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斜め四つ畳み編みの5工法

斜め四つ畳み編みにおいては「材料の無駄をなくすか」「編みやすさ(カット管理・メジャーの要否・編み進め方)を優先するか」によって、いくつかの工法を選択できます。

これまで個別に試作・解説してきた5つの工法について、それぞれの特徴と選び方を整理しました。最適長や折り位置の算出は、CraftBandKnotの出力を前提としています。

斜め四つ畳み編み・5工法の比較一覧

工法名長さ指定コマ位置の採寸カット長底編みの作業性材料効率主な適応・特徴
① 四角の底編み四方同一長不要1種類行をまっすぐ編む(易)△(端材20%~)縦横と同じ感覚。初心者にもわかりやすい
② 斜めの底編み対角線同一長不要1種類対角線から展開 / モチーフつなぎ(難)◯(端材5~8%)二つ折りの中央にコマ。斜めの中心ラインを組んでいく
③ 開始ライン編み最適長必要
(1行1列)
複数種行をまっすぐ編む(易)◎(端材極小)材料最小。図面と採寸が必要だが編み方はシンプル
④ 位置合わせ底編み最適長不要複数種領域ごとに編み方が変化(最難)◎(端材極小)材料最小・採寸無の上級者向けアプローチ
⑤ 階段ライン編み対角線同一長必要
(ゲージがあれば1コマ)
1種類行をまっすぐ編む(易)◯(端材5~8%)要尺ゲージでスライド。無駄と作業性の適度なバランス

各工法の特徴とポイント

① 四角の底編み(四方同一長・メジャー無)

  • 縦横立ち上げと同じ要領で、正方形の底を行ごとにまっすぐ編んでいく工法です
  • 「同一長の指定」で四辺の残りひもが均等になるよう加算をセットするため、ひも長は1種類でメジャーも不要
  • 底が編めたら四隅の目を三角にして立ち上げます
  • 端材は出ますが、底編み作業は縦横と全く同じ感覚で進められます

👉 詳細記事:斜め四つ畳み【四角の底編み】四方同一長・メジャー無

② 斜めの底編み(対角線同一長・メジャー無)

  • 正方形底の「対角線」を基準軸(背骨)として編む工法です
  • 「対角線上のコマで中央に編まれる長さ」を指定し、二つ折りにしたひもで編み進めます
  • 対角線上に十字のコマを並べただけではバラバラで、間のコマを編み入れて初めて連結されるため、順序や位置を編み分ける必要があります
  • 中心基準で編み始めるため、ひも両端の長さの偏りが生じにくく、残りひもが均等に配分されます
  • 慣れた方は、モチーフつなぎのように小さなブロックごとに編んで連結していくなど、底の形状に合わせて美しく編まれています

👉 詳細記事:斜め四つ畳み【斜めの底編み】対角線同一長・メジャー無

③ 開始ライン編み(最適長・メジャー要)

  • 無駄のない「最適長」の初期値を使って編む工法です
  • ひも長が複数に分かれるため、「開始ライン図」を見ながら、行と列の基準コマをメジャーで測って位置決めします
  • 採寸の手間はありますが、基準コマさえ決まればあとは行をまっすぐ編み進めるだけなので、編み方の手順自体はスムーズです
  • 側面を編む段階では、ひもの長さが高さで揃うので、編みやすくわかりやすい
  • 材料ロスを最小にしたい場合に最適です

👉 詳細記事:斜め四つ畳み【開始ライン編み】最適長・メジャー要

④ 位置合わせ底編み(最適長・メジャー無)

  • 「最適長」を維持しながら、メジャーを使わずに編む幾何学的なアプローチです
  • プレビュー図の「底の中央線」を目安に、底面を3つの領域に分け、ひもの中央を位置合わせして編んでから連結します
  • 中心基準で編み始めるため、ひも両端の長さの偏りが生じにくく、残りひもが均等に配分されます
  • 領域ごとに編み方が変わり、頭の中でひもの向きを把握するパズル的な難易度が高いため、5つの中で最も上級者向けの工法です

👉 詳細記事:斜め四つ畳み【位置合わせ底編み】最適長・メジャー無

⑤ 階段ライン編み(対角線同一長・メジャー要)

