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フォルトゥーナパールのかごバッグ

フォルトゥーナパールという素材があります。販売サイトによると「国内産のPPバンドと同じように使っても、その質感、発色の違いにきっと驚くはずです。同じ編み方でも、フォルトゥーナパールなら、よりエレガントで、個性的な作品に仕上がります。

試してみたくなりますよね。でも、53色のラインナップですから、オリカラー・チェック(OriColorCheck) にするとして、2色だと2756通りにもなります。どんな組み合わせがいいのか、選びかねていたのです。そこに、モニターになって下さるという方がありまして、サクッと選んでくれました。好き♡とか可愛い♡を持ってる方、最強です。

フォルトゥーナパールのかごバッグ

PPバンドより柔らかめで、編地は、カゴというよりカバンです。21ミリ幅・27メートルの素材を2色で計2巻使い、32ミリのDカンを6箇所編み込み、既成のボタン式の持ち手をつけました。

底と内側です。底の中央線位置で切り替えています。

Ver.1.8.14 のSquare45の折りカラー機能を使いました。折り返しを指定したバンドに対して、標準では側面分の長さが倍になります(下図・左)。この状態で、27メートルのバンドで作れるサイズを決めました。使用長26.3メートルです。

その後、サイズは変えずに、底の中央線に届く長さを個別加算長に・四角2個分をひも長加算に設定することで、使用長を最適化しました。それが下図・右で、使用長は25.3メートルになりました。

バンドは後者でカットして作ったのですが、

  • 余裕がほとんどないため、カットミスや配置ミスのプレッシャーが大きい
  • 仮編みの2倍高さ状態で高さが揃わないため、均等に編めているかのチェックや補正ができない
  • 差し込み時に縦に割けたら終わり。割けない素材で本当に良かった☺
  • 最後、折り返して底に差し込むまで、長さが合っているかどうかドキドキ

なので、材料に余裕があれば、前者で十分と思いました。それでも、何とか予定通りに作ることができ、カット残りは下図・左、残った1.6メートルで右図のようなポーチを作ることもできました。

Square45のデータ、最適化なし・ありの2点です。Ver1.8.14以降で開いてください。

これらのデータで参照している設定データ(バンドの種類「フォルトゥーナパール」や補助線が含まれます)、および残りバンドのポーチのデータも添付します。

PPバンド・花模様のミニバッグ

Ver.1.8.14 のSquareの差しひも機能を使って、花模様のミニバッグを作ってみました。

花模様のミニバッグ

使用している差しひものうち、水平方向の白のバンドは編みひもに重ねて編まれています。この状態を、追加された差し位置「とも編み」で指定しました。

差しひもの設定はこんなです。

1/2,1/3,1/4幅のバンドを使いましたが、バンドの種類「PPバンド(4本幅)」では1/3幅は使えないので代替しています。幅をより正確に表したければ、12本幅のPPバンドを定義してください。

[プレビュー]および[プレビュー2]タブにおける操作と表示は、以下のようになります。
何本おきに何色を差すか・本数は合っているか、などがチェックし易くなりました。

[プレビュー]タブでは、次のように表示を切り替えることができます。

[プレビュー2]タブの表示は「差しひも」指定を引き継ぎます。

なお、Ver1.8.14では[3Dモデル]ボタンによる表示で、完全白が透明化されるようになりました。描画色「白」と「deep白」で、赤・緑・青が255・255・255になっていたら、253・253・253に修正してください。

データです。