PPバンドのかご・6本千鳥格子模様

3本の次は、6本の千鳥格子を試してみました。

基本は2色なのですが、色が薄い方の真ん中に同系色を入れてみました。6×6の格子が収まるサイズにしたため、6の倍数で、12本・24本・高さ18本と、今までのかごより大きめのかごになりました。

6本千鳥格子

模様の基本パターンは次の図ですが、同じ色が重なる箇所(色の薄い同系色も同色扱い)は、平編みに変えた、12×12の繰り返しです。

底は平編みです。

6本千鳥格子の底

展開図・編み図はこんなです。

データです。

PPバンドのかご・3本千鳥格子模様

一方向のみの色の次は、両方向に色があるタイプでしょう。

垂直ひもと側面の編みひも、ともに3本ずつ2色、千鳥格子と呼ばれる模様を作ってみました。

千鳥格子

底は平編みで、側面と続けてみるとこんなです。

千鳥格子の底

編み目をちょっとだけ変えているのがわかるでしょうか。
紺色3本・水色3本でできる、3×3領域の組み合わせは次の4点です。

  1. 水色×水色
  2. 水色×紺色
  3. 紺色×紺色
  4. 紺色×水色

2.と4.は平編みだと模様が入れ替わります。それを、側面については、片方だけ上下入れ替えて、同じにしてみたのです。入れ替えた境界部分では、ひもが同方向に重なりますが、2連続までは良しとして。

でも、作ってみると、ひもの方向が重なる箇所は、ひも同士が重なるような感じになってしまいました。特に上部の縁の近くは。そのため、内側、上から3本目に重なり位置の間になるように水色のひもを通し、持ち手を巻き付ける位置も重複箇所の間に通して固定してみました。

このかごでは、1.と3.の同色部分は変更していませんが、1.と3.については上下を入れ替えても模様は変わりませんので、もうすこし改良の余地があるかもしれません。

展開図・編み図はこちらです。(水色の方は、色がわかりにくいので、「線のみ(中線あり)」に変更)

データです。

PPバンドのかご・一方向のみの色(その1)

片側同色で、2色のパターンの亜種です。
同様に、底と垂直ひもが同色で、側面の編みひもに色をたくさん使ってみました。

色を2対1で地より強調しています。地は無彩色の白です。

issue#28対応で[ひも上下]の[チェック]ボタンによるチェック内容を改良しました。このかごの場合、こんなふうに表示されます。

メッセージの最後、ON比率が0.38となっています。
ONは垂直方向ですので、水平方向の比率は
   1 – 0.38 = 0.62
ですから、水平方向の方が倍くらいになっている、ということです。

データです。

PPバンドのかごの模様(片側同色)

片側同色、2色のパターンです。ルールは先と同じ

4歳の女の子用に作ってみました。赤と黒の小かごよりは大きいですが、割と小さめです。

いずれの側面も、中央を中心としたひと模様。こんなです。

片側同色ですから、側面の編みひもが上になっているところが模様ですが、編み図としてはこんなです。

編みかたの設定に「外向き折り編みひもに重ねて残りも外に折る(PPバンド)」を追加しました。今までも、縁を別に加えるのではなく、側面最上の編みひもで模様を作り、それにバンドを重ねて縁にしていました。プレビューで模様を見る場合もその方がわかりやすい。

データです。

『紙バンドのオリジナルレシピを作ろう』令和5年度前期りぶら講座

先にお知らせした講座が開催されました。

以下、講座で使用した、パワーポイント資料からの抜粋です。

6ページ

7ページ

10ページ

11ページ

12ページ

13ページ

16ページ、バンドの種類の設定

18ページ、編みかたの設定

20ページ、付属品の設定

21ページ、描画色の設定

22ページ

23ページ

24ページ

パワーポイントファイルはこちら

同内容、PDFファイルはこちら

PPバンドの小かご・ハロウィン模様

赤と黒の小かご、片側同色、2色のパターン、最後に模様を作ってみました。
側面の黒いひもが上になっている箇所が模様になりますが、

  • 連続は基本2以下
  • 3連続は最小限
  • 4連続はNG

ドット絵よりも荒くて、このルール…

ハロウィン模様

どうでしょうか。ハロウィンに見えるでしょうか。

左側は、奇数にするため縦ひも・横ひもは5本にしました。赤の1/2幅のひもを側面と差しひもに使い、角ばらせることで形を保っています。
右側は、パンチで目の穴を開けました。

そしてオマケ、黒いPPバンドを切り抜いて作った飾りです。他のかごに両面テープで貼り付け予定。

データです。

PPバンドの小かご・ランダムパターン

ここまで、赤と黒の小かご、片側同色、2色で2までの基本的なパターンを試してみましたので、次は、パターンのないパターンでやってみましょう。

CraftBandSquareの[ひも上下]のタブには[ランダム]というボタンがあります。乱数で上下を作ってくれるのです。4つの側面は各6本×4段となっていますので、4×4のパターンを組み合わせて12×2を2組作りました。繰り返しなしです。

そのままのパターンと、反転パターンです。

ランダムパターン

これまでは、繰り返しは2×2以下にしていましたので、定期的に咬み合う箇所がありました。でも、ランダムパターンだとそんな考慮なし。作っている時も形がまとまらず作りにくいし、出来てからも段が重なってしまう箇所がたくさん出てきました。

問題個所

このサイズだと、四角の組み合わせの影響が大きいです。そして、お任せ(ランダム)にしてしまうと、重なる方が自然。つまり、平編みというのは、不自然の最たるものだったのですね。

データです。

PPバンドの小かご・6を2と1

赤と黒の小かご、片側同色、2色のパターンです。

1×2を3つごとの繰り返しではなく、6つをセットとして繰り返すようにしてみました。
2が2点、1が1点。1と2それぞれに赤と黒が対応しますので、全体としての色調は同じになります。

反転パターンと並べました。ぱっと見、同じように見えます。

6を2と1

データです。[上下交換]のボタンで入れ替えできるのですが、両方を載せておきます。

PPバンドの小かご・3を1と2

赤と黒の小かご、片側同色、2色のパターンです。

2×2より荒くするのは難しそう、ということで、1×2で作ってみました。3つごとの繰り返しパターンです。

上下を入れ替えると、赤と黒が逆になります。1×2なので色調が変わりました。

3を1と2

データです。[上下交換]のボタンで入れ替えできるのですが、両方を載せておきます。