  • 「同一長の手軽さ」と「行をまっすぐ編める扱いやすさ」を両立させた実用的な工法です
  • 端材も、① 四角の底編みと比較すれば、かなり減らせます
  • 対角線同一長のひもを使い、最初1点のコマ位置はメジャーで測ります
  • 余りひもで「1コマ要尺ゲージ」を作れば、2本目以降は隣をスライドさせて位置決めができます
  • 行ごとに端からまっすぐ編み進められるため、編み手順としてはスムーズです

👉 詳細記事:斜め四つ畳み【階段ライン編み】対角線同一長・メジャー要

まとめ:目的に応じた選び方

  • 慣れない場合: ① 四角の底編み
  • 簡単確実に編みたい場合:① 四角の底編み
  • 慣れた人がひもだけで編む場合:② 斜めの底編み
  • 手間をかけず端材も減らしたい場合:⑤ 階段ライン編み(ゲージを使う)
  • 準備の手間をかけても端材を極限まで削りたい場合:③ 開始ライン編み
  • 極限の材料をひもだけで編みたい場合:④ 位置合わせ底編み

ここで紹介した5つの工法は、決して「この通りに作らなければならない決まり事」ではありません。材料効率・手順のわかりやすさ・準備の手間のバランスを考慮して使いやすくパッケージ化した、いわば代表的なプリセット(基本パターン)です。

原理が把握できていれば、自由に組み替えてカスタマイズすることも可能です。まずはご自身の目的やスキルに合った工法を1つ試してみて、仕組みに慣れてきたら、ご自身にとって一番編みやすい「オリジナルの組み立て手順」を見つけてください。


CraftBandKnotを使うもうひとつのメリット:色並びと模様のシミュレーション

今回の一連の記事では、工法ごとの違いを分かりやすく整理するため、あえて「ひもの色並び」や「立ち上がりの模様」については触れませんでした。

斜め四つ畳み編みは、縦ひも・横ひもの色の配置によって、側面や底に現れる模様がダイナミックに変化するのが大きな魅力です。しかし、頭の中や手書きのメモだけで「どの位置にどの色を配置すれば、立ち上げたときに思い通りの模様になるか」を正確に予測するのは非常に困難です。

CraftBandKnotを使えば、ひも色の並びを画面上で設定するだけで、底面から側面へ模様がどのように繋がっていくかを3Dプレビューで事前にシミュレーションできます。お好みの配色パターンをじっくり試してから、自分に合った工法を選んで作業に入ることができます。

ちなみに、角や縁で色が食い違わずに一周綺麗につながる配色のルールについては、以前、斜め組み編みの模様でまとめた考え方が、そのまま適用できます。オリジナル配色を考える際のヒントとして参照してみてください。

斜め四つ畳み【階段ライン編み】対角線同一長・メジャー要

手持ちのひもで、ミニバッグを作ってみました。クラフトA(あさあさ日和り)さんのレシピです。

斜め四つ畳み編みのミニバッグ
斜め四つ畳み編みのミニバッグ

オリジナルはこちら。マクラメ飾りを施した可愛さを是非ご覧ください。この編み方に至る経緯や、説明入りの図も掲載されています。

「開始ライン」を参照しますが、要尺長のゲージを使えば、採寸は1~2回で済む階段ライン編み工法です。こんな流れで考案されました。

「開始ライン」図を参照して「最適長」で編むのは、無駄が無くて良いのだけれど、異なる長さのひもを用意する必要があります。12本幅を4本幅に3分割しますから、長短どうカットするかも悩みどころ。

でも、ミニバッグの場合、使うひも自体そう長くないので、長短の差もあまりありません。多少の無駄が出ても、最長の長さに合わせてカットした方が扱いやすいのです。

では、最長の長さを「開始ライン」図を使って編むとどうなるか。最初は「最適長」の図を使ってみたのですが、最長の長さというのは「斜め四つ畳み【斜めの底編み】対角線同一長・メジャー無」で使った、対角線位置のコマが中央になる長さに相当します。つまり「対角線同一長」を「開始ライン」図を使って編めばよいのです。

