「網代編み」カテゴリーアーカイブ

網代編みに関連する

杉綾網代編みのマットに畳縁

名称杉綾 網代 編み
名称(読み)すぎあや あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位水平43 × 垂直8
バンド幅垂直幅 < 水平幅
飛び数1~9
対称性垂直線
備考

引き続きの網代編み模様です。文献
『かご編みの技法大全』佐々木麗子、誠文堂新光社、2018電子書籍版 v1.0
56ページ「2 杉綾網代編み」を作ってみました。クラフトバンド/紙バンドです。

たて芯は先端でとがって見えるよう、たて芯は細くします。

とありますので、横は6本幅、縦は2本幅とし、縁には畳縁(たたみべり)を貼ってみました。ちょっと和風になりました。

杉綾網代編みのマットに畳縁

これだけ差があると、交色にしなくても模様に見えます。
横の6本幅を置いたところに、縦に2本幅を差していったのですが、細いぶん、数が多くて大変でした。ひもの位置が局所的なせいで、横ひもが浮いたりすき間が空いたりになってしまいました。

裏面です。

杉綾網代編みのマットに畳縁の裏面

データです。CraftBandSquare で開くと底が模様の単位になっています。

網代編み模様のインデックス

網代編みの伝統的な模様を集めてみよう、ということで、まずは本を見ながら10点ほど作ってみました。まだまだあります。なので、各投稿の冒頭に、識別情報を載せることにしました。こんな表です。

項目名内容
名称漢字表記の名前、複数ある場合は併記(*)
名称(読み)よみがな
模様タイプ単位の繰り返し/中心から四方へ などの大別
単位単位がある場合は、その単位
バンド幅バンド幅の変更を伴う場合は、その変更方法
色の変更を伴う場合は、その変更方法(*)
飛び数網代編みの飛び数
対称性対称軸。上下に対称なら水平線、左右に対称なら垂直線など
備考追記事項があれば

“網代”/”あじろ”など、投稿の名前は参照文献記載通りとしていますので、「名称」として表記を合わせます。

(*) 名称の形容詞として「交色」「配色」が付されており、それが”水平方向と垂直方向の色を変える”という意味の場合は、名称・色の記載からは外します。

なにぶん、素人によるコレクションですので、間違いはあると思います。その場合は是非、投稿へのコメントや「お問い合わせ」フォームからお知らせいただければと思います。随時、記載に反映していきたいと思います。

PPバンドのマット・縦菱網代編み(たてひしあじろあみ)

名称縦菱 網代 編み
名称(読み)たてひし あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位34 × 34
バンド幅垂直幅 < 水平幅
飛び数1,3,5
対称性水平線,垂直線,半回転
備考

引き続きの網代編み模様です。文献
『かご編みの技法大全』佐々木麗子、誠文堂新光社、2018電子書籍版 v1.0
63ページ「6 縦菱網代編み」を作ってみました。PPバンドのマットです。

縦菱網代編みのマット

繰り返しの単位、および上下パターンとも、横菱網代編みと同じです。異なるのは、縦ひもと横ひもの幅が逆になっていること。こちらは、横ひもが縦ひもの倍です。

同じく、リバーシブル。

縦菱網代編みのマットの裏面

データです。横菱網代編みと同様、縁の始末部分は長さの調整が必要です。

PPバンドのマット・横菱網代編み(よこひしあじろあみ)

名称横菱 網代 編み
名称(読み)よこひし あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位34 × 34
バンド幅水平幅 < 垂直幅
飛び数1,3,5
対称性水平線,垂直線,半回転
備考

引き続きの網代編み模様です。文献
『かご編みの技法大全』佐々木麗子、誠文堂新光社、2018電子書籍版 v1.0
62ページ「5 横菱網代編み」を作ってみました。

横菱網代編みのマット

繰り返しの単位が 34×34と大きいので、マットにしました。縦ひもが縦ひもの倍の幅です。竹イメージの色にしてみましたがどうでしょうか。

縁の始末は「外向き折り編みひもに重ねて残りも外に折る(PPバンド)」ですが、側面の編みひもは使っていないので、底の4辺に各、同色・同長のバンドを重ねています。

同じ色を重ねているので、リバーシブルです。

横菱網代編みのマットの裏面

データです。CraftBandSquare で開くと、底が繰り返し模様の1単位です。

花あじろ編みのボックス

名称花 網代 編み
名称(読み)はな あじろ あみ
模様タイプ単位の繰り返し
単位18 ×18
バンド幅水平・垂直とも、単位ごと、中心は広→外に狭
飛び数1,3,5
対称性水平線,垂直線,半回転
備考

図3・20 編み方のちがいよにるますあじろの変化 の続きです。文献は
『図説 竹工入門~竹製品の見方から製作へ~』佐藤庄五郎、共立出版、1993

55ページ、3点の図の3番目 (c)花あじろ です。

繰り返しの単位は 18 × 18 で、その単位の中で、幅が中心から外へ広→狭 となっています。4側面と高さ、各2単位で作ってみました。1,3,5飛びの組み合わせでできているのは、なるほど竹細工だと思います。

最初は 8本幅→4本幅→3本幅→4本幅でデータを作ったのですが、22センチではちょっと大きすぎるかなと思い、6本幅→3本幅→2本幅→3本幅に変更しました。でも、2本幅が入ると作りにくく、大きくても良かったかも、と思いました。

底は、3つ飛びの網代編みです。幅が段階的に変わっていますので、波網代状態です。

展開図・編み図です。CraftBandSquare で開いた時、側面にある18×18が1単位です。ひも上下は1単位ですが、縦ひも・横ひも・側面の編みひもは各2セット分。変更して使う際には、ひも幅と位置を合わせる必要があります。

また、下・左側面は、上・右側面に対してひも1本分、右にシフトしています。ひも幅が偶数単位の奇数中心だからです。角の2辺がずれてしまうのですが、とりあえず単位を優先しました。

花あじろ編みのボックスの編み図

データです。