「マニュアル」カテゴリーアーカイブ

ソフトウェアの説明書

Vectorのサイトからのインストール方法の動画

日本最大級のオンラインソフトライブラリであるVector で公開されているソフトは、全て、ライブラリ管理者の方が審査しチェックされています。オンラインソフトに慣れていない方にとっては、ベクターの方が安心して使っていただけるかもしれません。

CraftBandMeshシリーズ(Ver1.5.1)について、ベクターからのダウンロードとインストール方法を動画にしてみました。

ソフトが登録されているページはこちらです。別のタブで開きますので、動画と合わせてご覧ください。
CraftBandMeshシリーズの詳細情報 : Vector ソフトを探す!

『斜め編みでかわいいプラかごを作ろう』手順書

初めてでも、子どもでも作ることができたプラかご作りの体験会、参加にあたって、持参してもらったものは、以下4点です。

  • はさみ
  • セロテープ
  • 定規
  • 洗濯バサミ5個

主催側で用意したのは、

  • PPバンド各色
  • 輪ゴム
  • 型紙(CraftBandSquare45で作成・両面テープつき)
  • ヘアピン

そして、手順書。パワーポイントのファイルをこのページにつけていますが、プレビュー用にビデオ化したのがこちら。

ポイントは、

型紙を使ったこと長さを測ってカットすること、指定順に配置すること、が容易になります。準備もPPバンドを用意するだけなので簡単です。
ヘアピンで底を留めたこと底が崩れないので、後から側面の間違いに気づいても、何度でもやり直しができます。
輪ゴムで折り位置をマーク斜めに組まれているためわかりにくい折り位置が、わかりやすくなります。外れ止めを兼ねており、中にそのまま折り込めます。

使用したひもの長さは、3.6メートル~5.6メートル。折り長も計算されているので、最後のカットもほんの少しで済みます。1個分でこんな感じ。

手芸用の扱いやすいPPバンドで、100メートルで500円~650円くらいなので、材料費は1個50円もかかりません。アンケートでは、もっとやりたい、という方が多かったのですが、まだ沢山残っているので、十分いけそうです。

作成した型紙のCraftBandSquare45のデータはこちら。型紙は複数作成しましたが、同じデータの四角数のみ変更して画像を一時生成しました。

パワーポイントの手順書はこちら。

長さと重さの換算

CraftBandMesh V1.5.1 マイナーチェンジをリリース、長さと重さの換算機能を追加しました。

面積長の投稿に、作品の重さを測ってバンドの長さを割り出す、という記述がありますが、それより、手持ちのバンドの残りはどのくらいか知りたかったのです。

~メートルあたり~グラム、という数字がわかっていれば、計算自体はアレクサでもOKグーグルでもすぐに教えてくれますが、それぞれの値をメモしておかなければなりません。そのメモを、バンドの種類ごと「長さと重さ」として保存できるようにしました。

「長さと重さ」には、「<長さ> <長さの単位> = <重さ> <重さの単位>」の形式で数値と文字をセットします。そして、[長さと重さ]ボタンをクリックすると、換算画面が開きます。

残っているPPバンドの重さを測り、重さのところにセットして、

重さ→長さのボタンをクリックすると、

結果が表示される、というわけです。

独立した機能なので、ひもリストに重さが表示されるわけではありません。
その代わり、どんな数値をどんな単位と組み合わせてもOK。「1ドル=134.39円」なんて設定でも、計算してくれたりします。

