2色の格子模様の箱が、ふたつできました。使用したテープ、本数、サイズ、編み方、すべて同じです。比べてみましょう。
底を格子模様にしても、斜めに立ち上げると、側面の格子模様は崩れます。
底の色配置を変えると、側面の格子模様を揃えることができますが、底は揃いません。
では、底と側面、同時に格子模様にすることはできるのでしょうか。
以下の図は、ひとつの角を中心に、その角の左側面と右側面を並べたものです。左図・左の側面、右図・右の側面は、それぞれ底と連続した格子になっています。でも、真ん中の図のように、その状態を角の辺から見ると、このふたつの側面が、物理的につながらない(編めない)ことがわかります。
つまり、揃った格子模様を全ての面に連続させることはできず、底もしくは側面のいずれかにしか作れないのです。
では、どちらのタイプを選ぶか。
- 底を揃えたければ → そのままタイプ
- 側面を揃えたければ → 配置換えタイプ
でしょうか。もちろん、このふたつ以外にもパターンはありますし、ありふれた格子よりダイナミックなブロックが良い、など好みもあるでしょう。
ちなみに、配置換えタイプについては、2本の色替えは折りカラー編み・斜め編みの高さとしてまとめられている、以下の式に基づきます。
(4 + 4)/2 = 4
4 - 2 = 2
カラフルで扱いやすい素材が豊富に揃い、誰もがそれを容易に手にできるようになった今の時代。
かご編みでは、編み幅や編み目だけでなく、色の組み合わせや、色によって生まれる模様そのものを、遊び、楽しむようになりました。
折りカラー編みは、そんな時代に生まれた技法です。





















































