クロスベース模様を構成する6カテゴリー8点を見てきましたが、編み方は、基本的には全て同じです。
- ベースとなる平編みのかご(Lv.0)に、
- [1/2幅の]バンドを、水平方向に重ねて編みこみ(Lv.1)、
- 更にそのバンドに、[1/4幅の]バンドを、斜めクロスする2方向に通す(Lv.2)
これを、2色(AとB)をバンドのLv.配置順に並べた、次のコードで識別しました。
①②③④ - ab - あい[うえ]
コードが異なる、つまり配置は異なってもシフト・色反転すれば同じ模様になる組み合わせがあります。それらは同一扱いするとして、では、ユニークな模様は何点になるでしょう。バリエーションの表を集計してみました。
| カテゴリー | Lv.0部分 ①②③④ | Lv.0反転 ①②③④ | ユニーク点数 | 模様の点数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 単色 | AAAA | BBBB | 10 | 4 | クロス模様 6点を除外 |
| 格子 | BBAA | AABB | 10 | 10 | |
| 横ストライプ | ABAB | BABA | 8 | 8 | |
| 縦ストライプ | BAAB | ABBA | 8 | 8 | |
| ギンガムX1X2 | BAAA ABAA | ABBB BABB | 16 | 16 | |
| ギンガムX3X4 | AABA AAAB | BBAB BBBA | 16 | 16 | |
| 合計 | 68 | 62 |
模様数 62点です。どうでしょう。レベル1の縦横ステッチでも50点近くありましたから、少しレベルアップかな。ちなみに、機械的な組み合わせであれば、
- Lv.0部分 – 16種(反転も含めると2×2×2×2)
- Lv.1部分 – 4種(2箇所 2×2)
- Lv.2部分 – 6種(AA,AB,ABBA,BA,BAAB,BB)
16×4×6 = 384 ですから、62点は約1/6、つまり1つのユニークな模様あたり、色反転も含めて6点ほど同じ模様になるバンドの並びがあるわけです。
そのうち、試作してみたのが33点です。約半分。

模様の試作報告には、それぞれ名前を付けています。よく使われる模様にはよく使われる名前を、そうでないものには少し無理やりな名前もありますが。
最初は、記録のために「他とかぶらない、そこそこ分かる名前」というつもりでしたが、整理していくうちに、識別のためには名前が必要なのだと分かってきました。特に、人間にとっては。
人間に「ABAB-BB-AB と AABA-AA-BAは似ている」とか、「BAAB-BB-AAとBAAB-AA-BBは同じカテゴリーの反転」などと言っても、まず伝わりません。そもそも、コードの並びにミスがないか、チェックすることからして苦痛です。
そして、名前があれば、模様を言葉で扱えるようになります。
- 「どこかで見たあの模様」ではなく「鍔模様」、
- 「花っぽい」ではなく「大花模様」、
- 「水晶模様と星模様の組み合わせ」
といったように、模様の見方の解像度が上がります。
一方で、コードを使えば、色の配置・編み順・通し方が一意に決まります。それぞれの文字位置に A / B を割り当てることで、どのような模様になるかが確定します。
こちらのツール「クロスベースのステッチ・2色の組合せ模様」を使うと、クリックで 簡単に A / B を切り替えて、できる模様を見ることができます。試作ページやバリエーションリストのコードをセットしたり、色を変えたりして楽しめますし、同じ柄になるコードもわかりますから、デザインに便利だと思います。