下図は、左から、対角線同一長を、右下のコマを開始位置として「開始ライン」を編んだ図、「開始ライン」の数値入りの図、底編み完成図です。「開始ライン」の数値が、現データの要尺である4.2cm 刻みになっているのがわかるでしょうか。

「開始ライン」を編んだ図
「開始ライン」を編んだ図
「開始ライン」の数値入りの図
「開始ライン」の数値入りの図
底編み完成図
底編み完成図

手順は以下の通り。細かく書いていますが、慣れた人には普通の編み方でしょう。

  1. 左下のコマを編みます。縦ひも・横ひもともコマ位置(折り位置)は「開始ライン」図を見てメジャーで測ります。
  2. 編んだコマの横ひもの右隣から順に右下のコマまで、縦ひもを加えながら、最下列を右に編んでいきます。縦方向のコマ位置(折り位置)は、「開始ライン」図を見てメジャーで測ります。でも、より簡単な方法として、余りひもで「1コマ要尺長」のゲージを作っておけば、「左隣 + ゲージ」で済みます。ひもに対するコマ位置が、要尺の長さずつ階段状に増えているからです。
  3. 最下行が編めたら、右端の縦ひもの上に、下から2番目の行の、右端のコマを編みます。横方向のコマ位置(折り位置)は、「開始ライン」図を見てメジャーで測ってもよいのですが、先の「1コマ要尺長」のゲージを使えば「下隣 - ゲージ」で済みます。ひもに対するコマ位置が、要尺の長さずつ階段状に減っているためです。
  4. 下から2番目の行の残りを、左に編んでいきます。
  5. 下から3番目の行についても、同様の右端のコマから、左に編んでいきます。
  6. 同様に、全行が編めたら底編み完成です。

※上記では左下から開始しますので採寸が必要ですが、右下から開始すれば不要です。縦横とも中央ですから。また、横のコマ数>縦のコマ数にすると左下が縦横とも中央になります。

※最下行と最右列を使っていますが、最上行や最左列などでも同様に可能です。

編んだところの写真です。白いひもの端切れが、要尺長のゲージです。

階段ライン編み、白の端切れがゲージ
階段ライン編み、白の端切れがゲージ

底編みができたところで、底の四隅を三角に編み、側面を編みました。

底位置
底位置
四隅を編んで立ち上げ
四隅を編んで立ち上げ
高さを編んだところ
高さを編んだところ

その後、縁の処理をして持ち手をつけました。
そして、色を変えて、もうひとつ作りました。

残りひもについては「斜め四つ畳み【斜めの底編み】対角線同一長・メジャー無」と同様な状況ですが、データの集計値は4.4mで、最適長であれば4.2mですから、無駄は約5.4%と先より少な目です。

左側の作品の構造データ(knot形式)です。ひもの色の配置や本数など詳細がセットされています。右側作品は色を入れ替えてください。縁の始末は「コマ間を渡し山形にクロスさせて裏に折り込む(斜め編み)」を参照しています。

編みかた「コマ間を渡し山形にクロスさせて裏に折り込む(斜め編み)」を追加するには、以下の設定ファイル(XML形式)をインポートしてください。バンドの種類「クラフトバンド12」のゲージを測りなおしたので、それも含まれていますが、ご自分のゲージを登録されている方は上書きしないでください。

斜め四つ畳み【位置合わせ底編み】最適長・メジャー無

斜め立ち上げで、無駄のない長さを、メジャーや「開始ライン」図を使わずに編んでみました。中心ラインに合わせる、位置合わせ底編み工法です。

斜め四つ畳みの3色のかご
斜め四つ畳みの3色のかご
斜め四つ畳みの3色のかご、底からみたところ
斜め四つ畳みの3色のかご、底からみたところ

先に書いたような「コマ位置もしくはコマ端がひもの中央」を、縦ひも・横ひもそれぞれに適用して編みます。合わせる位置は、プレビュー図に赤線で表示される「底の中央線」です。

