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ソフトウェアの説明書

(演習4)組み合わせ

りぶら講座『カラフルなプラかごをデザインしよう』の演習4です。
CraftBandSquareの操作を学びます。

同内容のパワーポイントのファイルです。オフラインで閲覧したい方はどうぞ。


複数色の組み合わせを試してみましょう。
色と編み方の単位をセットで作ってみましょう。
いろいろ組み合わせて、オリジナルを作ってみましょう。

STEP1:準備

順序操作コメント
1かごのベースを作ってくださいPPバンド、横300mm, 縦120mm, 高さ200mm で概算
2「横ひもの数」「縦ひもの数」「側面の編みひも」
3つの数が、ともに3の倍数になるように調整してください
横ひも=9本
縦ひも=21本
側面の編みひも=15本
3「縦横側面を展開する」のチェックをオンにしてください[縦ひも][横ひも]のタブが表示され、側面の編みひもも展開されます

STEP2: 試してみよう (複数色セット)

順序操作コメント
STEP1 の状態から、開始します。
1使用する色を3色、決めてください。
A色,B色,C色とします
「赤」「青」「白」
2[縦ひも]のタブで、ひもの色を、3色の繰り返しにしてください。ABCABCABCABC…「赤青白」 の繰り返し最初の1セット、3色が作れたら、コピー・貼り付け
3[横ひも]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「赤青白」 の繰り返し縦ひもの3色を、コピー・貼り付け
4[側面と縁]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「赤青白」 の繰り返し縦ひもの3色を、コピー・貼り付け
5[プレビュー]タブで、作られる模様を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで表示させましょう
6プレビュー図を見て、かごに組み立てた時の側面の色のつながりを確認しましょう。右側面と下側面が同じC色、左側面と上側面が同じA色で重なっていますか?上側面・右側面が白
左側面・上側面が赤
ひも数が3の倍数なので、重なるはずです
7横ひもの最初の1本と、最後の1本を取り外すことで、重なりをなくすことにしましょう
8[横ひも]のタブを表示し、1行目を選択して[削除]をクリックします。つぎに最後の行を選択して[削除]をクリックします横ひもが2本減ります
9[プレビュー]タブで、変更を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで先の状態と比較してみましょう
α縦のサイズが2本分小さくなっています。サイズを合わせたい場合は、縦横の本数、色の並びを変えるなどして、調整してみてください間に3本を、この並びで追加するなど

STEP3: もうひとつ、試してみよう (同色ブロック)

順序操作コメント
STEP1 の状態から、再開始します。
1使用する色を3色、決めてください。
A色,B色,C色とします
「赤」「青」「白」
2[縦ひも]のタブで、ひもの色を、各色3本ずつの繰り返しにしてください。AAABBBCCCAAABBBCCC…「赤赤赤 青青青 白白白」 の繰り返し最初の1セット、9行が作れたら、コピー・貼り付け
3[横ひも]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「赤赤赤 青青青 白白白」 の繰り返し縦ひもの9行を、コピー・貼り付け
4[側面と縁]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「赤赤赤 青青青 白白白」 の繰り返し縦ひもの9行を、コピー・貼り付け
5[プレビュー]タブで、作られる模様を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで表示させましょう
6プレビュー図を見て、かごに組み立てた時に、側面の色が重なっていないか、確認しましょう。重なりがある場合、横ひもの色の配置で対応します上側面と右側面で、赤が連続している重ならない場合も、次からの操作を試してみてください
7横ひもの色の並びをどう変更したらよいか決めます
AAABBBCCC → BBBAAACCC とするなど
「白白白赤赤赤 青青青 」
8[横ひも]のタブを表示し、7で決めたように、色を変更してくださいコピー・貼り付けを上手に使ってください
9[プレビュー]タブで、変更を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで先の状態と比較してみましょう
α縦、横、側面の色の並びの組み合わせだけでなく、ひもの本数を変えるなど、いろいろ試してみてください

STEP4: もっと、試してみよう (ブロックの組み方)

