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型紙の実寸印刷

型紙になる画像ファイルが作れたら、等倍になるように印刷しましょう。

シリーズのアプリ、いずれにおいても、画像ファイルの左上には、画像サイズのスケールが表示されます。スケールは「出力時の寸法単位」として設定した刻みになっていますので、等倍になるよう印刷すれば、実寸の型紙になるのです。

Acrobat Reader には、倍率を指定して印刷する機能があります。また、Windows は標準で、PDFに印刷出力できます。これらを組み合わせれば、等倍に印刷することができます。以前にもご紹介しましたが、改めてまとめてみました。

1.windows (Microsoft) の印刷機能でPDFファイルを作る

2.作成されたPDFファイルの倍率を調べる

大きく印刷するには、「ポスター」の機能を使います。まず、試しに1枚だけ、倍率100%でプリントアウトします。

1枚目にスケールがありますから、10センチ(100ミリ)が、何ミリでプリントアウトされたかを測定します。

3.逆数の倍率をセットしてプリントアウトする

上記例では、100ミリが52.4ミリになっていますから、
100/52.4 = 1.908

ポスター印刷の倍率を、191パーセントに変更して、最終的な印刷を行います。

こんな感じで、のりしろ付きでプリントアウトされます。タイルマークとラベルも指定したので、各プリントの左上にはファイル名・配置位置も合わせて印字されています。

4.貼り合わせる

重なるのりしろ部分をカットする・裏に折るなどして、画像部分をつなぎ合わせれば完成です。

1分でサイズ計算・クラフトバンド/紙バンドで作る六つ目かご&型紙

CraftBandHexagon のテストが一段落したので、1分でサイズ計算シリーズを作ってみました。一番シンプルな六つ目のかごです。

1分でサイズ計算・クラフトバンド/紙バンドで作る六つ目かご

pdfファイルです。

wordのファイルです。

ユーザーズフォーラム

ユーザーズフォーラムを公開しました。
こちらです。メニューの「情報共有」からも入れます。

サイトで公開しているアプリですが、使い方のノウハウやコツは、サイトではなくユーザーの皆さんにあります。シェアすることで、お互いによりよい使い方ができるようになりましょう。

また、アプリの設定ファイル情報(バンドの種類・編みかた・付属品などの共通のデータベース)をシェアしましょう。同じ名前が登録されている同じ設定であれば、それを参照したデータも共有できるようになります。

どなたでも、ニックネームで参加可能です。
是非、ご参加ください。

V1.8.6 リリース

issue#63に対応しました。

設定の付属品データベース、ならびにそれを参照した追加品の機能が増えました。全てのアプリ共通です。

集計対象外の追加品

今まで、[追加品]のタブでデータに追加品を登録した場合、それらは全て、本幅のバンドの一環として記号が振られ、集計されてカットリストに出力されていました。

これを、追加品のタブで、「集計対象外」のチェックボックスをオンにすることで、集計対象から外せるようになりました。1つの付属品が複数のパーツで構成される場合は、各パーツごとに指定できます。

記号が振られず、集計されませんが、リストの「追加品」欄には長さとともに出力されます。金具やチューブなど、よく使う部品を付属品に登録しておけば、簡単に再利用できるようになります。

追加品の描画

追加品が画像に表示されるのは、CraftBandMesh だけでした。これを、追加品ごと「描画」のチェックボックスをオン/オフすることで、いずれのアプリにおいても、表示/非表示を選択できるようにしました。

また、表示する図も、今までは長さのバンドの図だけでしたが、円や半円の表示も可能になりました。どんな図を対応させるかは付属品データベースで指定します。

CraftBandMesh の画像例です。左側図の下部、従来はバンドのみの表示でしたが、右のように、円や半円の絵も指定できるようになりました。

CraftBandMesh の画像例

付属品データベースで設定可能な形状は今のところ以下です。

  • 横バンド/横四角
  • 正方形(辺)/長方形(横)/円(径)/楕円(横径)/半円(径)
  • 正方形(周)/長方形(周)/円(周)/楕円(周)/半円(周)
  • 横線/縦線

追加品の長さ参照

各追加品をデータに加える時には「長さ」を入力します。その「長さ」に必要なひも長は、付属品データベースに設定した係数と加算で算出するしくみです。例えば係数に3.14をセットすれば「長さ」として直径を入力し、周長をひも長にすることができます。

この「長さ」ですが、従来は数値を直接入力するだけでした。そのため、例えばデータを再利用してサイズを変えるような場合、追加品のサイズも手動で合わせる必要がありました。

これを「長さ参照」可能にしました。アプリごと、下部の計算寸法として表示されている数値から、縦・横・高さ・周を参照できるようになりました。

長さを「長さ参照」で「入力値」以外にセットしておくと、ベースとなる本数や間隔が変わった際には、その結果の計算寸法が自動的に反映されます。長さに対する適切な係数と加算を設定することで、データの再利用を効率化することができます。

なお、既存データの値は「入力値」即ちそのままの長さとなります。

補助線の描画

「集計対象外」の応用として、実物に対応のない、プレビュー図に描くだけの図形を「補助線」として登録することができます。V1.8.6のサンプル設定ファイルには、次のような補助線を登録しています。

CraftBandHexagonで、この補助線を図に加えた例を作ってみました。緑の線です。長さ参照機能を使って、縦や周を参照した長さにしていますので、斜めひもの本数を変更しても、追随した図になります。

データには、他の補助線も登録していますので、「描画」にチェックを入れて、効果を試してみてください。

ダウンロードはこちら。

Release v1.8.6 のリリース

更新インストールの操作例です。
※新規インストールの場合は「起動するまで」のページをご覧ください。

PPバンド・華編みのかご

PPバンドで、華編みのかごをもうひとつ作ってみました。先と同じサイズです。

模様としては、牡丹華編みに近いのですが、紺の差しひもで作られる六角形の角部分、クロスする白とシアンのバンドの上下を入れ替えました。

華編みのかご

先の反省から、少し硬めの白バンドをベースとし、側面も最初から固定するなどして今回はあまり無理なく編めましたが、編めた最大の理由は直角方向のバンドの数でしょう。1/2に間引かれており、各三角形部分には1本しか通りません。

底から見たところ。先のかごも同じですが、角の六角形から五角形を通る部分の平行の差しひもは、底で二重に重ねています。

華編みのかごの底

図では、うらおもては完全には表示できませんが、花びら部分がおもてになります。

データです。