底の中央線は、以下の図のように、底が長方形の場合はY字を組み合わせたような形で、正方形の場合は十字になります。縦ひも/横ひもの中心を繋げたラインです。

底の中央線、横のコマ数と縦のコマ数の大小ケース
底の中央線、横のコマ数と縦のコマ数の大小ケース

今回試作したのは、横3コマ・縦6コマ・高さ4.5コマのかごです。下図はその底編み図ですが、最初に、底の中央線を含む3つの領域、[A]短辺側の正方形、[B]中央部分の正方形、[C]もうひとつの短辺側の正方形、を別々に編みます。(上図では、左側のパターンになりますが、他も同様、正方形の場合は[B]はありません。)

底の中央線を含む[A][B][C] 3つの領域
底の中央線を含む[A][B][C] 3つの領域

それぞれの領域の編み方は次の通り。

[A][B][C] 3つの領域それぞれの編み方
[A][B][C] 3つの領域それぞれの編み方

[A] の領域は、右側と下側が中央線になりますから、まず右下のコマを編み、隣接させて行と列のコマを編みます。ひもを半分に折った個所から「コマ端がひもの中央」の調整を行えば、メジャー無しで編めます。

[B] の領域は、ひもの中央にコマを作った十字型のセットを対角線に連結します。「斜め四つ畳み【斜めの底編み】対角線同一長・メジャー無」と同じ編み方です。

[C] の領域は、上側と左側が中央線になります。まず左上のコマを編み、隣接させて行と列のコマを編みます。ひもを半分に折った個所から「コマ端がひもの中央」の調整を行えば、メジャー無しで編めます。

実際に編んだ時の途中写真です。まず、[A] [B] [C] それぞれの領域のコマを編みます。つぎに、それら領域を対角線位置に編んでつなげ、底編みの残り領域を編みます。

[A] [B] [C] 領域を編んで、連結したところ
[A] [B] [C] 領域を編んで、連結したところ

その後、四隅を三角に編んで立ち上げ、側面を編みました。

底の角を編んだところ
底の角を編んだところ
高さまで編んだところ
高さまで編んだところ
縁処理後カットした残りひも
縁処理後カットした残りひも

最適長で編んでいますので、残りひもの長さは同じくらいになるのですが、先の「開始ライン」とメジャーを使って編んだ時より揃っている感じがします。ひもの中央を基準として編み始めたからでしょう。

「で、私の右手と左手は何をすればこの形になるの?」は別途として、原理としては、メジャー無し条件で編めることが確認できたのではないかと思います。

やってみた感想は…面倒で要注意点多々。ひも長が異なり、合わせるラインは5本ですから。[A][B][C]で色を変えるという最もわかりやすい配色にしたにもかかわらず、連結時に縦横方向をミスって😭解いて編みなおしたり…まあ、1コマ編むにも考えつつの初心者の話ですから、上手な方はいろいろ工夫されて編まれると思います。底編みさえできてしまえば、後は編みやすいので。

この作品の構造データ(knot形式)です。ひもの色の配置や本数など詳細がセットされています。縁の始末は先と同じ「コマの裏で片側を渡し片側を巻き付ける(斜め編み)」です。

斜め四つ畳み【開始ライン編み】最適長・メジャー要

斜め立ち上げで、底が正方形のかごをんでみました。無駄のない長さを、ソフトの「開始ライン」出力図を使って編む、開始ライン編み工法です。

斜め四つ畳みの正方形かご、上から
斜め四つ畳みの正方形かご、上から
斜め四つ畳みの正方形かご、底から
斜め四つ畳みの正方形かご、底から

今回は、余分を加えない、そのままの「最適長」です。縦・横・高さのコマ数をセットすれば、この状態になります。(同一長をセットした後であれば「「ひも長加算」「ひも長加算2」)を全てクリアし、各最適な長さに戻す」で戻せます。)

底を正方形、つまり縦のコマ数と横のコマ数を同じにしましたが、異なっていても編み方は変わりません。

下図、左側は、「開始ライン」「ひも全体」「底編み」をONにしたプレビュー図です。最下行と最右列を編んだ状態が示されていますが、右側写真は、最下行と、下から2番目の行を右から3コマまで編んだ状態です。

