月別アーカイブ: 2024年8月

V1.8.7 リリース

issue #77 #76 #73 #63 に対応しました。

  • 編みかたでも「集計対象外」が指定できるようになりました。
  • 追加品の長さ参照で、目標寸法が選べるようになりました。

バンドの種類で「本幅の幅」が設定可能に

[バンドの種類]の設定画面に、「本幅の幅」という項目が増えました。

このボタンをクリックすると「何本幅ごとの幅」という画面が開きます。

何本幅ごとの幅

従来は、本幅数に対する幅は、等分値で固定でした。
これが、本幅ごとに個別に設定可能になりました。
変更したい本幅にだけ値をセットします。空白箇所は等分幅となります。

あるバンドの種類に対して「何本幅ごとの幅」をセットすると、そのバンドの種類を参照しているデータ、すべてが影響を受けます。使用にはご注意ください。

CraftBandMesh の展開時の何本幅が変更可能に

CraftBandMesh についても、SquareやHexagonのように、何本幅が変更可能になりました。

既存のデータを使う時には、一度、保存操作を行ってください。

展開時には、縦ひも・横ひもタブ側の何本幅値が優先されるため、底(縦横) で本幅値を変更しても縦ひも・横ひもタブ側は変わりません。合わせたい場合は、追加した[展開本幅の同期]ボタンを使ってください。

短い横ひもについては、(底(縦横)で短い横ひもの本幅をゼロにすると、無し、つまり長い横ひもの間にひもを置かない状態になります。1以上だと有りで、すべての長い横ひもの間にひもを置きます。幅は変えられますが、個別に有無を変えることはできません。

ダウンロードはこちら。

Release v1.8.7 のリリース

更新インストールの操作については、1.8.6 を参考にしてください。
(サンプル設定ファイルの更新はありません。)

『フリーソフトを使って竹細工のかごの図面を作ろう』令和6年度前期りぶら講座

講座は終了しました。ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

講座の案内はこちら。


講座で使用したパワーポイントです

同内容のPDFファイルです

セットアップと準備

ダウンロードとインストールについては「起動するまで」を参照。

インストールが完了すると、デスクトップに、シリーズ5点のアプリのアイコンが作られます。各アプリは対応するアイコンをダブルクリックして起動します。

① いずれのアプリも、最初に1回だけ「設定ファイルの場所と名前」の入力を求められます。これが、自分にとってのデータベースとなるファイルです。

  • ドキュメントなど、読み書きが可能で、自分が把握できる場所を指定する
    (直接操作するファイルではないので、デスクトップは避けた方が無難)
  • 5点のアプリ、それぞれに対して、同じ場所の同じファイルを指定する
    (今回はCraftBandKnotは使いませんが、初回起動だけはしておきましょう)

② 次のファイルをダウンロードしてください。いずれかのアプリで[設定]メニューの[基本設定]画面を開き、[インポート]ボタンをクリックし、ダウンロードしたファイルを指定して、上書きの問い合わせには[はい]としてください。1回だけでよいです。
参考動画: 2点ダウンロードしている例ですが、最初の1点と同じ操作です
これにより、[ひも上下]から、様々な網代模様が呼び出せるようになります。

③ 各アプリ、[編集]メニューの[バンドの種類選択]画面で「出力時の寸法単位」をcm にしておきましょう。参考「[編集]-[バンドの種類選択]

シリーズ共通の画面操作を知りましょう

こちらに、CraftBandSquareの冊子形式マニュアルPDFが掲載されています。基本画面の操作についてなので、もう少し説明が欲しい、という方はどうぞ。

まずは一通り触ってみましょう

実は、残念ながら、サンプルのデータベースには、竹細工用の情報はほとんど含まれていません。でも、データベースへの登録については後にして、まずは、触ってみましょう。縁の始末や編みかたには、とりあえず、ある中から適当に流用してください。

以下投稿に、動画付き・簡単使用例のマニュアルがあります。順にやってみましょう。

ただし、いずれも最初に「バンドの種類」を選ぶところで「竹ひご(1幅1ミリ)」を選んでください。基本のひも幅は1~12から選択してください(1ミリ~12ミリ相当です)。

サイズもお好きな数値で、ドロップダウンの選択肢からも、好きに選んで試してみてください。本数も、Up/Downでいろいろ変えてみてください。

1分で計算シリーズ、いずれも「縦横展開」なしの簡易モードですが、アプリの操作イメージはつかめたでしょうか。

データベースがあると便利ですよね?

