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レジかごサイズのかご

実用に、レジかごに入るサイズのかごを作ってみたいと思います。

お試しポイント

  • 13本幅ベース
  • 各角につき差しひも1本 ( 角が丸い四角なので )
  • 底は、追いかけ編み3周で差しひも、ねじり編み1周
  • 輪編みで、側面の周長を段階的に増やしていく
  • 角カンを使った持ち手
  • サイドにも持ち手

レジかごの内側のサイズを測って、3.5ミリ厚(バンドの種類の設定値)で計算させました。計算寸法の縦と横の表示は、内側は底・外側は厚みと最大周をプラスしているのですが、底については内側・外側とも表示されればよいと思いました。

レジかごサイズのかご

均等に周長を増やしていくのが難しい。角によって、斜めの角度が異なったり、きれいな直線にならなかったり。それでも、そこそこ、レジかごには入りますけど。

実用性の比較

プラスチックかご布製バッグクラフトバンドのかご
折り畳み× できない◎畳める△ サイドが若干折れる
カゴへの装着◎ 乗せるだけ△ 合わせる手間〇 入れるだけ
不定形品◎ 形は変わらない△ 形が変わる〇 あまり変わらない
持ち歩き× 重たかったらムリ〇 肩掛け可能〇 肩掛け可能

プラスチックかごと布製バッグの中間くらいの使い勝手ですね。セルフスキャンのお店で使えると、便利だと思います。

かごの評価

簡易度増える周長をきれいに斜めにするのが難しい
実用性
可愛さ大きい
出来きれいに斜めになっていません

教訓

  • 輪編みの貼り部分は、角から外した方がいい
  • 輪編みの対角線位置が、配置の目安になるかも

周長2倍のかご

側面のデータを作るところに「周長比率対底の周」があります。これは、計算寸法として表示される内側の「底の周」に対する、各編みかたの周長の比です。
ボックスは1でしたが、小かごについては、ゆるく編んだ結果 1.05~1.1くらいになる、という値で使ってきました。

試しにこれを、「意図した値」で作ってみようと思います。

お試しポイント

  • 底は10センチ×10センチの差しひも3本タイプと同じ
  • 側面は周長を1倍から2倍に段階的に増やしていく
  • 3本幅の輪編みで、1周ごと、 0.05づつ増やす
周長2倍のかご

大きくなっていく周と垂直ひもをきれいに合わせるのが大変でした。
輪にするため、ひもを重ねてボンドをつけた箇所を、最初は垂直ひもの裏側になるように置いても、ずれてしまうのです。周が大きくなるにつれ、 垂直ひもの 間隔も広くなり、編み目もゆるくなって浮いたりします。

データ通り、段階的・直線的に増えていきます。 2倍まで編むと、ラーメンどんぶりみたいな形になりました。持ち手をつけて、少しかごらしくなりました。

周長2倍のかごの側面

参照元の小かご同様、縁を3本幅にする予定でしたが、周が広くなるとちょっと弱すぎると思い、5本幅に変えました。

上手に編める方なら、1周ごと輪にしなくても、追いかけ編みで連続的に増やしていけると思います。その場合は、側面のデータの「次周連続」にチェックを入れてください。

かごの評価

簡易度大きくなっていく輪を合わせるのが大変
実用性何かには使えるでしょう
可愛さ
出来側面が浮いているところがある

教訓

  • 周が大きくなると、垂直ひもの間隔も広くなる

縦横比1の小かごの底比較

底の作り方が異なる『10センチ×10センチ、5本幅ベース 』 の小かごが、6個できました。並べてみました。

まず、差しひもの数を変えたパターン、左から
差しひも1本の小かご」 「差しひも2本の小かご」 「差しひも3本の小かご」 「差しひも4本の小かご」 です。
横ひも・縦ひもが、順次、差しひもに置き換わっています。

差しひも1本~4本

底の周の長さも、左から
356ミリ、286ミリ、310ミリ、307ミリとなっており、
差しひもが増えるに従い、丸くなっていくのがわかるかと思います。

残り2点は、左から
基本の小かご」「丸底のかご」です。

基本のかごと丸底のかご

「最上と最下の短いひも」を置いた楕円底と、対称に作られた丸底。やっぱり違いますね。

丸底の小かご

比較のため、同じサイズで丸底も作ってみました。
CraftBandMeshは、四角底用であり、丸底には対応していません。
そのため、作る際には「差しひも4本の小かご」のひもリストの一部をそのまま流用しました。

