CraftBandSquare45は、縦ひも・横ひもに対して45度で底の辺を作り、辺で折って立ち上げ、側面にするタイプです。
3つ飛び網代編みは、3つの四角で作られた1×3の長方形が、1つずつずれた模様です。この長方形と立ち上げ位置(底の辺)との関係は、模様のラインに平行に折る場合は次の6つのいずれかになります。上下の2本を同時に折るからです。
この6パターンを個別に取り出すと、次のようになります。
横線が立ち上げ線です。底を下とし、立ち上げた側面を上とします。長方形に含まれる3つの四角を、それぞれの位置、下・中・上で識別します。45度ですから、各四角の対角線になります。並びの方向は、右向きと左向きがあります。
この6パターンのうち、AかBかCか、もしくは aかbか、については、四角の位置が異なりますから、ひもの数やサイズが変わります。でも、Aとa・Bとb・Cとcについては変わりません。
網代編みは、全面、2枚のバンドが上下に重なっています。3つ飛びの場合は、その2枚が3本ごとに交差して入れ替わります。編み図は上側にあるひもの状態を示していますが、その下にはひもが隠れているのです。下側のひもの一部を点線で示してみました。
上のひもと下のひもは90度で交差しています。交差位置は上下とも同じですから、底の辺に対する上の四角・中の四角・下の四角の位置は、上のひもと下のひもで同じになります。
全体の上と下を入れ替える、という操作をすれば、Aとa・Bとb・Cとcを入れ替えることができます。そしてこの操作は、ひもの数やサイズは同じままで行うことができます。
つまり、立ち上げ位置を決めるにあたっては、上の四角・中の四角・下の四角のどこに位置するのかは、ひもの数やサイズが変わるので重要。でも、右向き/左向きについてはあまり考慮しなくてよい(ひもの数やサイズを変えずにいつでも交換できるから)ということです。
では、先に作った長桝網代編みのかご、立ち上げ位置はどこだったでしょうか。
示されていた位置の図、左上部分を拡大して、見てみましょう。
右下が底、左上が側面ですから、赤と青、2つの底位置は、いずれも「下の四角」になっています。
では、同じ長桝編みの底に対して、「上の四角」「中の四角」で立ち上げることは可能なのでしょうか。やってみましょう。