「模様」カテゴリーアーカイブ

模様データが含まれるかご

PPバンド・鶴模様のかご

クラフトバンド/紙バンドで作った鶴模様のかご、PPバンドでも作ってみました。

次のように、PPバンドの特性に合わせた、底・側面ともに8×8単位の繰り返しです。

  • 3つ飛びは粗すぎるので、2つ飛びの網代編みで
  • 幅を細かく変えられないので、全幅と1/2幅の2種で

できたかごがこちら。

鶴というより、カエルのような。。でもまあ、PPバンドの場合は、サイコロの四や五でも千鳥なんですから、これだって鶴模様、ということにしましょう。

底からみたところ。

鶴模様のかごの底

外側からの編み図です。編み方自体は2つ飛び網代なので、色と幅を合わせてしまえば、編み図は見なくてもいけます。

CraftBandSquare のデータです。色と幅合わせて8本セット、上下4×4の網代編み。底はサイズに合わせて展開し、横中央で切り替えて各対応する側面と模様を合わせました。

波網代の鶴模様のかご

縦ひも・横ひもともに、2色を複数本ずつ交互にし、網代編み(PPバンドの場合は平編みも含む)で編むと、千鳥格子と呼ばれる模様になります。

それに波網代を加えて、千鳥をスリム化するとになります。
四方網代底をベースとし、鶴模様のボックスを作ってみました。

波網代の鶴模様のかご

連なって見えるように模様の数は多くしたい、けれどサイズは20センチまでに収めたい、ということで、波網代については、6幅・4幅・3幅・2幅・2幅・2幅・3幅・4幅・6幅の9点を単位とし、縦・横の四角数は各3単位27個としました。

今までの波網代は1~2セットで作ってきましたので、3つ飛び6×6との関係はあまり考慮しませんでした。でも、今回は繰り返しが入ります。6では波にならないし、12では大きくなりすぎる、間をとったのが9点です。9と6の最小公倍数は18ですから、各方向少し異なる2種類の鶴が組み合わさった形状になっています。

底です。四方網代がベースなので、十字ラインができていますが、模様はそこそこつながっています。

波網代の鶴模様のかごの底

編み図の底の部分だけ拡大したのが下図です。左側が四方網代編みそのままで、右側が上で作ったもの。赤の中心線の両脇で数点、模様を見ながら、重なって編みにくい箇所をつぶしたのですが、差がわかるでしょうか。

データです。Ver.1.7.4以降で開いてください。

波網代のヘリンボーン編みのかご

佐倉竹芸保存会の「色々な網代編み」からです。3行目最後の「波網代(1,3,5,7)」をベースにしたかごを作ってみました。 オリジナルの「波網代(1,3,5,7)」で使っている竹ひごの幅は、縦横とも1幅・3幅・5幅・7幅の4種、各3点ずつ、

1,1,1,3,3,3,5,5,5,7,7,7,5,5,5,3,3,3

の繰り返しで、3つ飛びです。これを、3幅・4幅・6幅・8幅の4種、2点/3点で作ってみました。中の四角のへリンボーン編み、各辺1単位の正方形です。

波網代のヘリンボーン編みのかご

底から見たところ。

波網代のヘリンボーン編みのかごの底

外側からの図です。

データです。Ver.1.7.4以降で開いてください。

「色々な網代編み」に掲載されている21種の網代編み模様、これでコンプリートです!
佐倉竹芸保存会様、ありがとうございました。

波網代の長桝網代のかご

佐倉竹芸保存会の「色々な網代編み」からです。3行目の「波網代(1,3,5)」をベースにしたかごを作ってみました。オリジナルの「波網代(1,3,5)」で使っている竹ひごの幅は、縦横とも1幅・3幅・5幅の3種を各3点ずつ使った

1,1,1,3,3,3,5,5,5,3,3,3

の繰り返しで3つ飛びです。波網代編みは7点単位でも試していますが、こちらが正統な感じがします。1,3,5ですから!

これを、12本幅クラフトバンド/紙バンドで、3幅・4幅・6幅の3種、各3点で作ってみました。ただし、対称にするため奇数となるよう中心の6幅は4点とした13本を単位とし、横に1単位、縦に2単位とした長桝網代編みです。V1.7.4 で可能になった幅変更機能を使ってみました。

底です。

波網代の長桝網代のかごの底

外側からの図です。

データです。Ver.1.7.4以降で開いてください。

組み換え長桝四方網代編みのかご

立ち上げ可能な繰り返し模様長桝四方ベースのテストパターンの亜種です。追加条件4.の改善を目指し、4単位をひとつにして、うち2点の方向を井桁状に変えてみました。

組み換え長桝四方模様のベース

この模様で、かごを作ってみました。ほぼ同様のかご、2点目になりますので、部分的にひもの色を変えて、方向をわかりやくしてみました。

組み換え長桝四方網代編みのかご

底から見たところ。

組み換え長桝四方のかごの底

条件については

1.~3 基本的な条件OK
4. 連続的縦横組み合わせの模様として
5. 編みやすさ長桝の1,3,5ベース
6. 美しさちょっと微妙ですが。。

追加条件の評価があがってきたので、使える(かもしれない)模様として「組み換え長桝四方網代編み」と命名しました✌

編み図です。

データです。[ひも上下]には模様の1単位、12×12が入っています。長桝四方と同サイズなのです。

さて、立ち上げ可能な繰り返し模様、試したのは底編み系中の四角という安易なパターンです。最近作った中から使えそうなものを選んでみました、レベルの安直さ

[?] 3つ飛びなら他にも上の四角・下の四角・端の四角、2つ飛び、方向、様々な組み合わせがあり得ます。立ち上げ可能な繰り返し模様に、アルゴリズム的な作り方があるのでしょうか。