順序操作コメント
STEP1の状態から、再開始します。
1使用する色を2色、決めてください。
A色,B色とします
「青」「白」
2[縦ひも]のタブで、ひもの色を、各色3本ずつの繰り返しにしてください。AAABBBAAABBB…「青青青 白白白」 の繰り返し最初の1セット、6行が作れたら、コピー・貼り付け
3[横ひも]のタブで、ひもの色を、縦ひもの同じ並びで、その続きになるようにしてください。
縦ひもがAAA で終わっていたら、BBBAAA…
縦ひもがBBB で終わっていたら、AAABBB…
「青青青 」で終わっていたら「白白白」 から開始縦ひもの6行を、コピー・貼り付け
4[側面と縁]のタブで、ひもの色を、縦ひもと同じ並びにしてください「青青青 白白白」 の繰り返し縦ひもの6行を、コピー・貼り付け
5[プレビュー]タブで、作られる模様を確認しましょう。[ブラウザ]ボタンで表示させましょう
6[ひも上下]タブで、「対象面」で「側面(上・右)」を選択してください
7「水平に」に6、「垂直に」に6 をセットして[サイズ変更]ボタンをクリック6×6になります。2色各3本の1セット分です
8「設定ファイル」の[設定呼出」ボタンをクリックして[上下図の呼出]画面が表示されたら、上下図名から、「2×2-11-平編み」を選んでください
9「反映方法」の「入れ替え」のチェックを外し、「繰り返す」にチェックを入れて[OK]をクリックしてくださいオンとオフのチェックになります
10[プレビュー]タブで、設定結果を確認しましょう。
[ブラウザ]ボタンで表示させましょう
最初も同じ平編みですが、オンとオフが入れ替わることがあります
11プレビュー図で、上側面、左下領域を見てください。
1セット6×6の中に、AB2色交互になった3×3が二か所あるのがわかるでしょうか。そのうちの1点の位置を覚えてください
左から右に4~6本目
最下から上に1~3本目
AB2色交互部分2か所は、下図の「四の形」と「五の形」です
12[ひも上下]タブに戻り、11で覚えた位置に対応する3×3の領域を選択し、[上下交換]ボタンをクリックしてください下図、選択箇所のチェックのオンとオフが入れ替わります
13[プレビュー]タブで、設定結果を確認しましょう。
[ブラウザ]ボタンで表示し、先と比較してみましょう
上側面と右側面、AB2色交互になった3×3が全て同じ模様になりました
14[ひも上下]タブに戻り、「対象面」で「側面(下・左)」を選択し[先と同じ]ボタンをクリックしてください
15[プレビュー]タブで、設定結果を確認しましょう。
AB2色交互部分は、上側面と下側面で同じになっているでしょうか。
縦ひもの数が、3の偶数倍の時は、違いが出てきます
16異なっている時は、[ひも上下]タブに戻り、「対象面」で「側面(下・左)」が選択されているのを確認して[左右反転]ボタンをクリックしてください
17[プレビュー]タブで、設定結果を確認しましょう。
AB2色交互部分は、上側面と下側面で同じになったでしょうか
ともに「四の形」、もしくはともに「五の形」です
α縦ひもと横ひもの本数によっては、更に手を加えた方がいいケースもあります。サイズと模様を見ながら、納得できるまで修正してください。

STEP5: 演習問題

お気に入りのデザインのかごがあれば、データで再現してみましょう。
いろいろなテクニックを組み合わせて、オリジナルなかごをデザインしてみましょう。

素敵なかごがデザインできたら、是非、見せてください。データはシェアすることもできます。皆さんのデザインが楽しみです♡

操作例

※他の受講者の妨げにならないよう、できれば、字幕機能をONにしてミュートでご覧ください。

STEP1

操作例、CraftBandSquareのデータです。

STEP2

操作例、CraftBandSquareのデータです。

STEP3

操作例、CraftBandSquareのデータです。

STEP4

操作例、CraftBandSquareのデータです。

V1.7.2リリース

issue #42 に対応しました。
色の扱いが、より便利になりました。

公開はこちら
Release v1.7.2のリリース
(更新)インストールについては「起動するまで」のページを参照してください。

同じ名前の色の値を「バンドの種類」ごとに変更可能に

[設定]メニューの[描画色]に、「バンドの種類」「中線色」のカラムを追加しました。

それぞれの色に対して、バンドの種類は、”-(ハイフン)” は何も設定しないことを示します。従来の状態であり、どのバンドの種類に対しても共通の値です。

同じ色の名前に対して「バンドの種類」を指定したデータを別途追加可能になりました。その「バンドの種類」を選択した時にだけ使われる値を登録することができます。

例えば、追加でバンドの種類に「PPバンド(不透明色)」を登録した後、「PPバンド(不透明色)」専用の色を追加したとします。(上図の下4行がその例です)