差しひも4本の小かごのデータ丸底の小かごを作る際
底(縦横)長い横ひも・縦ひも各1本(同じ長さ)同じ長さのひもを10本使用
底(楕円)1.追いかけ編み5
2.差しひも
3.追いかけ編み4
4.ねじり編み1
1.使わない(次週連続のチェックを外す)
2.使わない (次週連続のチェックを外す)
3.設定そのままで使用
4.設定そのままで使用
側面追いかけ編み、縁の処理設定そのままで使用
追加品持ち手2個設定そのままで使用
丸底の小かご

底はこんな感じ。キレイな同心円にするのはなかなか難しいです。

丸底の小かご の底

10本も重ねているので、底のいちばん厚いところは1センチ近くになりました。
でも「差しひも4本の小かご」 のようにひもの角がひっかかったりすることはなさそう。
重ね順など考えず、適当に貼り合わせただけですが、『 正しい丸底の作り方 (?) 』をすればもっと上手に作れるのでしょう。

かごの評価

簡易度丸底
実用性
可愛さ山みたいでカワイイかも
出来非対称

教訓

  • 10本は重ねにくい

差しひも4本の小かご

角の差しひも、さらに増やして4本にしてみます。
横ひも・縦ひもは1本づつ十字に貼り合わせ、差しひも前後の追いかけ編みの周数も更に増やします。

お試しポイント

  • 10センチ×10センチ、5本幅ベースは同じ
  • 追いかけ編み5周で各角の差しひも4本、全部で16本
  • 差しひもの後は、追いかけ編み4周、ねじり編み1周
差しひも4本の小かご

ちょっと難しかったです。縦横十字の2本の周りに追いかけ編みをすること、4本の差しひもを等間隔に貼ること、差しひも間の追いかけ編み、円弧を作っていくこと。キレイに作れば円にできるはずが、少し歪んでしまいました。

差しひも4本の小かごの底

底の径ですが、最初の5周10段の追いかけ編み部分、計算では23.6ミリですが、実際は18ミリほどです。十字2本のひもの周りに、編むというより巻く感じになるからだと思います。結果的に、底の周も短くなるので、「楕円円周の加算」値に、マイナス10ミリを設定しました。

角の差しひもの数が偶数なので、追いかけ編みはそのままつながります。
でも、底は、ひもが何枚も重なって厚くなり、中央部は穴のようになってしまいました。

かごの評価

簡易度作りにくい
実用性使えるけれど、底にひっかかりやすいかも
可愛さ
出来底が均一にできていない

教訓

  • 差しひもをたくさん貼るときは、貼り方・厚みを考慮する

差しひも3本の小かご

角の差しひも、2本1本で作ってみたので、次は3本にしてみます。
「最上と最下の短いひも」は 無し 、円弧をつくるため追いかけ編み 4周とし、差しひもの間隔が狭いので、差しひも後の追いかけ編みの周数を2→3としました。

お試しポイント

  • 10センチ×10センチ、5本幅ベースは同じ
  • 追いかけ編み4周で各角の差しひも3本、全部で12本
  • 差しひもの後は、追いかけ編み3周、ねじり編み1周
差しひも3本の小かご

角の差しひもを3本としたため、長い横ひも・縦ひもは2本づつとなりました。
差しひもの前の追いかけ編みの周数を増やしましたので、重なりはしますが無理なく差しひもが貼れています。周数が増えた分、横ひもと 縦ひもによる四角部分は小さめです。

持ち手は、横ひも2本を間に入れました。ちょっと小さめです。

差しひもの後、追いかけ編みをしていますが、各角3本と奇数のため、四角部分の4辺のうち2辺は編み目が重なってしまいました。 でも、この小かごの場合、四角部分が小さく、ひもも2本しかないため、追いかけ編みでもいけたのだと思います。

かごの評価

簡易度無理なく作れると思います
実用性
可愛さ持ち手が小さめなのがいい
出来 均一に揃っているかというと、まだまだ

教訓

  • 角の差しひも3本の後、そのままの追いかけ編みには問題あり

差しひも1本の小かご

通常は差しひも2本のところ、1本にしてみたらどうでしょうか。
底の追いかけ編みの周数は少なくし、差しひもの後は、追いかけ編みだとうまくかみ合わないのでねじり編みにしてみます。

