側面のデータを作るところに「周長比率対底の周」があります。これは、計算寸法として表示される内側の「底の周」に対する、各編みかたの周長の比です。
ボックスは1でしたが、小かごについては、ゆるく編んだ結果 1.05~1.1くらいになる、という値で使ってきました。
試しにこれを、「意図した値」で作ってみようと思います。
お試しポイント
- 底は10センチ×10センチの差しひも3本タイプと同じ
- 側面は周長を1倍から2倍に段階的に増やしていく
- 3本幅の輪編みで、1周ごと、 0.05づつ増やす
大きくなっていく周と垂直ひもをきれいに合わせるのが大変でした。
輪にするため、ひもを重ねてボンドをつけた箇所を、最初は垂直ひもの裏側になるように置いても、ずれてしまうのです。周が大きくなるにつれ、 垂直ひもの 間隔も広くなり、編み目もゆるくなって浮いたりします。
データ通り、段階的・直線的に増えていきます。 2倍まで編むと、ラーメンどんぶりみたいな形になりました。持ち手をつけて、少しかごらしくなりました。
参照元の小かご同様、縁を3本幅にする予定でしたが、周が広くなるとちょっと弱すぎると思い、5本幅に変えました。
上手に編める方なら、1周ごと輪にしなくても、追いかけ編みで連続的に増やしていけると思います。その場合は、側面のデータの「次周連続」にチェックを入れてください。
かごの評価
簡易度 | △ | 大きくなっていく輪を合わせるのが大変 |
実用性 | 〇 | 何かには使えるでしょう |
可愛さ | △ | |
出来 | △ | 側面が浮いているところがある |
教訓
- 周が大きくなると、垂直ひもの間隔も広くなる