同じ紫と黒で、更にふたつ作ってみました。
右側は、先の16パターンのうち、もうひとつの千鳥模様⑧を、高さ半分で作ってみたもの。左側は、Squareに差しひもで絵を作ってみたもの。さて、コウモリ模様に見えるでしょうか。
左側、Squareの編み図です。[プレビュー2]機能は追加されましたが、差しひもが表示されるのは[プレビュー]だけです。
右側、Square45の編み図です。
データです。
issue #78,#79 に対応しました。
Square,Square45,Knot に[プレビュー2]タブを追加
四角いかご限定ですが、横展開図形式の表示を追加しました。
おもてのみで、差しひもなどのないベースの画像ですが、側面のつながりが、わかりやすくなりました。
[プレビュー2]タブには[3Dモデル]というボタンがあります。このボタンをクリックすると、各画像を直方体に貼り付けた状態の3Dモデルを、windows標準の3Dビューアーで開きます。
グラフィックドライバーが対応していない場合は、ファイル化して ONLINE 3D VIEWER などで見てください。
Square45の[ひも上下]タブ
側面図の画像を生成するため、Square45 の[ひも上下]も少し変更しました。
従来このタブは「縦横を展開する」のチェックがオンの場合のみ表示されていましたが、常に表示されるようになり、タブの冒頭に次のような設定が増えました。
開始高さがマイナスの時には、編み目ではなく縦ひもと横ひもが重なった絵になります。従来の「縦横を展開する」のチェックがオフの状態に相当します。
開始高さがゼロの時が従来の状態で、底編み部分のみが対象になります。ここに、プラスの数値をセットすることで、ひも上下の編み目の適用を、側面高さ部分にまで広げられるようになりました。ただし、反映されるのは[プレビュー2]だけで、[プレビュー]の絵は変わりません。
1回のみのチェックは、オンの時は上下模様の適用は1回だけ、オフの時は繰り返して全面に適用します。既存のデータで、底編み図を作っている場合は、ここにチェックを入れてから[プレビュー2]を表示させてください。チェックの状態は保持されますので、上書き保存していただくと、以降は変更の必要はありません。
「縦横の四角」で[合わせる]ボタンをクリックした時には、開始高さで指定した高さ(四角数単位)ぶんのひも上下を生成します。例えば、横の四角数 5・縦の四角数 7 で、開始高さを5として、[合わせる]とこんな感じです。
底・側面・側面の辺・立ち上げた時には存在しない箇所などが、色でわかるようにしました。
なお、[ひも上下]で編集可能なサイズは、従来通り縦横各99点までで変わりません。
ダウンロードはこちら。
更新インストールの操作については、1.8.6 更新時の動画を参考にしてください。
(サンプル設定ファイルの更新はありません。)
編み目の組み合わせ操作では、反転したりシフトしたりしただけで、編み目が重なっていてもとりあえずそのまま使っていました。これを、網代模様的な1,3,5飛びベースにし、幅の並びもそれに合わせて、少し模様らしくしてみました。
顔が並んでいるみたいで、ちょっとカワイイ。
ひも幅・編み目とも16×16が単位です。
カーテンのような、レイのような。立体感がおもしろい。
ひも幅・編み目とも、水平に22・垂直に6が単位です。
交互に方向を変えてみました。波網代を作るといいつつ、波網代って言っていいの?みたいな絵が続きましたが、これなら波でしょう。
ひも幅は水平に22・垂直に6で変わらず、編み目は水平に44・垂直に6が単位です。
幅・並び・編み目・繰り返し単位など、まだ限定的にしか試していませんが、組み合わせは無限にあります。論理と偶然と。どんな絵が出てくるでしょうか。形にして現物を手にしたい、そんなパターンは見つかるでしょうか。