専用の色が登録されていると、同じ「赤」という名前の色を選択したとしても、対象として選択しているバンドの種類によって色味が変わります。

  • 「PPバンド」を使うと、透明度50 として、薄く塗りつぶした色
  • 「PPバンド(不透明色)」を使うと、透明度255 として、透過性のない色

また、中線(本幅を示す線)の透明度とRGB値を指定可能としました。
何も設定しなければ従来通り、輪郭線および塗りつぶし色と同じです。

「バンドの種類」画面で、使用色の設定が簡単に

[設定]メニューの[バンドの種類]画面で、そのバンドの種類で使用する色を入力するセルの隣に「色選択」のボタンを追加しました。

ボタンをクリックすると、登録されている色がリストアップされますので、使いたい色にチェックを入れて[OK]とすれば、色リストを簡単に作ることができます。

バンドの種類にない色の使用

先に色を設定したデータを作り、その後、バンドの種類や色リストを変更するような操作をした場合、結果的に、そのバンドでは使えない色を持った状態になることがあります。

先には、設定した色は消えていましたが、消える前に次のような確認を表示するようにしました。

ここで[はい]とすると、[色の変更]画面が表示されますので、使えない色を使える色に、まとめて置き変えることができます。

使用例

上述の例、バンドの種類「PPバンド(不透明色)」およびいくつかの色を登録した、オプションの設定ファイルです。このファイルをインポートしていただくと、バンドの種類として「PPバンド(不透明色)」が使えるようになります。専用色も追加されます。

上のファイルをダウンロードしていただいてから、次の操作で取り込むことができます。

  1. [設定]メニューの[基本設定]をクリックする
  2. 表示された、基本設定画面の[インポート]ボタンをクリックする
  3. ファイルの選択画面が出てくるので、ダウンロードした「CraftBandMesh-opaque-PPband.XML」を選択する
  4. 上書きしていいかの問い合わせに「はい」もしくは「いいえ」をクリックする
    (まだ、同名は存在しないはずなので、どちらでも同じ)
  5. 更新結果の報告画面が表示されたら「OK」で閉じる

これで、「PPバンド(不透明色)」が使えるようになります。


CraftBandSquareで、「PPバンド」で「赤」と「青」を使った、簡単なサンプルを作ってみました。左側の絵がそのプレビュー図です。
上記で「PPバンド(不透明色)」を取り込んだ後、このデータの「バンドの種類」を「PPバンド(不透明色)」に変えていただくと、同じ「赤」と「青」に対する色味が右側の絵のように変わります。

「早見表」四方網代編みと長桝網代編み・3つ飛びの編み図生成

CraftBandSquare45 を使って、3つ飛びで、四方網代編みおよび長桝網代編みの底編み図を生成する手順ができました。

この時、いちばん迷うのは、[縦横の四角]の「垂直に」「底に」に何を設定するかでしょう。3回試行すればいいだけなのですが、わかっていれば1回で作れます。なので、早見表を作ってみました。

PDFファイルです。

長桝網代底の編み図生成

CraftBandSquare45の機能を使って、四方網代編みの編み図を生成したように、長桝網代編みについても編み図を生成してみましょう。

条件に従うと、長辺に沿って3つ飛びで埋める組み合わせは以下でした。

  • 横の四角数 を3で割った余りが2の時は、A/a、数値は0-3/3-0 (下の四角)
  • 横の四角数 を3で割った余りがゼロの時、B/b、数値は2-1 (中の四角)
  • 横の四角数 を3で割った余りが1の時、C/c、数値は1-2 (上の四角)

上の四角・下の四角・中の四角を作る組み合わせについては、四方網代編みと同じです。

3つ飛びの長桝網代編みにするためには、先にみたように、線で切り替えられた模様を、連続した長方形の入れ子に書き換える、という手順が加わります。

また、上下による方向については、同様に最初から指定するか、もしくは[上下交換]で入れ替えることとします。


編み図生成手順

  1. CraftBandSquare45を起動する
  2. バンドの種類を選択し、基本のひも幅を指定する
  3. 目標寸法から[概算]、もしくは横の四角数・縦の四角数・高さの四角数を直接入力する。少ない方を横の四角数とする。
  4. 「縦横を展開する」チェックボックスをONにし、[ひも上下]タブを開く
  5. 「縦横の四角」に、横の四角数に応じた数をセットし[合わせる]ボタンをクリックする
  6. 底が生成されたら、不連続になっている4本のラインに沿って、2行/2列分の領域をそれぞれ選択し、DeleteでチェックをいったんOFFにする
  7. チェックOFFにした箇所の中を、長方形がつながるようにチェックONにする。
  8. 組み換えができたら、[プレビュー]タブをクリックすると、編み図を確認できる
  9. 縦ひも・横ひも位置の左右を変えたい場合は、[ひも上下]タブに戻って[上下交換]ボタンをクリックする

