「模様」カテゴリーアーカイブ

模様データが含まれるかご

波網代・組み合わせ例

編み目の組み合わせ操作では、反転したりシフトしたりしただけで、編み目が重なっていてもとりあえずそのまま使っていました。これを、網代模様的な1,3,5飛びベースにし、幅の並びもそれに合わせて、少し模様らしくしてみました。

顔が並んでいるみたいで、ちょっとカワイイ。
ひも幅・編み目とも16×16が単位です。


カーテンのような、レイのような。立体感がおもしろい。
ひも幅・編み目とも、水平に22・垂直に6が単位です。


交互に方向を変えてみました。波網代を作るといいつつ、波網代って言っていいの?みたいな絵が続きましたが、これなら波でしょう。
ひも幅は水平に22・垂直に6で変わらず、編み目は水平に44・垂直に6が単位です。

幅・並び・編み目・繰り返し単位など、まだ限定的にしか試していませんが、組み合わせは無限にあります。論理と偶然と。どんな絵が出てくるでしょうか。形にして現物を手にしたい、そんなパターンは見つかるでしょうか。

PPバンド・華編みのかご

PPバンドで、華編みのかごをもうひとつ作ってみました。先と同じサイズです。

模様としては、牡丹華編みに近いのですが、紺の差しひもで作られる六角形の角部分、クロスする白とシアンのバンドの上下を入れ替えました。

華編みのかご

先の反省から、少し硬めの白バンドをベースとし、側面も最初から固定するなどして今回はあまり無理なく編めましたが、編めた最大の理由は直角方向のバンドの数でしょう。1/2に間引かれており、各三角形部分には1本しか通りません。

底から見たところ。先のかごも同じですが、角の六角形から五角形を通る部分の平行の差しひもは、底で二重に重ねています。

華編みのかごの底

図では、うらおもては完全には表示できませんが、花びら部分がおもてになります。

データです。

PPバンド・小菊華編みのかご

小さな花模様をPPバンドで作ってみました。以下文献106ページに、小菊華編み(こぎくはなあみ)として掲載されている模様です。

『かご編みの技法大全』佐々木麗子、誠文堂新光社、2018電子書籍版 v1.0

細かい柄ということなので、ベースは1/2幅とし、直角方向に三角形の中を通るバンドは1/4幅にしました。最初に直角方向のバンドを通す、つまり車華編みを作り、その後に平行方向のバンドを差すという手順です。

菊華編みのかご

デコボコになってしまいました。今まで、六つ目かごの側面は差しひもを通すことで位置が固定されていたので、同じようにしたのです。でも、三角部分にすき間を置いたため、形が決まらず、差しているうちに詰まってしまってバンドを通せるすき間がなくなる、それを各箇所それぞれに無理矢理広げて差し込む、の繰り返しでした。しかも車華編みですから、差しても差しても埋まらない、、

多少は変形するPPバンドだから、何とか形になったようなものです。山あり、谷あり。平行方向・直角方向ともにフルに差していますから、何重にも詰まった硬い感じのかごになりました。

底から見たところ。

菊華編みのかごの底

図です。シアンの差しひもは、紺のベースの六つ目・三角部分の間は上を通します。

データです。

PPバンド・六つ目かごに差しひも

六つ目のかごに、各方向平行な差しひもを加えました。同じ幅のバンドで、目を埋めることができ、すき間のないかごになりました。

六つ目かごに差しひも

縁は2段に重ねました。斜めひも・差しひもとも、折り返しの位置になりますので、そのまま折って重ねています。持ち手もその間に入れました。

底の角 6点はY字分岐になります。底部分のバンドを2枚重ねて、五角形箇所で分岐させました。ちょっと浮いた状態になっています。

六つ目かごに差しひもの底

図は差しひもが上に重なっていますが、2本のバンドの間を通しました。

データです。

縁の編みかたに「縁ひもを2段置いて差し込む」を追加したので、設定データをつけておきます。

牡丹華編みのトレイ

六つ目華編みの小かごをいろいろ作ってみましたが、外側に模様を作ったため、台の上に置いてしまうと見えるのは主に内側です。差しひもだと、内側と外側はかなり違った模様になるのです。

そこで、模様を内側にした浅いかご、トレイを作ってみました。以下文献108ページに、牡丹華編み(ぼたんはなあみ)として掲載されている模様です。

『かご編みの技法大全』佐々木麗子、誠文堂新光社、2018電子書籍版 v1.0

六角形のひもを置いた後すぐにおもて・うらと差していくので、菊花華編みより作り易かったです。

牡丹華編みのトレイ

底です。遠くから見るとそれなりの模様なのですが、ひもが長く伸びているのが、裏側って感じがします。

牡丹華編みのトレイの底

内側の図になります。こげ茶の花びら部分、図はうらになっていますが、おもてから三角部分をうらに通します。

データです。