触ってみていかがでしたか?難しい?
でも、慣れたら、結構簡単にデータが作れるようになるかも、と思いませんでしたか?

もし思われたとしたら、その理由は「ドロップダウンから選んで組み合わせるだけで、そこそこ形になる」からじゃないでしょうか。

メイン画面の[設定]メニューから、[バンドの種類][編みかた]などの画面を開くことができます。各画面を開いて見てください。登録されているそれぞれの名前、ドロップダウンを操作した時に見かけたものはありませんか?

  • バンドの種類の選択肢は、[バンドの種類]画面にあります。
  • 縁の始末の選択肢は、[編みかた]で「縁専用」のチェックがONのものです。
    Meshの編みかたの選択肢は、「縁専用」のチェックがOFFのものです。
  • 追加品の選択肢は、[付属品]画面にあります。
  • バンドの「」の選択肢は、[描画色]画面にあります。

それぞれが、表形式のデータベースです。ここに含まれているデータは、固定のものではなく、ユーザーが自由に追加したり、変更したり、不要なら削除もできます。今入っているデータは、単なるサンプルと思っていただいて結構です。(サイトで公開している各かごのデータは、これで作られています)

そして、これらのデータベースは、個々の「かご」を作る時には常に、共通に参照されます。データベースに登録する時には、使い回しができるように、を考えてみてください。毎回作るのではなく、次に使う時には部品として選ぶだけで済むような。データベースには、それぞれのユーザーのノウハウが蓄積されていくのです。

竹細工用のデータを加えてみましょう

竹工芸資料室「佐々工房」というサイトがあります。竹工芸の専門家で、何冊かの著書も出版されている方が、ご自身の作品の他、竹関係の資料関連情報を集めて公開されています。

その中で「テキスト」として公開されているゴザ目編みとしずく巻きの練習作品』を、データベースと合わせて、CraftBandMesh のデータにしてみましょう。(佐々工房の佐々木様には、使用のご許可をいただいています。ありがとうございます。)

データベースには、こんな登録が要りそうです。

登録対象登録したいこと要検討点
バンドの種類使用する竹ひごの幅は、
4mm, 2.5mm, 10mm(ふち)
・本幅数と幅の組み合わせを何にするか
・3点が選べて、わかりやすく、次からも使いまわせること
・絶対その数値が必要か、多少変えてもよいのか
編みかた【底】籐による二本縄編み、
上からと下から
・名前と表記、二本/ 2本, 縄/なわ、どうする?
・籐を、本幅値で扱うこと
・「上から」「下から」をひとつにするか、ふたつに分けるか
編みかた【胴】ゴザ目編み・ゴザ目?ござ目?
・3周目まで/4周目~6周目/7周目以降、編みかたや、厚さの違いの扱いは?
・重ねつなぎをどう扱うか
・半周ずれて開始することを、どう扱うか
・2本セットにするか、1本ごとにするか
編みかた【縁】しずく巻き・どこまでを「しずく巻き」として扱うか
・縁の口に置く、籐を巻いた輪は、しずく巻きの一部にするか、付属品として分離するか
付属品縁に置く、籐を巻いた輪
(分離した場合)
・名前は?わかりやすく、類似品と区別できること
・籐専用?他の素材で使うこともある?

次に、その登録をもとに、CraftBandMesh のデータを作ってみましょう。

※実際のところは、CraftBandMesh のデータを作りながら、必要になった時点でデータベースに登録したり、使ってみて不備に気付いたら登録内容を修正したり、だと思います。既に参照している編みかたや付属品のデータベース内容を、後から修正した時には、

  1. 底(楕円)・側面・追記品から、修正した登録を参照している行を、一旦削除する
  2. ドロップダウンから、改めて追加する

としてください。

※講座のパワーポイントに一例を載せています。ご自分の作成結果と比較してみてください。

設定データファイルについて

初回起動時に1回だけ指定したファイル、それが「設定ファイル」です。2回目以降は常にそのファイルを使っています。[設定]メニューで呼び出される各画面のデータベース、すべてがこのひとつのファイルに保存されています。
標準的な、XMLと呼ばれる形式で作られたテキストファイルです。

データができたら

ファイルに名前をつけて、保存しておきましょう。
どのアプリで作ったか、わかる名前にしておきましょう。

「縦横展開」ありで表示されるタブの操作も、いろいろ試してみましょう。
サンプルをダウンロードして、データの中を見てみましょう。
既存データをアレンジしてみましょう。