6.7.のBefore/Afterの例です。上ではいったんDeleteしていますが、そのまま「チェックONのセルの並びが1/3/5」「チェックOFFのセルの並びが1/3/5」になるよう、出来るだけ少なくON/OFFを入れ替える、という脳トレも楽しいです。

左がbefore /右がafter

動画内で参照している「早見表」はこちらにあります。

四方網代底の編み図生成

CraftBandSquare45は、底の中央線で区切られた4区画を、指定した連続数の上下パターンで埋めることができます。立ち上げた時に同じ方向になるように、隣り合う区画は上下を逆に埋めますが、これは四方網代編みと同じです。ですので、この機能を使えば、かなり簡単に四方網代編みの編み図を作ることができます。

条件の検討で、四角数がわかれば立ち上げ位置は自動的に決まることがわかりました。上の四角・中の四角・下の四角の三択しかありませんので、3回トライすればどれかは「四方網代編み」になるわけですが、わかっていれば1回で出来ます。

[ひも上下]の「縦横の四角」に[合わせる]機能を、3つ飛びで使った場合、上の四角・下の四角・中の四角を作る組み合わせは次のようになります。

先の結果と合わせると、次のようになります。

  • 辺の四角数を3で割った余りがゼロの時は、C/c、数値は1-2 (上の四角)
  • 辺の四角数を3で割った余りが1の時は、A/a、数値は0-3/3-0 (下の四角)
  • 辺の四角数を3で割った余りが2の時は、B/b、数値は2-1 (中の四角)

また、縦ひも・横ひも位置の左・右については、つぎの2つの方法があります。

  • A/B/C と a/b/c を使い分けて最初から指定
  • まずA/B/Cで作り、必要に応じて[上下交換]で入れ替える

編み図生成手順

  1. CraftBandSquare45を起動する
  2. バンドの種類を選択し、基本のひも幅を指定する
  3. 目標寸法から[概算]、もしくは横の四角数・縦の四角数・高さの四角数を直接入力する(横の四角数と縦の四角数は同じにする)
  4. 「縦横を展開する」チェックボックスをONにし、[ひも上下]タブを開く
  5. 「縦横の四角」に、縦横の四角数に応じた数をセットし[合わせる]ボタンをクリックする
  6. 底が生成されたら[プレビュー]タブをクリックすると、編み図が生成されている
  7. 縦ひも・横ひも位置の左右を変えたい場合は、[ひも上下]タブに戻って[上下交換]ボタンをクリックする

動画内で参照している「早見表」はこちらにあります。

斜め網代編みの底の生成

以前、斜め網代編みの底の組み方について検討しました。

そして、とりあえずシンプルなルール
底の中央線で4分割し、各、接している側面の塗り方をそのまま延長
で作れそう、ということで試してみました。
手作業で、図に色を塗って、それを編み図にしたのです。

シリーズ最新版、V1.7.0では、この“塗り方”が、アプリ上で簡単に生成できるようになりました。試しに、先に色塗りした3点のパターンを生成させてみましょう。

[縦横の四角]の設定はいずれも、垂直1・底に1となります。

まず、15-7のパターンです。四角数に15と7を設定します。先にならって、縦ひもを赤にしました。

15-7

次は11-8です。同様に四角数を設定します。プレビュー図で見ると、縦と横がわかりやすいです。

11-8

次は9-9です。正方形の例です。

9-9

1分で塗れるとしても、ワンクリックの方が簡単です。データにも残ります。
そして、最後の9-9、こんな設定もありだと思います。

中心部分が、1×1ではなく2になっているので、作りやすいと思います。
2つ飛びの場合の「四方網代」はこちらが正式なのではないかと思います。

なお、同じデータで四角数を変えた場合、[ひも上下]のサイズは自動的には変わりません。作りたければ都度[合わせる]ボタンをクリックしてください。生成パターンはあくまでお試し値ですし、合わせずに違うサイズで作ってもよいのです。編集して模様を作ったとしたら、編集結果が優先ですから。

