
対称性水平線,垂直線,半回転
備考

佐倉竹芸保存会の「色々な網代編み」からです。
2行目の「変形 桝 網代 2」をボックスに作ってみました。

単位は18×20ですが、2種類の桝が並んで見えるよう各側面2単位ベース、対称にするため横ひもをマイナス1、縦ひもと編みひもをプラス1としました。単位が大きいため4本幅をベースにしました。

変形桝網代編み2のボックス

底も同じ模様です。

変形桝網代編み2のボックスの底

編み図です。

変形桝網代編み2

データです。CraftBandSquare で開くと、底と側面、それぞれ模様の1単位が入っています。