日別アーカイブ: 2026年7月22日

レベル2・クロスベース模様の数は?

クロスベース模様を構成する6カテゴリー8点を見てきましたが、編み方は、基本的には全て同じです。

  • ベースとなる平編みのかご(Lv.0)に、
  • [1/2幅の]バンドを、水平方向に重ねて編みこみ(Lv.1)、
  • 更にそのバンドに、[1/4幅の]バンドを、斜めクロスする2方向に通す(Lv.2)

これを、2色(AとB)をバンドのLv.配置順に並べた、次のコードで識別しました。

①②③④ - ab - あい[うえ]

コードが異なる、つまり配置は異なってもシフト・色反転すれば同じ模様になる組み合わせがあります。それらは同一扱いするとして、では、ユニークな模様は何点になるでしょう。バリエーションの表を集計してみました。

カテゴリーLv.0部分
①②③④
Lv.0反転
①②③④
ユニーク点数模様の点数備考
単色AAAABBBB104クロス模様
6点を除外
格子BBAAAABB1010
横ストライプABABBABA88
縦ストライプBAABABBA88
ギンガムX1X2BAAA
ABAA
ABBB
BABB
1616
ギンガムX3X4AABA
AAAB
BBAB
BBBA
1616
合計6862
カテゴリーの合計

模様数 62点です。どうでしょう。レベル1の縦横ステッチでも50点近くありましたから、少しレベルアップかな。ちなみに、機械的な組み合わせであれば、

  • Lv.0部分 – 16種(反転も含めると2×2×2×2)
  • Lv.1部分 – 4種(2箇所 2×2)
  • Lv.2部分 – 6種(AA,AB,ABBA,BA,BAAB,BB)

16×4×6 = 384 ですから、62点は約1/6、つまり1つのユニークな模様あたり、色反転も含めて6点ほど同じ模様になるバンドの並びがあるわけです。


そのうち、試作してみたのが33点です。約半分。

同じ構造から生まれた33種類の試作例
同じ構造から生まれた33種類の試作例

模様の試作報告には、それぞれ名前を付けています。よく使われる模様にはよく使われる名前を、そうでないものには少し無理やりな名前もありますが。

最初は、記録のために「他とかぶらない、そこそこ分かる名前」というつもりでしたが、整理していくうちに、識別のためには名前が必要なのだと分かってきました。特に、人間にとっては。

人間に「ABAB-BB-AB と AABA-AA-BAは似ている」とか、「BAAB-BB-AAとBAAB-AA-BBは同じカテゴリーの反転」などと言っても、まず伝わりません。そもそも、コードの並びにミスがないか、チェックすることからして苦痛です。

そして、名前があれば、模様を言葉で扱えるようになります。

  • 「どこかで見たあの模様」ではなく「鍔模様」、
  • 「花っぽい」ではなく「大花模様」、
  • 「水晶模様と星模様の組み合わせ」

といったように、模様の見方の解像度が上がります。


一方で、コードを使えば、色の配置・編み順・通し方が一意に決まります。それぞれの文字位置に A / B を割り当てることで、どのような模様になるかが確定します。

こちらのツール「クロスベースのステッチ・2色の組合せ模様」を使うと、クリックで 簡単に A / B を切り替えて、できる模様を見ることができます。試作ページやバリエーションリストのコードをセットしたり、色を変えたりして楽しめますし、同じ柄になるコードもわかりますから、デザインに便利だと思います。