V1.7.0 リリース

CraftBandSquare45 の底の「ひも上下」編集( issue#37)対応を行ったバージョンをリリースしました。CraftBandSquareと合わせて「ひも上下」編集画面でのコンテキストメニューを強化し、パターンを作りやすくしました。

公開はこちら
Release v1.7.0.0のリリース

「ひも上下」タブの表示

CraftBandSquare45の初期状態では[ひも上下]タブは表示されません。プレビュー画像も従来同様です。

[四角数]タブで「縦横を展開する」のチェックをONにすると、[横ひも][縦ひも]と合わせて[ひも上下]のタブが表示されます。プレビュー画像も、[ひも上下]を反映したものに変わります。

底に合わせたサイズで編集

[ひも上下]タブの初期値は平編みです。CraftBandSquareと同様、指定のサイズでパターンを作ると繰り返し適用されます。

「縦横の四角」の[合わせる]ボタンをクリックすることで、繰り返しではなく、現在の縦横の四角数で作られる底のサイズに変更することができます。

「垂直に」「底に」ともゼロにした場合は、底の辺のみにチェックが入った状態になります。底のサイズで編集する時にはチェックの色が少し変わり、底であることがわかりやすくなっています。

底の初期値を生成

「縦横の四角」では次のような指定ができます。

  • 横の辺 … 左上と右下の辺(横の四角数に対応)のチェックの状態(※)
  • 垂直に… 底の辺から開始して、(※)の状態を上方向に何点連続させるか
  • 底に…底の辺の下、底側に(※)の状態を何点連続させるか

(「垂直に」で設定した値+「底に」で設定した値 ) が、ON および OFFの連続数になります。

例えば、「横の辺」をON、「垂直に」を3、「底に」を0にすると下図のようになります。

プレビュー図はこんな感じです。

[ひも上下]編集画面でのコンテキストメニュー

[ひも上下]編集画面上で右クリックすると、コンテキストメニューが表示されます。従来はコピー・切り取り・貼り付け・削除だけでしたが、ここに、各セルの選択状態を変更できるメニューを追加しました。

斜めに選択できるようになりましたので、特に網代系のパターンは、編集しやすくなったと思います。

V1.6.4 リリース

設定ファイルのインポート・エクスポート関連issue対応を行ったバージョンをリリースしました。合わせて、奥行きゼロの対応も行っています。

公開はこちら
V1.6.4のリリース

いずれのアプリからでも、[設定]メニューから[基本設定]画面を開くと、設定データの保存先を確認・変更することができます。

この画面に[インポート]および[エクスポート]のボタンが追加されました。

インポート

  1. ボタンをクリックすると、ファイル選択画面が表示されますので、読み取りたい別の設定ファイル(*.XMLファイル)を指定してください。
  2. 次のような確認が表示されます。同名データがあった場合、読み取った値で上書きするか、現状の値を保持するかを選ぶことができます。同名データがなければ追加されます。

今までは、バージョンアップに伴う新たな設定ファイルを使いたければ、ファイルを丸ごと入れ替えるしかありませんでした。先の設定ファイルを自分の値に変更していた場合は、再度入力しなおす必要がありました。

この機能を使うことで、追加された設定値のみを、現在の設定ファイルに読み取ることができるようになります。先の自分の値をそのまま残しておくことができます。

エクスポート

  1. ボタンをクリックすると、ファイル選択画面が表示されますので、作成したい別の(新たな)設定ファイル(*.XMLファイル)を指定してください。
  2. 現在編集中のデータで参照している設定データ(バンドの種類・編みかた・付属品など)だけが、そのファイルに書き出されます。
  3. ファイルは設定データ形式で作られますので、いずれのアプリでも、設定データファイルとしてそのまま使ったり、インポートして取り込むことができます。

この機能を使うことで、共通の設定データ・ファイルを持たない相手に対して、データとセットで、必要な設定データを渡すことができるようになります。

『カラフルなプラかごをデザインしよう』令和5年度後期りぶら講座のお知らせ

かごをデザインするソフトCraftBandMeshシリーズ 2回目の講習会です。
今回はCraftBandSquareを使って、PPバンドのかごのレシピを作ります。

基本操作(概算・本数・色・付属品・プレビュー・ひもリストetc.)は前回と共通です。
サイズを設定し、組み方を指定し、色を合わせ、差しひもを加えて…アイデアを、目に見える・作れる形へ。オリジナルなかごをデザインしましょう。

