二重六つ目の浅かご

CraftBandHexagonで浅かごを作ってみました。『二重六つ目』と呼んでいいかはちょっと微妙ですが、二重の六つ目です。

二重六つ目の浅かご

底から見たところ。

二重六つ目の浅かごの底

なぜ微妙かというと、こんな感じで、横ひもと側面を非表示にした編み図で斜めひもを組み、次に、横ひもを図の通りに差し入れて作ったからです。二重六つ目の編み方は全く知らずに。

「二重六つ目」の条件を挙げると、こんな感じでしょうか。

  1. 各辺が二重線の六角形で埋められている
  2. 二重線の内側は「六つ目」であること(右綾もしくは左綾)
  3. 相互に組まれていること(接着剤なしで形になる)

六つ目の間には三角形が作られ、各三角形には3点の六つ目が接します。この3点の六つ目は、3点とも右綾、もしくは3点とも左綾はあり得ない。(普通の一重の六つ目、各辺を二重にしただけでは3.の条件を満たさないので)

そうすると、組み合わせは次の2つです。

  • 右綾2点と左綾1点
  • 左綾2点と右綾1点

一番シンプルには、段ごと右綾/左綾で、側面はそう作られるのでしょう。でも、そのためには、麻の葉編みと同じように、底は、中心から6方向に変える必要がある。それが、正しい二重六つ目だと思います。

でも、今のところアプリでは、一方向の絵しか描けません。編み図として使ったのは「ともえ(3すくみ)」としてではなく「鉄線(3軸織)」で、2本ごとに2本を抜いて描いたものです。ちなみに、右綾になっているところを赤丸で示すとこんなです。

鉄線編みが3本ごとの繰り返しですから、2本ごと2本を1セットとすると、3セットごとの繰り返しです。繰り返しがわかれば、図の通り作るのもそう難しくない。なので、ちょっと微妙な二重六つ目、というわけです。

データです。色が「無描画色」になっている箇所は、リストにおいても、無いものとしてみて下さい。

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