過去に、自分が作った作品を、データ化してみましょう。
教室のテキストの掲載作品を、データ化してみましょう。
これから作りたい作品のデータを作ってみましょう。

データベースを、充実させていきましょう。
ひな型として、使い回しができるデータを、貯めていきましょう。

アプリのどの部分が便利なのか、自分なりの使い方を見つけましょう。
他の方と、使い方のノウハウや、データを交換しましょう。

  • 実寸で印刷するには→「型紙の実寸印刷
  • サイトにある試作例を参考にする→「SiteMap」データが添付されています
    (参考になったページがあったら是非「いいね♡」をクリックしてください)
  • 講座でよくわからなかった点、質問点、ご要望などは→ユーザーズフォーラム

追記

講座に、クラフトバンドで作品を作っている、という方が参加されていました。竹細工では使わないので省きましたが、四つ畳み編みのアプリ、CraftBandKnot 関連リンクを以下につけておきます。

[編集]-[バンドの種類選択]

いずれのアプリにおいても、「かご」のデータ作成において最初に行うのは、どの「バンドの種類」を使うかの選択です。

メイン画面の[編集]メニューから[バンドの種類選択]をクリックすると

[バンドの種類選択]画面が開きます。

「対象バンドの種類名」には、[バンドの種類]に登録したバンドの種類名がリストアップされますので、使いたいバンドを選んでください。

この画面では、出力時の寸法単位を選ぶことができます。初期値はmmですが、cmの方が扱いやすいと思います。

「リスト出力記号」は、プレビュー図やブラウザ表示・リスト出力時に、それぞれのひもに付加される記号の最初の1文字です。

セットする文字順につけられる記号
①②③④⑤…..
AABCDEF…
1123456…
(空白)画像に記号を表示しない

「出力時の寸法単位」や「リスト出力記号」は、それぞれのアプリごとに設定します。各アプリで設定した値は、それぞれに保持されます。

「対象バンドの種類名」に使いたいバンドの種類名が選択された状態で、[OK]ボタンをクリックすると、作成中のデータが対象とするバンドの種類が確定します。

[設定]-[ゲージ]画面

CraftBandKnot のみ、[設定]で開かれるメニューの中に[ゲージ]があります。CraftBandKnot は四つ畳み編み用のアプリですので、バンドの種類ごとに、ゲージ値を保持できるしくみです。

バンドの種類は、画面上部「対象バンドの種類名」から選びます。クリックすると、現在、バンドの種類に登録されている「バンドの種類名」の一覧が表示されますので、その中から1点を選択します。

[ゲージ]画面

上図は、既に実測値がセットされた状態です。(1本幅が空なのは測定できなかったため)

四つ畳み編みの計算に使う値は2点、コマ寸法値とコマ要尺値です。13本幅であれば、1~13の本幅が選べますから、それぞれの本幅のバンドごとに、コマ寸法値とコマ要尺値が必要になります。

この数値をどのように取得するか。バンドの種類ごと・そのバンドの全本幅ごとに、次の3つから選べる、というのがこの画面です。

  • 実測値そのままの値
  • 実測値をもとに係数を計算し、その係数から算出した値(実測値そのままは使わない)
  • 標準的な係数から算出した値(実測なし)

標準的な係数

コマ寸法値を計算するための係数は2点、「コマ寸法係数a」「コマ寸法係数b」です。
コマ要尺値を計算するための係数は2点、「コマ要尺係数a」「コマ要尺係数b」です。

これらの初期値は、以下の通り。(根拠はこちら)

係数名初期値
コマ寸法係数a0.95
コマ寸法係数b0.2
コマ要尺係数a0.98
コマ要尺係数b0.7

バンドの種類のデータベースには、これら4点の値を保持する項目があります。ゲージ画面の右上に表示されているのが、その4点です。この画面で「対象バンドの種類名」を切り替えると、係数表示も変わります。

新たなバンドの種類を作成し、ゲージを何も設定しなければ、上記初期値のままです。CraftBandKnot でそのバンドの種類を選択すれば、これら係数からコマ寸法値とコマ要尺値を算出します。

