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CraftBandSquareで作成

PPバンド3色の模様・縦ストライプ

3色の横ストライプを試したとしたら、次は縦のストライプでしょう。3色を使ったプラかご、最もシンプルな模様です。

作ってみました。

フランス模様

横ストライプの上下パターンを「上下交換」すると縦ストライプになります。そう、横ストライプのかごの内側は、縦ストライプだったのです。横ストライプも柔らかい感じでしたが、縦ストライプの方がより柔らかい(頼りない)感じです。

先の反省を活かして、縦ひもの数を1本増やして3の倍数ではないようにし、横ひもの並びも入れ替えました。

プレビュー図は展開図であり、編み図でもあるのですが、こんなです。

右側面と左側面は縦ストライプになっていませんが、編むときには上側面や下側面同様、縦ストライプになるようにしました。

4側面それぞれ別のパターンを持つよう修正できなくはないですが、そうなると、同じでよい場合も個別に’同じ’になるよう設定しなければならなくなり、それも面倒です。とりあえず2パターンあれば良しとすることにしましょう。

データです。

PPバンド3色の模様・横ストライプ

CraftBandSquareは「ひも上下」のタブで、縦・横・側面の上下パターンを編集することができます。平編みパターンをひとつ大きくした3×3のパターン、3色で試してみることにしました。

でも、3色だと反対側の側面では色の並びが逆になります。ですので、上下パターンも変えられるようにした方がよいとわかりました。 issue#25 で展開図の上と右、下と左で、別のパターンを持つように修正しました。

1×1が含まれるためクラフトバンド/紙バンドでは難しいので、プラかごを作ってみました。シンプルな横ストライプです。

ドイツ模様

設定したパターンはこんなです。

上と右
下と左

でも、作ってみてわかったのは、垂直ひもの色が重なるのはまずいということです。

右側面図の最下は、下側面の最右と同じ、イエローのバンドです。
左側面図の最上は、上側面の最左と同じ、黒のバンドです。

同じ色が続き、上下に編まれず、構造が弱くなっています。その部分を差しひもで補強しました。図では1/2幅で示していますが、1/4幅くらいの細いバンドを使いました。

横につながる模様ですので、3本をセットにして並べる必要はないのでは?
この模様の場合はもう少し改良の余地がありそうです。

データです。

四つ目にPPバンドを差してみました

四つ目で、対角線がバンドの幅になるよう枠を作り、PPバンドを差してみました。

PPバンドはクラフトバンド/紙バンドのように、ボンドで貼ることができないので、縁で折ってそのまま斜めに差し込んで行き、裏の方で重ねてカットしました。そして最後に、内側に縁ひもを貼りました。

縁で折ってそのまま差していくと、2本分がつながって輪になったのが4箇所。下の写真で、左上から右下にかけての赤と紫がその例です。底の角からスタートしてずっとつながってもう一方の角に至るルートが青。多すぎるので途中で別の色につなぎましたが。

でも、縁の高さや側面の角の辺分、きれいに45度に差し込めないので、いまいちな仕上がりです。また、縦・横とも、目の数を奇数にしたため、上下・左右ともに非対称。そのせいか、折り返しを含めると一部、上や下が続いてしまう箇所がありました。

クラフトバンド/紙バンドとPPバンドのハイブリッド、何かに使えるでしょうか。
好きな色のPPバンドを差し込んでいくのは簡単だし面白いので、予め枠を用意しておけば、誰でもかごづくりを楽しめる…というのはどうでしょう。枠をもう少し改良する必要はありますが。

データです。差しひも部分はPPバンドに読み替えてください。

八つ目のかご

上下左右半分の目の四つ目のかごのバリエーションです。斜めの差しひもを、

  • 7本幅 → 2本幅 + 3本幅分のスペース + 2本幅

に読み替えて作ってみました。

2本幅の四つ目に、斜めの差しひも、7本幅・45度と135度、2本ごとに設定して型紙を印刷しました。そしてまず、四つ目の枠部分を作り、間に2本幅・2本セットで斜めに差しました。2本幅だと、糸のように、細いすき間も裏表に通すことができます。和風イメージで作れたので、縁を1本幅でかがってみました。

型紙はこんなです。差しひもは7本幅。

型紙のデータはこちら。

そして、カットリスト出力用に、差しひもを各2本幅2本に変えたデータがこちら。

上下左右半分の目の 四つ目のかご

左端・右端、上端・下端の目の有無の組み合わせをテストしてきたわけですが、有無についてはすべて、なければゼロ個あれば1.0個として設定してきました。

設定自体は、0~2の間の任意の小数値で指定できますので、こんどは、左端・右端、上端・下端、そして高さの最下段についても、0.5個にしてみました。

また、横の目の数・縦の目の数については、アップダウンで指定する場合は、自動的に偶数になりますが、数値を直に入力すると奇数にすることもできます。今まではそのまま偶数で使ってきましたが、これも、縦の目の数だけ奇数にしてみました。

各方向0.5個ですので、2点合わさると1個分の目のサイズになります。実際、底の4辺や側面の角の辺については、同じようなサイズの目ができています。差しひもを差す際も、目の並びとして扱われます。

今回は、2本ごと斜めの差しひもを、目の中で交差するようにしてみました。上の図で☆が中心位置です。上下に対称ですが、左右には非対称となっており、角の差しひもの位置も左右で異なっています。

右上・右下の角の外の差しひもは、上下左右に目があれば作られますが、今は0.5個ですので作られません。そのため、別途、必要な位置に、側面の差しひもを45度と135度で計4本追加することにしました。

できたかごを、左側(図のB)から見たところと、右側(図のA)から見たところです。
右側、側面に差しひもが追加されているのがわかるでしょうか。

B方向から見ると
A方向から見ると

数値だけではイメージしにくいですが、プレビュー図を見れば四角数や差しひもの位置などを調整することができ、必要なカットリストを作ることができます。

でも、実のところ、試作には図を印刷して型紙にしたので、カットリストを見る必要はなかったのですが。

データです。