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CraftBandHexagonで作成

半分ずつの目の六つ目のかご

ひもに沿った位置で立ち上げるといっても、なかなか理想通りにはいきません。ひもの厚みがありますし、折るのではなく丸める(竹ひごなど)というケースもありますから。試作したかごを見ても、沿ったつもりが何ミリかは外側になってしまっています。(単に下手だからかもしれませんが)

この状態を明確に示すよう、底(上端・下端と斜め左端・右端)、および側面(最下段)それぞれ、目(六つ目の高さ)に対する比率を0.5に設定してみましょう。こんなです。

設定した箇所は赤丸部分です。

問題は、側面の六つ目のサイズです。基本のかごの場合は、底と側面の六つ目はほぼ同サイズでした。でも、このかごでは、基本のかごより底の周が長くなります。ひもの本数は同じなのですから、従って、水平方向の六つ目のサイズは大きくなるということです。

側面の六つ目を正六角形にするなら、側面の六つ目の高さに、水平方向に広がった分を加えるべきでしょう。それを示すのが、緑で囲んだ部分です。「側面周比率対底」で底に対して側面がどのくらい大きくなったかの比率を示し、その隣の「高さの六つ目に反映」にチェックを入れることで、側面の六つ目の高さを高くできるようにしています。

先と同じ本数で上端・下端と斜め左端・右端を0.5とし、「高さの六つ目に反映」したかごを作ってみました。

半分ずつの目の六つ目のかご

底から見たところ。

半分ずつの目の六つ目のかごの底

三角の中は、先の反省から3ミリにしたため、2センチほど大きいかごになりました。底は辺ではなく、三角の角が突き出るような感じになりました。

編み図です。

データです。

基本の六つ目のかご

クラフトバンド/紙バンドでの作り方を見ると、底の六角形を組んだら、そのすぐ外側で立ち上げています。側面は1段目から同じサイズの六角形、ただし角だけ五角形にします。こんな感じ。

四つ目の時と同様に、底(上端・下端と斜め左端・右端)をゼロにし、側面(最下段)を1に設定すれば、この状態になります。これを基本の状態、デフォルト値としました。

この基本の設定で、小さい六つ目のかごを作ってみました。

基本の六つ目のかご

底からみたところ。

基本の六つ目のかごの底

4本幅のクラフトバンド/紙バンドで、六つ目の高さ(六角形の平行辺の幅)を12.6ミリ、三角の中1ミリにしたのですが、三角形部分を詰めるのが大変でした。型紙に合わせてムリヤリ貼り付けたという感じ。もう少し三角形を大きくすべきだったと思いました。

型紙にした画像ファイルはこんなです。

データです。

V1.8.0 リリース

六つ目のかごがデザインできる新たなアプリ、CraftBandHexagon が追加されました。

公開はこちら
Release v1.8.0 のリリース

他のアプリと同じ作りになっていますので、同様の操作で使うことができるでしょう。

六つ目のサイズ

六つ目のサイズ設定に関わる部分を赤で示しました。

赤が設定可能な箇所、オレンジが設定に基づいた表示箇所です。
図に対応箇所を表示すると次のようになります。

ひもの配置

底には、横ひもと斜め60度・120度のひもを配置します。斜め60度・120度のひもについては、基本的には同じ本数ですが、「同数」のチェックを外して異なる本数にすることもできます。

また、横・斜めに各「合わせ目」の位置を指定することができます。例えば、下図は左右とも横ひも6本・斜めひも8本でできていますが、形状が異なります。赤の六角形で示されている「合わせ目」の値を変えることで、配置が変わるのです。
特に指定しなければ、左図のように中央・対称になります。

六つ目のかごについては、まだこれから、作りながら理解していくという状況です。お詳しい方がいらっしゃれば、是非ご試用いただき、ご意見をいただければと思います。今なら、ご要望を仕様に反映させることも可能です!

[※] 横・斜めに設定したひも本数(及び合わせ目の組み合わせ)によっては、六角形の底が作れないケースがあります。とりあえず、絵が描けなかったら「立ち上げ可能な底を作れません」としていますが、満たすべき条件として定義可能なのでしょうか?