同じくあぜ編みです。
ひもの幅の差をもっと大きくして、12本幅と2本幅です。
1周編むのに必要な長さも、2本幅は10ミリ長くなりました。
先には、垂直ひもが12本幅でしたが、6本幅と半分にしてみます。
追いかけ編みは2本幅ですが、真ん中に少し幅広のひもを加え、設定は「追いかけ編み」としました。
2か所の追いかけ編みの部分、設定だと68.8mmのところ、68mmくらいになりましたが、「追いかけ編み(細幅)」よりは「追いかけ編み」の設定に合うかと思います。
辻褄合わせのために、編みかたに「スペースマイナス」を追加しました。
「高さ比率対ひも幅」「垂直ひも比率対ひも幅」ともに-1とし、選択したひも幅分、高さを低くします。設定で~加算としている項目は、その値を足していますので、マイナス値を設定すれば引き算もできるのです。0.8mm×2で、1本幅分くらいですので、 「スペースマイナス」 で1本幅を加えました。
あと、データですが、側面のところで、手動で1周につき10mm程度の余裕分を加えています。ただこれも、編みかたの設定に「ひも長加算1周あたり」や「ひも長加算ひもあたり」があるので、自分の編みかたに合わせて、初めからそちらに加えておいた方が簡単だと思います。
次のサイズは、いちばん広い12本幅に対して、狭い2本幅の追いかけ編みで作ってみました。
「追いかけ編み」の設定は「高さ比率対ひも幅」「垂直ひも長比率対ひも幅」ともに2です。編みひも2本ですから、編みひもの幅イコール高さ、としているわけです。
ところが、編んでみると、
当初の計画: 27周54段で高さ133mmのところ、
同じ高さにするには、29周58段編む必要がありました。
編みかたにもよると思いますが、垂直ひもが広くてしっかりしているので、細い2本幅の編みひもだと、詰めれば、結構詰められるのです。
今の場合、ひも幅ぶんの高さに対して93%くらいでした。
ただ、この比率は固定というわけではなく、もう少し詰めることも、ゆるくすることもできる、つまり編みかた次第のものです。
そこで、設定の編みかたに「追いかけ編み(細幅)」を追加し、
「高さ比率対ひも幅」「垂直ひも長比率対ひも幅」 を1.85としました。
ひもの組み合わせ的に詰められるケースは 「追いかけ編み(細幅)」
通常は「 追いかけ編み 」として使えばよいかと思います。