これらの係数は、絶対値ではなくバンド幅に対する相対値ですので、もとにしたクラフトバンド/紙バンドについては、幅が違うバンドでもそこそこ計算できると思います。

実測値そのままの値

[ゲージ]画面では、選択したバンドの種類に対して、いずれの本幅に対しても「コマ寸法実測値」「コマ要尺実測値」が入力できます。

ここに、測定した数値を入力し、かつ「実測値使用区分」のチェックをONにすれば、チェックをONにした本幅についてはその実測値を計算に使用します。実測値が入力されていたとしても、「実測値使用区分」のチェックがONになっていなければ、そのバンドの種類の係数から算出します。

下図の例では、2,3,4,7本幅は実測値を使い、1,5,6,8-13本幅は係数からの算出です。

実測値から係数を算出する

コマ寸法とコマ要尺、それぞれ、実測値が2点以上あれば、その実測値に適合する係数を得ることができます。(検証はこちら)

下図の例では、

  1. 4本幅に各実測値を入力し、係数取得区分のチェックをONにする
  2. 12本幅に各実測値を入力し、係数取得区分のチェックをONにする
  3. [係数取得]ボタンをクリックする
  4. 右上、コマ寸法係数a,コマ寸法係数b,コマ要尺係数a,コマ要尺係数b が更新される

適切な実測値をもとに係数を取得しておくと、実測しない本幅についても、計算の精度があがります。

ボタン名機能説明
リセット初期値に戻す選択されたバンドの種類に関する登録を全て初期値に戻します
係数取得係数を算出するそれぞれの係数を算出します(少なくとも2点の実測値を入力)
OK変更を確定して画面を閉じる変更が保存されます
キャンセルキャンセルして画面を閉じる変更は破棄されます

[設定]-[上下図]画面

縦横に編む CraftBandSquare および CraftBandSquare45 は、[ひも上下]タブで、縦横のひもの上下関係を編集することができます。編集して作成したパターンを[設定登録]すると、別のデータからも呼び出せるようになります。

この時保存されるのが、上下図のデータベースです。上記2点のアプリでは、メイン画面の[設定]をクリックして開かれるメニューに[上下図]があります。

クリックすると、[上下図]画面が開きます。

[上下図]画面

項目名「水平本数」「垂直本数」「上下」にセットされている値がパターンを示しますが、基本的にここは触らないでください。編集したい場合は、CraftBandSquare もしくは CraftBandSquare45 の[ひも上下]タブで行ってください。

この画面では、以下の操作を行えます。

  • 「上下図名」… 登録した名前を、後から変えたい場合に変更する
  • 「削除」ボタン … 登録したパターンが不要の時、削除する

上下図パターンの参照

CraftBandSquare の例です。[ひも上下]タブを開き、タブ右上の[設定呼出]ボタンをクリックします。

[上下図の呼出]が表示されたら、選択肢から名前を選び、[OK]をクリックします。

[ひも上下]の編集パターンに、呼び出した上下図がロードされます。

そのまま使っても、編集を加えてデータ独自のパターンにすることもできます。
結果は[プレビュー]タブですぐに見ることができます。

上下図パターンの登録

呼び出した上下図パターンに変更を加えたり、また、新たな上下図パターンを作成した時は、設定ファイルに登録することができます。

[設定登録]ボタンで[上下図の登録]画面が表示されますので、新たな名前を入力して、[OK]ボタンで登録します。

既存の名前を指定すると置換されます。

共通の設定ファイルに保存されますので、どちらのアプリで登録しても、両方から参照できるようになります。

[設定]-[描画色]画面

いずれのアプリにおいても、メイン画面の[設定]をクリックし、開かれたメニューから[描画色]をクリックすると、[描画色]画面が開きます。

ここには、基本色や縦横展開された個別のバンド色を、どんな色味で画像表示するのか、共通に設定します。

[描画色]画面

キーとなるのは「色」と「バンドの種類名」です。

  • 「バンドの種類名」を指定して登録すると、そのバンドの種類専用の「色」になります。
  • 「バンドの種類名」を “-” として登録すると、特定のバンドの種類によらない、共通に使える「色」になります。
  • 同じ「色」を、異なる2点以上の「バンドの種類名」に対して登録することができます。
  • 現データのバンドの種類で参照される色は、その「バンドの種類名」と「色」が登録されていれば、 “-” の「色」より優先されます。

追加するには「色」と「バンドの種類名」(特定しない場合は”-“のまま)と、赤・緑・青値を入力し、[更新/追加]ボタンをクリックしてください。同じキーが既に登録されていれば更新され、登録されていなければ追加されます。(参考: “描画色の作成”)

