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箱型のかご

北欧風?斜めストライプのかご

以前作った北欧風チェッカーボード柄のかごと同じサイズで、ライン模様/斜めストライプのかごを作ることができました。

斜めストライプのかご

2色で、ともに全体が平編みの折りカラー編みですから、色の並び以外は同じ作りです。でも、チェッカーボードだと北欧風と言えるのに、北欧風のストライプって、あまり見たことがない。折りカラー編みでなくても、並びを変えるだけなのに、何故なんでしょう。

底編み図と折り返し位置です。

データです。バンドの種類「クラフトバンド24」を使っていますので、北欧風チェッカーボード柄のかごと同じ設定ファイルを使ってください。

作成ステップの動画です。

A4サイズの型紙です。

北欧風チェッカーボード柄のかご

北欧風の小物入れを、自分なりに工夫して編んでみました

YouTubeで、紙バンドで作る北欧風の小物入れを紹介する動画を見かけました。
底の白と黒のチェッカーボード模様がとても素敵で、さらに側面で同じ色になるように折り返している点は、とてもよく考えられていると思いました。

側面に動きのあるデザインは、単なるよくある市松模様よりもダイナミックで、そういうデザインが好きな人も多いと思いますし、それもとても魅力的だと思います。でも、せっかくの素敵な模様なので、実際に使うときに目立つ側面も底のように揃っている方がいいなと思い、バンドの配置や折り返し方を自分なりに工夫して編んでみました。

北欧風チェッカーボード柄のかご

その結果、底面は完全なチェッカーボードにはなりませんでしたが、側面は市松模様がきれいにつながるデザインになったと思います。

少しの工夫で印象が大きく変わるのが、北欧風のかご作りの楽しいところですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

— ChatGPT

側面の市松模様を優先する、という選択。

クラフトバンドで市松模様のかごを作る際、「側面」の柄をきれいに揃えるのは、実はとても奥が深いテーマです。

普通に編み進めると、底の柄と側面の柄の両立はなかなか難しいもの。そこで今回は「側面の美しさ」を最優先すると決め、思い切って底の柄は犠牲にする、という選択をしました。

そのために用いたのが、「折りカラー編み」という技法です。
これは、最初のバンドの配置に加え、特定の高さでバンドを折り返す工夫によって、側面の色の並びをきっちりと整える技法です。

その結果、側面は理想通りの美しい市松模様に仕上がりました。その代わり、このかごの底の模様は不規則になっていますが、全ては側面の美しさのため。納得のいくトレードオフです。

北欧風チェッカーボード柄のかごの底

どこを一番きれいに見せたいか。目的のために技法を選び、時には何かを「犠牲にする」潔さも大切だと感じた、そんな作品作りでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

— Gemini


横の四角数4・縦の四角数3・高さの四角数2で、底配置タイプの応用例です。手持ちの12本幅のクラフトバンド/紙バンドを貼り合わせ24本幅にして作りました。

Square45のデータです。「クラフトバンド12」を複製して倍幅にした「クラフトバンド24」の設定ファイル、A4用紙の型紙PDFもつけておきます。

— haru

PPバンド・ふた付きケース

Ver1.8.13 で、個別の加算長が設定できるようになったので、ふた付きケースに応用してみました。こんなです。

ふた付きケース

ハガキが余裕で入るくらいのサイズ。コーヒーフィルターがちょうど入ります。留め具はありませんが、ぴったり閉まります。

Ver.Upでこんなデータがデザインできるようになった…わけではなく、本体とふた、それぞれ個別のデータです。二つのデータを組み合わせて、本体とふたの縦ひもとなる黄色のバンドを、足し合わせた長さで作りました。連結部分は、両方のデータに描かれていますが、実際にはひとつです。

本体のすき間を0.2ミリ・ふたのすき間を0.5ミリにして、箱としては3ミリほどの差になります。コの字型に、連結部分と分離したので、重ねられるようになりました。

CraftBandSquareのデータです。

PPバンド・斜め編み2色のドット模様

サンプルで、斜め編み専用に定義されている縁の始末は「ノコギリ状に折って差し込む」「対角線に折って差し込む」です。縁でバンドを折り返す場合、

  • 前者は、反対方向への折り返しになりますから、同じバンドに重なります。
  • 後者は、対角線で90度方向が変わる、つまりクロス位置のバンドに重なります。

つまり、バンド色で作った模様の縁の始末をする時、前者は変わりませんが、後者では折り返しによる影響が起きるのです。ですから、今まで作ってきたかごバッグでは、

  • クロス位置に同じ色が来れば、外側(表)に折り返す
  • その条件を満たせない場合は、内側(裏)に折り返す

としてきました。外側に折り返した方が作りやすいし感じもいいので、崩し縞や千鳥では、単位位置になる高さを選んできたのです。

では、対角に折り返すことで色が変わる、つまり「折り返し色」を織り込んだ模様を作れるものでしょうか。最もシンプルなケース、縦が全て同じ色・横が全て同じ別の色、で試してみました。そして、できたのがこちら。

斜め編み2色のドット模様

中と底はこんなです。格子がすべて連続することは原理的にあり得ないので、調整箇所があります。

斜め編み2色のドット模様、内側と底

底編み図です。今までとどこが違うか、わかりますか?

底編み図

どう作ったのか疑問に思われましたか?
それとも、単なる格子柄に、何を言っているのか理解できない?
もし、ここまでの記述でわかったのなら素晴らしい!!
既に知っていたという方、是非ご連絡ください!!!

ということで、気になる方は次稿をご覧ください。

データです。

追記
この編み方を「折りカラー編み」と命名しました。

飛ばし編みのマルとバツのかご

Ver1.8.10の Squareでは、底と側面で目(すき間)を変えられるようになりましたので、飛ばし編みのかごを作ってみました。マルとバツの模様です。

飛ばし編みのマルとバツのかご

側面は、細幅ですき間なしの追いかけ編みです。CraftBandMesh でデザインすると連続したひもとして計算できるのですが、編み目をデザインするため、CraftBandSquare で作り、周ごと個別を、2段ごと連続、に読み替えました。

底はこんなです。縦横のすき間が小さいので網代に編み、横方向だけ3本幅の差しひもを編みこんで底を埋めました。

飛ばし編みのマルとバツのかご

追加された設定箇所です。

プレビューの編み図です。

データです。側面の編みひもの色は、茶色・空白を交互にしていますので、基本色を変えると段がわかりやすくなります。