各自のパソコンにソフトをインストールし、代表的なパターンを演習します。ソフトや作成したデータは、そのまま持ち帰って活用することができます。

皆様のご参加をお待ちしております。(参加者特典あり)

講座名令和5年度後期りぶら講座
「カラフルなプラかごをデザインしよう」
日時2024年1月21日(日) 13:30~15:00
会場図書館交流プラザ りぶら 会議室302
受講料
教材費
無料 
定員20名 どなたでも参加可。当日空席があれば参加可。
持ち物Windowsパソコンをご持参ください。
ソフトをインストールして各自演習します。(事前インストールされれば効率的)
申込期限2024年1月11日(木)
申込方法りぶら講座ホームページhttps://www.libra-kouza.com/から申し込み
もしくは図書館交流プラザにある申込書をりぶらサポータークラブ事務局に提出
連絡先講座内容に関するお問い合わせはこちら。もしくはお問い合わせより。
申し込みに関してはりぶらサポータークラブ事務局へ。

配布チラシ画像

チラシ表面
チラシ裏面

講習内容

1.   (前回のおさらい)共通操作

まず、先にインストールしたソフトを更新します。
サイズや本数・縁の始末の設定と計算寸法、プレビュー・カットリスト出力など、共通の基本操作を確認しましょう。

2.   (演習1)片側同色

ひもの方向ごとに色を設定するタイプです。上下の組み方がそのまま模様になります。繰り返しパターンのつながりと配置を設定しましょう。

3.   (演習2)交互2色

各方向、同じ2色が交互になるタイプです。バンド数のパターンを作り、部分的に組み方を変えてみましょう。意外な模様が現れてきます。

4.   (演習3)差しひも

ベースとなる四角いかごに、差しひもを加えてみましょう。幅と色、方向(水平/垂直/斜め)を指定することができます。何本ごとに何色を設定するかで模様を作ります。

5.   (応用演習)組み合わせ

余裕のある方は、好きなサイズで、縦横に複数色や繰り返し色を指定したり、パターンの数や組み方を変えたり、出来上がりを見ながら自分オリジナルを編集してみましょう。 持ち手も加えてみましょう。

6.   質疑応答

ご質問・ご意見・何でもどうぞ。
ソフトに関するご要望も、あればどうぞ。

Q&A

Q. 第1回目の講習を受けていないのですが大丈夫でしょうか?
A. はい。シリーズのソフトですが、前回はWordで今回はExcelのようなものでしょうか。資料はWebで公開されていますので気になる方はご一読ください。

Q. 講習会に参加しないとソフトを使えないのですか?
A. フリーソフトですから、公開されている情報をもとにご自分でパソコンにインストールされれば、いつでも、誰でも、使うことができます。

Q. 使えるのは標準的な1.5cm幅のPPバンドだけですか?
A. ソフトには、任意幅のバンドを追加で登録し、色を設定できる機能があります。そもそもPPバンドに限りません。前回は紙バンドでしたし、リボンなどにも応用できます。

Q. パソコンを持っていないのですが、参加できますか?
A. 参加して話を聞いていただくことは可能です。でも、その後、ソフトを使いたければ、Windowsパソコンが必要になります。

Q. スマホのアプリとして使えないのですか?
A. 開発途上ですので、まずはパソコン専用です。シリーズが完結したら検討しますが、その頃にはAIがソフトを解読して、アプリの代わりをしてくれるのではないでしょうか。

Q. デザインした作品の作り方は教えてもらえるのですか?
A. 講習はソフトを使ってレシピを作るところまでです。作り方は、本やネットで調べる、教室で教わるなどしてください。

講座情報掲載

チラシのPDFはこちら

追記
講座は終了しました。講座内容はこちらでご覧いただけます。

CraftBandSquareによる網代模様かごバッグのデザイン例

サイトに登録されている、模様を含むデータをダウンロードして、別のタイプのかごをデザインする操作例を、ビデオにしてみました。

15分ほど。ビデオとしては長いかもですが、そのままの操作を録画していますので、

  • サイズ
  • 模様の位置合わせ
  • 縁の始末
  • 持ち手に必要なパーツ

を指定したかごバッグのレシピ(カットリスト・編み図)が、15分で完成します。
これだけ簡単だと、いろいろ試してみたくなりませんか?

CraftBandSquareによる網代模様かごバッグのデザイン例