PPバンド・縦ランタン模様のかごバッグ

クロスベースのステッチで、レベル1の差しひもを垂直方向に変えた、ランタン模様のかごバッグを作ってみました。LEDではない、ろうそくのランタンをイメージし、点灯した状態をオレンジで表しています。

縦ランタン模様
vertical lantern pattern
縦ランタン模様のかごバッグ

内側と底です。ベースはギンガムチェックです。垂直方向の差しひもは、底を通して前後の側面に続けました。

縦ランタン模様のかごバッグの内側
縦ランタン模様のかごバッグの内側
縦ランタン模様のかごバッグの底
縦ランタン模様のかごバッグの底

クロスベースの模様を単位化する際、レベル1の差しひもは水平方向に限定しました。平編みは水平・垂直対称ですから、垂直方向でもよいはずです。しかし、どちらでもよいのならば、水平方向の方が作りやすいのです。

今回の例でも、水平方向なら13本通せば済むところを、垂直方向では26本通しています。底を通さず側面だけであれば52本になります。手間や必要長を考えると、水平方向を選ぶのが自然でしょう。

縦横ステッチでは、同じコード体系の中に転置(90度回転)が含まれており、シミュレーターでも転置を同一模様の一環としてリストアップしています。一方、クロスベースのステッチでは、転置は別セットになります。

では、垂直方向に通した模様を作りたい場合は、どう考えればよいのでしょうか。コードとしては、「①②③④-␣␣cd-あいうえ」のような表現になります。しかし、作られる模様全体のセットとしては、「①②③④-ab-あいうえ」と同じですから、表現が増えるとかえって紛らわしくなりそうです。

そのため、コードやシミュレーターでは、レベル1は水平として識別し、「必要に応じて、図を90度回転させて見てください」という扱いになっています。

では、手間をかけてまで垂直方向を選ぶのは、どのような場合でしょうか。今回の例でいえば、垂直方向のバンドの色を部分的に変えたい、でしょうか。水平方向では、一周を同じ色で通すことになりますから。

もちろん、模様そのものに水平・垂直の方向性がある場合もあります。例えば蝶模様は、90度回転させると蝶としては少し不自然で、蟻のように見えてしまいます。

また、垂直方向でしか表現できない組合せをデザインしたい場合もあるでしょう。

クロスベースのステッチでは、コードやシミュレーターはレベル1を水平方向としていますが、図を90度回転させていただければ、レベル1は垂直方向になります。そのような形で活用していただければと思います。

今回の例で、コードに対応した単位箇所を青枠で示した図を載せておきます。2色のランタン模様と、3色遣いに変えた箇所(点線)です。

縦ランタン模様の構成単位
縦ランタン模様の構成単位

squareのデータです。オレンジ色の5本は、個別に色を変えられる作りになっています。

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