CraftBandMesh V1.2では、底の縦ひも・横ひもの個別長さとともに、個別色も指定できるようになりました。そこで、試しに、PPバンドでも使えるか、試してみました。
作ったのは、こんなかごです。PPバンドで作るのは初めてなので、あまり出来はよくないです。持ち手を裏に取り付けると表が凸凹になること、縦ひも数が偶数だと持ち手の取り付け位置が対称にならないこと、がわかりました。
データでは、短い横ひもをゼロにすることで、実質、縦ひもと横ひもを組んでつくるかごになります。PPバンドは、組んでつくるかごが作りやすいのです。でも、このデータを作るためには、
1.「バンドの種類」に「PPバンド」を登録
実際の幅は14.5mmほどですが、組むと多少のすき間は空いてしまいます。それが0.5mmに相当するとして、バンド幅を15mmで登録しました。パッケージには幅約15mmと書かれていますし。持ち手は半分に割いて作りましたので、全幅は2本幅にしました。
2.編みかたに「輪編み(PPバンド)」を登録
PPバンドは、貼るのではなく重ねて輪にしますので、1周あたり10センチの余裕を持たせました。また、側面の高さ方向は、少しすき間が空いてしまいましたので、高さ対ひも幅・垂直ひも比率対ひも幅を1.01としました。上手にできれるようになれば、1に収まるのかもしれません。
3.編みかたの’縁専用’に、「内外に折り内と外に縁ひも差し込む(PPバンド)」を登録
縁をかがらなくても、差し込むだけで処理できてしまうという、PPバンドならではの縁の始末方法です。これも、1周あたり10センチの余裕を持たせました。
4.付属品に「丸編みの持ち手(6本・PPバンド)」を登録
1/2に割いたひも3色×2を丸く編み、両端に20センチの余裕を持たせた持ち手です。
参考までに、上記のみの設定データのファイルを添付しておきます。
そして、1~4で登録した設定データを使って作った、かごのデータです。
ver1.2では、カットリストも出力するようにしましたので、ひもリストの下部に次のようなリストが表示されます。
とは言っても、四角いかごですから電卓で十分。わざわざアプリを使うほどのことはなさそうです。組み編み向きの機能があれば良いのでしょうけれど。
追記
その後、シリーズにCraftBandSquare というアプリが加わり、このタイプのかごのカットリスト出力だけではなく、模様のデザインもできるようになりました。