幅と並びを変えた波網代を何点か作ってみましたが、更に編み目を変えるとどうなるでしょうか。先のテスト用フレームで「1,2,3,4,5,6,7,8,9,9,8,7,6,5,4,3,2,1」のパターンで試してみましょう。
[色の繰り返し]画面を次のような値にセットし、[変更実行]とすると、縦ひも・横ひもともに繰り返しが適用されます。プレビュー図を確認後、[横ひも]タブの[リセット]ボタンで、横ひもをすべて5幅にリセットし、先の図と比較してみます。
縦ひも・横ひも、ともに18点の繰り返しですので、編み目の単位もこのサイズに合わせましょう。
[ひも上下]タブを開き「水平に」「垂直に」のそれぞれの数値、いずれも18にしてから[サイズ変更]ボタンをクリックしてください。
編集領域のサイズが、6×6から18×18に拡大されます。ここを、3つ飛び網代編みで埋めましょう。
[設定呼出]ボタンをクリックして、再度「上下図の呼び出し」画面を表示させます。先と同じ「6×6-33-網代編み3つ飛び」を選択しますが、今度は、反映方法を入れ換えなし、繰り返しあり、にします。
プレビュー図は先と同じになっているはずです。単位サイズは大きくなりましたが、連続した3つ飛び網代編みになっているからです。
次に、この単位の右半分を左右反転してみましょう。18列の半分ですから、10列1行から18列18行の範囲をクリック&ドラッグして選択状態にします。「左右反転」ボタンをクリックすると選択されていた領域が左右反転します。いずれかのセルをクリックして領域選択を解除し、編み目を確認してください。
網代編みの流れ方向が9列ごとに反転しました。プレビューで見てみましょう。
左側は、縦ひも・横ひもとも波網代、右側は横ひもをリセットした縦ひものみ波の図です。
同じ様にして、上半分を「天地反転」しましょう。
四方網代風の編み目になりました。プレビューで見てみましょう。
左は18×18の繰り返し、右は横ひもが等幅の図です。
左下1/4領域を選択して「上下交換」をクリックします。次に右上1/4領域を選択して再度「上下交換」をクリックします。
桝網代風の編み目になりました。プレビューで見てみましょう。
左は18×18の繰り返し、右は横ひもが等幅の図です。
上方向に9回シフトします。9行は18行の半分ですから、上半分と下半分がちょうど入れ替わります。
開き網代風の編み目になりました。プレビューで見てみましょう。
左は18×18の繰り返し、右は横ひもが等幅の図です。
垂直方向の繰り返し単位を18の半分、9にします。
垂直方向では、同じ範囲に対して単位が2回適用されることになります。プレビューで見てみましょう。
左は、ひも幅は18×18・編み目は19×9の繰り返し、右は横ひもが等幅の図です。
下に5回シフトします。
5行は9行の約半分ですから、ひも幅との位置関係を上下方向に約半分ずらすことになります。
左図は、先の図と幅と編み目の位置関係がずれています。右図は等幅ですから同じになります。
まだ「模様」と呼べるほどのものではなく、繰り返し幅も、編み目も、改善の余地は大いにあります。でも、組み合わせを試すためのおおよその操作は、ご理解いただけたのではないでしょうか。
波網代のテスト用フレームを使って、いくつかのパターンを試してみました。数字は、本幅値の並びです。
波網代(1,3,5,7)の片パターンです。
波網代(1,3,5,7)の対称パターンです。
3つずつではなく、ひとつずつにしてみました。
ひとつずつの対称パターン。
波風、片側です。
波風の対称パターン。
幅と並びの組み合わせは容易に試せますので、繰り返しであれば、まずはその単位をどうするかですね。
最後の状態のデータを添付しておきます。
ここまでのパターン、3つ飛び網代編みの開始位置は全て同じでした。開始位置を変えると、波の位置も変わります。3つ飛び網代編みの位置をシフトしたらどうなるか、上から4番目、1-9,9-1のパターンで動画にしてみました。