実際に編む時には、左図のように最右列を先に編むのではなく、下から1行ずつ編むのが普通でしょう。その際、各行の編み始めが右端のコマ、と読み取ればよいかと思います。

「開始ライン」「ひも全体」の1行1列を編んだ状態
「開始ライン」「ひも全体」の1行1列を編んだ状態
1行と、2行目3コマを編んだ状態
1行と、2行目3コマを編んだ状態

ではこの1行目、そして2行目以降はどう編むか、その時に使うのが、「開始ライン」の図です。縦横のコマ数とともに「開始位置」となるコマの位置を指定できますが、その「開始位置」のコマを含む1行&1列の表示です。

上で編むのに使ったのが、下の左図です。右下のコマを開始位置にした「開始ライン」図をプリントアウトし、カットリストと合わせた長さを色分けしたり、ひもリスト出力(中図)から折り位置からの長さを転記したりして扱いやすくし、数値ぶんの長さをメジャーで測りつつ編みました。

編むのに使ったプリントアウト
編むのに使ったプリントアウト
ひもリスト出力に含まれる開始ライン情報
ひもリスト出力に含まれる開始ライン情報
開始位置を左下にした「開始ライン」図
開始位置を左下にした「開始ライン」図

私の場合はひとコマずつ考えながらですので、右下から開始して左に編んでみましたが、慣れた人には、1行目は左下→右下が編みやすいそうです。その場合は、左下を開始位置とした図(右図)を、合わせて参照してください。2行目以降は、右から左に編むので1枚目の図が使えます。

いずれにしても、バラバラなコマを位置を合わせながら連結するより、行をまっすぐ編む方が、わかりやすいし編みやすい。コマにシール貼らなくてもいい。

※開始位置は固定ではなく可変です。これは「右側(右綾)」の編み方の場合ですが「左側(左綾)」の場合は異なるでしょうし、原理的にはどの行&列からでも可能だからです。

底編みのプレビュー図(下・左)と、底編み後、底にマークしたところの写真(下・右)です。最初の行を編む時と、残りの行の最初のコマを編む時には、メジャーで測る必要はありますが、その手間をかければ、ほぼ、図の通りの最適長で編みあがります。

ひもの無駄がないだけではなく、残りひもの長さがほぼ揃うので、高さのコマ数も合わせやすいです。

「底編み」「ひも全体」のプレビュー図
「底編み」「ひも全体」のプレビュー図
底編みが終わったところ。底にマーク
底編みが終わったところ。底にマーク

立ち上げて側面を高さまで編んだところ(下・左写真)と、プレビュー図に残りひもを表示させたところ(下・中図)、そして縁処理後カットした残りひも(右写真)です。同一長の時のように余分は加えていませんので、無駄も少な目です。

側面を高さまで編んだところ
側面を高さまで編んだところ
プレビュー図に残りひもを表示
プレビュー図に残りひもを表示
カットした残りひも
カットした残りひも

図のように、残りひもの長さは全て同じになるはずが、実際には少し差が出ています。編み方が下手なのでばらつきはあるとして、でも全部がばらついているというより、短いグループと長いグループがあるようです。これも、以前見たように、片側の長さを測って編み始めたからではないでしょうか。

側面のコマが斜めなので、高さをどこまで編むかがわかりにくいのですが、プレビュー2図と見比べるとわかります。今回のように2色で模様ができていると、更にわかりやすいです。

プレビュー2図
プレビュー2図

なお、ひも長がバラバラで在庫管理が大変なように思えますが、縦ひもと横ひもの長さの並びは同じ・それぞれが左右対称の並び・要尺の2倍刻み、などのルールが見えてくれば少しは軽減されるかも。この例では、同じ色は同じ長さになるようにしました。

この作品の構造データ(knot形式)です。ひもの色の配置や本数など詳細がセットされています。縁の始末は先と同じ「コマの裏で片側を渡し片側を巻き付ける(斜め編み)」です。