削除するには、その色の行を選択してDeleteキーを押してください。

登録内容

描画色の各項目の登録内容です。

バンドの描画

ある「色」を使用した時のバンドの描画は

  • 外枠は、線幅で指定された幅、線色で指定された透明度とRGB値
  • 塗りつぶしは、RGB値と透明度
  • 中線は、中線幅で指定された幅、中線色で指定された透明度とRGB値

中線が指定された時は、そのバンドの本幅数-1 本描画されます。線に区切られた細長い領域が、1本幅に相当する絵です。

赤で12本幅、緑で6本幅、青で4本幅のバンドを描画した例です。サンプルの色は、透明度値を低くした半透明色で塗りつぶし、枠線や中線が明示的にわかる色に設定されています。

バンドの種類の設定で、1本幅に相当する幅を狭くしてしまうと、実質、塗りつぶしに近い状態になります。

画像の色や線まで作りたいなら、バンドの種類作成時の要考慮点となります。

  • データを作っている途中は、中線があると方向がわかりやすいし、半透明の方が重なりが見えます
  • できあがりイメージを見る時は、不透明の方が実物に近い。ひもの上下関係が作れるアプリであれば、ですが。
  • バンドそのものの模様までは描けませんが、枠線・中線の色と幅は自由に組み合わせられますので、ストライプ程度なら表現できます

「無描画色」について

白色で、透明度値がゼロ、線幅も中線幅もゼロ、に設定すると、実質、何も描画されない色になります。サンプルには、この色に「無描画色」という色名をつけて登録しています。

実際にはバンドは置かないけれど、バンド分のスペースをだけを空けておきたい、そんな時のスペースフォルダとして使うことができます。使用例: 八つ目の浅かご

[設定]-[付属品]画面

いずれのアプリにおいても、メイン画面の[設定]をクリックし、開かれたメニューから[付属品]をクリックすると、[付属品]画面が開きます。

ここには、いろいろな付属品の名前、その付属品で使うひもの種類や本数、長さ計算のパラメータなどを登録します。付属品は、各アプリの[追加品]タブで、その「かご」に取り付ける部品やその材料を指定するもので、実部品だけではなく、画像に表示するだけの描画パーツも登録できます。

この画面は、いずれのアプリから開いても共通です。

[付属品]画面

「付属品名」が同じ行が、ひとつの付属品となります。複数行ある場合は「ひも番号」は登録順の連番(1,2,3.. )とし、各行「付属品名」で区別します。上図の赤枠は、2行から構成されている例です。ひも番号2以降は、背景色グレーで表示されます。

「かご」のデータを作る際に、各「付属品名」がタブのドロップダウンの選択肢に表示されるのは、対応アプリ名のチェックボックス(オレンジの枠)にチェックが入っているもののみです。使用しない付属品は、削除しても良いですが、チェックを外した状態で残しておくこともできます。

「付属品」を追加するには

画面下部の「付属品名」のテキストボックスに、新しい付属品の名前を入力し、[ひも追加]ボタンをクリックします。追加確認ダイアログが表示されたら[OK]としてください。

その名前の付属品が追加されると、グリッドに行が追加されます。

グリッド表示は付属品名でソートされていますので、行が追加される位置は最後とは限りませんが、青く選択されているので識別できるでしょう。

おなじ「付属品」に属する’付属品ひも’を追加するには

画面下部「付属品名」に追加した名前が表示されている状態で[ひも追加]ボタンをクリックしてください。確認メッセージが表示されますので、[OK]としていただくと、その付属品名に、付属品ひもを追加することができます。

付属品ひもは、何点でも任意数、追加することができます。試しに、4点追加してみると、こんな感じになります。

付属品ひも名その他、グリッドに表示されている内容は、行を追加した後、各セルをクリックすると編集することができます。

「付属品」を削除するには

1点の付属品に属する複数の付属品ひものうち、最初の行(ひも番号1の行)が選択された状態で、画面下部の[削除]ボタンをクリックしてください。

確認メッセージが表示されますので[OK]としていただくと、その付属品名を持つ行、全てが削除されます。

登録内容

付属品の各項目の登録内容です。

付属品の参照

付属品は、いずれのアプリにおいても、[追加品]タブから参照します。選択肢に付属品名が表示されますので、使用したい付属品名を選んで[追加]ボタンをクリックすると、その付属品名に属する付属品ひもが、セットでデータに追加されます。