お試しポイント

  • 10センチ×10センチ、5本幅ベースは同じ
  • 「最上と最下の短いひも」 無し
  • 追いかけ編み1周で各角の差しひも1本、全部で4本
  • 差しひもの後は、ねじり編み3周
差しひも1本の小かご

底編みの周数は少ないのですが、立ち上げた時の垂直ひもの間隔としては、差しひもも含め、同じくらいになります。持ち手は、あいだ3本だと広くなりすぎるので、あいだ2本にしました。

縦・横の寸法的には、基本の小かご差しひも2本の小かごとほぼ同じなのですが、形状的には「角が丸い四角」です。周の寸法も、7~8センチ長くなりました。

差しひも1本の小かご の底

底は、ねじり編みの間も、追いかけ編みとの間も、ぴったり詰められず隙間が目立ちます。

かごの評価

簡易度完璧を目指さなければ
実用性他よりたくさん入りそう
可愛さ
出来底がキレイに詰められていない

教訓

  • ねじり編みは、隙間なく敷き詰めるには向かない

差しひも2本の小かご

縦横比1の小かごの「最上と最下の短いひも」 を無しにして、縦と横の間隔が同じになるようにしてみます。追いかけ編みを2周→4周に増やして、角の円弧部分に余裕を持たせました。

お試しポイント

  • 10センチ×10センチ、5本幅ベースは同じ
  • 「最上と最下の短いひも」 無し
  • 追いかけ編み4周で各角の差しひも2本、全部で8本
差しひも2本の小かご

先より丸い感じになって、計算上の周も少し短く、全体的にちょっと小さい感じになりました。
追いかけ編みの周数を増やしたので、無理なく差しひもが貼れています。

差しひも2本の小かごの底

縦・横は対称になりましたが、差しひも部分の間隔に対して、縦ひも・横ひも部分は狭くなりました。

かごの評価

簡易度無理なく作れます
実用性小ぶりですが使えるでしょう
可愛さ丸い感じ
出来垂直ひもがまっすぐじゃないところがある

教訓

  • 底の追いかけ編みの周数を増やすと、縦横部分が小さくなり、間隔が狭まる

縦横比1の基本の小かご

縦横比 1.5 1.35 1.2 で試してきたので、次は1対1にしてみます。

お試しポイント

  • 10センチ×10センチ
  • 垂直ひもは5本幅ベース
  • 楕円底の基本パターン
    • 短い横ひもと同じ幅の「最上と最下の短いひも」
    • 追いかけ編み2周で差しひも 2本
基本の小かご

長い横ひも、縦ひもはともに3本としました。縦横比1ですから、短い横ひもと同じ幅の「最上と最下の短いひも」 を置いた分、縦ひもの間隔より横ひもの間隔が狭くなっています。

基本の小かごの底

垂直ひもを立ち上げて、側面を追いかけ編みで編んでいくと、垂直ひもの間隔がだんだん均一化して、丸い感じになりました。狭い箇所は広くなり、広い箇所は狭くなり。そのため、垂直ひもは少し斜めになっています。

横ひも3本をまたぐ位置に持ち手をつけました。

かごの評価

簡易度楕円底の基本パターン
実用性
可愛さ
出来垂直ひもが斜め

教訓

  • 基本の楕円底は、縦・横が非対称

最上と最下の短いひもが広い小かご

横置き設定の「最上と最下の短いひも」ですが、これがもっと広かったらどうでしょうか。

お試しポイント

  • 10センチ×12センチ
  • 垂直ひもは5本幅ベース
  • 「最上と最下の短いひも」は、 13本幅
  • 底は、同じく追いかけ編み2周で差しひも
「最上と最下の短いひも」が広い小かご

持ち手や縁は同様。
底を見てみると、「 上と最下の短いひも 」の角に斜めに追いかけ編みが入って、 丸い感じになりました。 幅広でも、重なる位置に差しひもが入るので、間が空いてしまうこともありません。

「最上と最下の短いひも」が広い小かご の底

かごの評価

簡易度
実用性普通に使えると思います
可愛さ四角よりかわいい
出来ふつう

教訓

  • 最上と最下の短いひも は、広くしてもいい