斜め四つ畳み【斜めの底編み】対角線同一長・メジャー無

斜め立ち上げで、縦横のコマ数を6と3とした、細めの長方形底のかごを作ってみました。斜めに配置することで、ひもの無駄を少し減らす斜めの底編み工法です。

斜め四つ畳みの長方形かご、上から
斜め四つ畳みの長方形かご、上から
斜め四つ畳みの長方形かご、底から
斜め四つ畳みの長方形かご、底から

これも、先の「四方同一長」と同様、同じ長さのひもを編んで作りました。初期状態は余分のない「最適長」ですので、まず、次のようにして同一長にセットします。

斜め立ち上げで「縦横側面を展開する」のチェックをONにすると[同一長の底編み]ボタンが表示されます。このボタンをクリックし、「対角線位置のコマ全てが、縦ひも・横ひもとも中央に編まれる長さ」を指定します。

対角線に同一長をセットする操作
対角線に同一長をセットする操作

この操作により、先と同様、横ひも・縦ひもそれぞれに加算値がセットされて、すべてのひも長が同じになります。

「底編み」「ひも全体」のプレビュー図です。左側が最初の「最適長」の状態で、加算値がセットされた現データの状態が右側です。

底編みのプレビュー図。左側が最適値、右側が対角線同一長
底編みのプレビュー図。左側が最適値、右側が対角線同一長

底編み部分には、斜めに赤の対角線が表示されています。上図では右上-左下のラインであり、縦ひも・横ひもとも、このラインと交差する点が、ひもの中央です。全ひもが同一長ですから、この対角線のラインに対して、その両側が全て同じ長さになっているのが、わかるでしょうか。

こんな編み方です。順序は問わないので、手順というより、こうなるようにひもとコマを配置する、という意味ですが、

  • 1番目の縦ひもと1番目の横ひもで、中央にコマを1つ編む
    2番目の縦ひもと2番目の横ひもで、中央にコマを1つ編む……最後のひもまで
  • できた1番目のコマを、対角線上の1番目のコマ位置に置く
    できた2番目のコマを、対角線上の2番目のコマ位置に置く……最後のコマ位置まで
  • 隣り合うコマを編んで連結していく

この方法なら、ひもから最初に編むコマはすべて中央です。ですから、メジャー無しで編めます。

試作は「右側(右綾)」ですが、隣り合うコマの連結は「右側(右綾)」「左側(左綾)」のどちらについても、次のように「隣のコマを編む」延長で編むことができます。(図示するまでもなく、斜め編みの側面はもともとこのパターンですから、出来て当然とも言えますが)

右側(右綾)の場合の対角線コマの連結
右側(右綾)の場合の対角線コマの連結
左側(左綾)の場合の対角線コマの連結
左側(左綾)の場合の対角線コマの連結

以下は、順に、対角線のコマ位置、コマ位置に十字に編んだコマを乗せたところ、コマを連結して底編みしたところです。

底編みができたところで、先と同様にまず4つの角を三角に編み、そこから側面を編みました。慣れないので、底にしても側面にしても、いろんな方向に、コマの形を考えながらひもを取り回しつつ…ですけど。

以下の左側は、「ひも全体」を表示させたプレビュー図です。最適長に加算した分が、残りひもの長さに反映されています。

右写真が、カット残りのひもです。データの集計値は13.6mで、最適長であれば12.5mですから、約9%が無駄になった計算です。

縁の始末は、四方同一長の時と同じです。でも今回は、編みかたに「コマの裏で片側を渡し片側を巻き付ける(斜め編み)」を登録し、「縁の編みかた名」としてデータに追加しています。その分「ひも長加算(縦横端)」は20ミリと小さくしました。

この作品の構造データ(knot形式)です。ひもの色の配置や本数など詳細がセットされています。縁の始末は「コマの裏で片側を渡し片側を巻き付ける(斜め編み)」を参照しています。

編みかた「コマの裏で片側を渡し片側を巻き付ける(斜め編み)」を追加するには、以下の設定ファイル(XML形式)をインポートしてください。

バグ報告: 現Ver1.9.4 では、横のコマ数>=縦のコマ数の時には「対角線位置のコマ全てが、縦ひも・横ひもとも中央に編まれる長さ」で正しい値がセットできません。横のコマ数<縦のコマ数で使ってください。このデータは、手許の修正済みVer.で作成しました。