CraftBandMesh, CraftBandSquare45, CraftBandKnotの共通機能ですので、どのアプリから開いても同じに使えます。

楕円部分のひもの長さの計算

底の楕円部分を追いかけ編みで編んだとして、プレビュー図の角の円弧部分は、楕円で、底の縦ひも・横ひもの外側になるように描いています。

でも、実際に編んでみると、<最上と最下の短いひも>と重なるので、より丸く小さい。

上の絵に、違いを描き入れてみると、こんな感じでしょうか。

ひもの長さの計算では、この状態に対応して、次の2点の設定値を計算に使っています。

  • 楕円底周の加算
  • 楕円底円弧の半径加算

~加算という名前ですが、いずれも通常はマイナスの値を設定し、それを加算することで、計算値を小さくするものです。

「楕円底周の加算」は、縦ひも+横ひもで作られる長方形部分の長さに加算する値です。ここには、上図の赤文字部分、斜めに重なることで短くなる長さを設定します。

「楕円底円弧の半径加算」は、円弧を計算する時の半径に加算する値です。ここには、上図の青文字部分、小さくなった分の長さを設定します。

これら2点の値は、基本的には、バンドの種類ごとに設定されますが、個別のデータで持つこともできます。常に固定というより、ひもの幅、特に<最上と最下の短いひも>の幅で変わりますし、何といっても、編む人の編みかたに依存します。

また、側面と同じで、例えば3周を設定したなら、一番外側の計算値を3倍しています。周ごとに計算しているわけではありません。そういう設定も可能だということで、通常は既定値でよいのではないかと思います。

issue#18対応で、楕円底の設定画面に「円弧部分長」と「差しひも間のすき間」の表示を増やしました。これは、ひとつの角について、上述のようにして計算した円弧部分の長さと、

差しひも間のすき間=円弧部分長 - (差しひもの数 × 差しひもの幅)

の値です。この値がマイナスになるということは、円弧より差しひもの幅の方が広い、つまり差しひもがきれいに差せない(重なるか、根元にすき間が空くか)ということ。

また、差しひもに続いて追いかけ編みやねじり編みをした後、立ち上げた時にどのくらいの間隔になるかの目安になります。

例えば、下の図、5本幅で追いかけ編み1周の例ですが、差しひも2本(全体では2*4=8本)は難しいでしょう。「差しひも間のすき間」は、-2.4でした。

正確な値を得るには「楕円底円弧の半径加算」「楕円底周の加算」などを合わせる必要がありますが、何周編む必要があるかの目安にはなるのではないでしょうか。また、数値でなくても、プレビュー図でもおおよその状況はつかめるでしょう。

CraftBandMeshのプレビュー機能

issue#11としてあがっているのは、CraftBandMeshにプレビュー機能が欲しい、というものです。

後発のCraftBandSquare45, CraftBandKnot にはプレビュー機能がありますから、まあ当然ですね。開発中バージョンですが、こんな感じのプレビューです。

猫ちゃんかごのプレビュー

これは、『このサイズ』No.10猫ちゃんかごの画像です。等倍で作っており、大きいのでアップロード時に少し縮小しました。これで、要望のあった

  • 底のひもの間隔(詰まり具合)
  • 側面の編みかたを変えた部分のバランス

は確認できると思います。

側面の広がりについては「周長比率対底の周」に比率を設定することで、底に対してどのくらい増やす/減らすか設定できます。でもこの値は、編みかたごとなので、下15周の追いかけ編みは同じ1.1倍の絵です。

実際には、15周編みながら少しづつ増やしていくわけですが、ひもの長さは、周長 * 15 として計算しますので、それを反映しています。ひもの長さは多めに算出されますが、多少余るのは問題ないでしょうから。

もし、もうすこし細かく絵・ひもの長さを調整したければ、

追いかけ編み 15周 1点 → 追いかけ編み1周 15点

でデータを作れば、周ごとに細かく「周長比率対底の周」を設定できます。(「次周連続」にチェックを入れれば、連続したひもとして長さを計算します) 輪編みですが、そのように作った例が「周長2倍のかご」です。こんな絵になります。

楕円部分については、長い横ひもと縦ひもがクロスする位置を中心とした楕円を描いています。これでおおよそのバランスは把握できるのではないでしょうか。

なお、ひもの長さについてはこの絵の長さではなく、実物に合わせてもう少し短く計算しています。これについては、次の楕円部分のひもの長さの計算で説明します。