日別アーカイブ: 2024年8月17日

[設定]-[バンドの種類]画面

いずれのアプリにおいても、メイン画面の[設定]をクリックし、開かれたメニューの最初にある[バンドの種類]をクリックすると、[バンドの種類]画面が開きます。

シリーズのアプリは、バンド・テープ形状の幅のある素材を対象としますが、その素材に任意の名前をつけて登録しておく画面です。

[バンドの種類]画面

「バンドの種類」の内容を変更するには

画面上部が行と列のグリッドになっています。
ひとつの行が、1点のバンドの種類に対応します。「バンドの種類名」がキーです。
変更したいセルをクリックして選択すると、そのセルの内容を編集できます。

「色編集」ボタンでをクリックすると、[描画色]に登録した色の中から、そのバンドの種類で使いたい色を変更することができます。結果は「色リスト」のセルの文字列として保存されます。

「バンドの種類」を追加するには

下部の「バンドの種類名」のテキストボックスに、新たな名前を入力してください。

[追加]ボタンをクリックすると、新たなバンドの種類名として、初期値の行が追加されます。
[複製]ボタンをクリックすると、現在の選択行(青く選択されたセルがある・冒頭に▼表示がある行)の複製に、新たな名前が付された行が追加されます。

行が追加されたら、それぞれのセルに値を入力してください。

「バンドの種類」を削除するには

削除したいバンドの種類の行ラベルをクリックすると、その行が青く選択された状態になります。

行が選択された状態で、Delete キーを押すと、そのバンドの種類が削除されます。

※バンドの種類を削除すると、そのバンドの種類を参照しているデータ全てが使えなくなる可能性がありますので、留意してください。

ボタン操作

ボタン名機能説明
長さと重さ長さと重さの換算画面を開く長さと重さの換算」参照
複製既存の行を複製する上述
追加新たな行を追加する上述
OK変更を確定して画面を閉じる追加や変更が保存されます
キャンセルキャンセルして画面を閉じる追加や変更は破棄されます

登録内容

バンドの種類の各設定値と、それがアプリごと、どのように使われるかを表にしました。

緑の箇所はアプリ共通、黄色の箇所は初期値として、白の箇所は実行時に参照、グレーはそのアプリでは参照しない値です。

参照値は、バンドの種類とともに切り替わりますので、そのバンドの種類の特性に合わせた値を設定しておくことで、計算結果も切り替わります。

「本幅」と「バンド幅」

ひとつの「かご」のデータを作る時には、ひとつのバンドの種類のみが選択できます。複数のバンドの種類を組み合わせることはできません。複数の幅を組み合わせたい場合は、本幅のしくみを使ってください。

各バンドの種類の最初に「本幅」と「バンド幅」を入力するセルがあります。ここに設定した値が、幅選択の基本となります。

例えば、サンプル冒頭の「クラフトバンド」は、12本幅・14.74mmです。これは実際には次のような幅のバンドが使えることを意味します。

本幅(整数値)実際の幅(ミリ単位)
11.2
22.5
33.7
1113.5
1214.7

サンプルの「竹ひご(1幅1ミリ)」は、15本幅・15mmですから、次のようになります。

本幅(整数値)実際の幅(ミリ単位)
11
22
33
1414
1515

ひとつの「かご」に、2.5ミリ・4ミリ・10ミリの竹ひごを使いたいとしましょう。名前・本幅値・バンド幅は、任意に登録することができますので、例えば、次のように登録すれば、使いたい幅が選択可能になります。

本幅(整数値)実際の幅(ミリ単位)
10.5
21.0
31.5
199.5
2010
本幅(整数値)実際の幅(ミリ単位)
10.1
20.2
30.3
999.9
10010

バンドの種類は、一度登録しておけば、以降は選択するだけで済みます。個々のデータではなく、作りたい様々な「かご」で共通に使えるような設定にしておくのがポイントです。例の竹ひごA, 竹ひごB どちらの登録方法が良いのか、また別の登録方法が良いのかは使う方次第です。

  • 最大値として使える幅は、上記2例はいずれも10ミリですが、「40本幅・20mm」「200本幅・20mm」にしておけば、同じ幅て20ミリまで選べるようになります。
  • 「中線幅」を指定した描画色を選ぶと、画像生成時に本幅に応じた線が表示されます。あまり細かくしても意味がないので、中線を使うか使わないかも考慮対象です。

バンドの種類の切り替え

「かご」の各データに保持されているのは「本幅」の数値であり、実際の幅は、その時選択されている[バンドの種類]をもとに都度計算します。

例えば、ある「かご」のデータが、上記「竹ひごA」で作られていたとしましょう。
データが完成した後、バンドの種類を「竹ひごB」に変更すると、どうなるのでしょうか。

本幅値(データに保持)実際の幅(計算値)
5本幅2.5ミリ
8本幅4ミリ
20本幅10ミリ
本幅値(データに保持)実際の幅(計算値)
5本幅0.5ミリ
8本幅0.8ミリ
20本幅2ミリ

データ全体が比例的に再計算されます。この例だとAとBの差が大きすぎますのでミニチュアになってしまいますが、登録方法によっては便利に使えるでしょう。

追記

Ver1.8.7 で「本幅の幅」が設定可能になりました。例えば上述の、2.5ミリ・4ミリ・10ミリの竹ひごを使う場合の選択肢として、次のような設定も可能になります。

本幅数等分値変更幅
11.00
22.00
33.002.5
1010.00
10本幅10ミリで、3幅のみ変更

本幅数等分値変更幅
13.332.5
26.674
310.00
3本幅10ミリで、すべて変更幅を指定