例えば、上の赤枠「2重巻きの輪」をMesh で追加したとしましょう。

選択肢の中から、使いたい付属品名を選び、長さと点数を入力し、[追加]ボタンをクリックすると、

その付属品名で登録されている付属品ひも一式、例では2行がデータに追加されます。

これらの行は、付属品に登録した初期値がセットされた状態になっています。ひも番号1の「長さ」は上の②の入力値ですが、ひも番号2以降の「長さ」は付属品に登録した係数をもとに計算した値です。

セットされる長さ = ひも番号1の長さ × 長さ比率対ひも1 + 長さ加減対ひも1

初期値としてセットされた値は、後から[追加品]タブ上で変更することもできますが、適切な初期値がセットされていると操作が簡単になります。

各アプリは、何本幅や長さをもとに必要なひもの本数やひも長を計算し、ひもリストに出力します。「集計対象外」がONであれば、記号は付されず、集計から除外されます。

ひも長の計算

ひも長は、付属品が複数の付属品ひもから構成されていたとしても、付属品ひも(行)ごとに、入力された「長さ」から算出します。

計算方法は「巻きひも」のチェックがONの場合とOFFの場合で異なります。
チェックがONの巻きひもの場合は、その前のひもを芯ひもとして計算します。

ひも長 = 長さ(*1) × ひも長比率対長さ(*2) + ひも長加算(*3)

出力ひも長 = ひも長 + ひも長加算(*4)

(*1)… 追加品に入力した「長さ」の値
(*2)… 付属品の設定値(1をイコールとする係数)
(*3)… 付属品の設定値(ミリ単位の数値)
(*4)… 追加品に入力した「ひも長加算」の値

ひと巻きの長さ = 2 × (芯ひもの「何本幅」の幅(*1) + 巻きの厚み(*2) )

巻き数 = ( 長さ(*3) / 巻きひもの「何本幅」の幅(*4) ) × 巻き回数比率(*5)

ひも長 = ひと巻きの長さ × 巻き数  + ひも長加算(*6)

(*1)… 芯ひもの「何本幅」値とバンドの種類から求めたバンドの幅
(*2)… 付属品の設定値(ミリ単位の数値)
(*3)… 追加品に入力した「長さ」の値
(*4)… 巻きひもの「何本幅」値とバンドの種類から求めたバンドの幅
(*5)… 付属品の設定値(1を100%とする係数)
(*6)… 追加品に入力した「ひも長加算」の値

プレビュー画像への描画

追加品で参照している付属品の登録で「描画位置」が’なし’以外に設定されており、かつ追加品の「描画」のチェックがONであれば、プレビュー画像には「描画形状」の図が描かれます。描画される場所は、

  • 描画位置が’左下’であれば、かご本体の図の左下
  • 描画位置が’中心’であれば、かご本体の図の中心

描画のベースとなる長さは、

  • 「集計対象外」がONであれば、ひも長として「長さ」から計算された値
  • 「集計対象外」がOFFであれば、「長さ」として入力した値

描画される図形

[設定]-[編みかた]画面

いずれのアプリにおいても、メイン画面の[設定]をクリックし、開かれたメニューから[編みかた]をクリックすると、[編みかた]画面が開きます。

ここには、いろいろな編みかたの名前、その編みかたで使うひもの種類や本数、長さ計算のパラメータなどを登録します。この画面は、いずれのアプリから開いても共通です。

[編みかた]画面

「編みかた名」が同じ行が、ひとつの編みかたとなります。複数行ある場合は「ひも番号」は登録順の連番(1,2,3.. )とし、各行「編みひも名」で区別します。上図の赤枠は、2行から構成されている例です。ひも番号2以降は、背景色グレーで表示されます。

「かご」のデータを作る際に、各「編みかた名」がタブのドロップダウンの選択肢に表示されるのは、対応アプリ名のチェックボックス(オレンジの枠)にチェックが入っているもののみです。使用しない編みかたは、削除しても良いですが、チェックを外した状態で残しておくこともできます。

青枠、「縁専用」のチェックボックスは、
 オン…縁の始末で使われる編みかた、全てのアプリで参照される
 オフ…縁の始末以外で使われる編みかた、参照されるのは今のところ Mesh のみ

緑枠、「底使用」のチェックボックスは、Mesh でのみ参照します。
 オン…[底(楕円)]と[側面]のタブ、両方で使用する
 オフ…[側面]のタブでのみ使用する

「編みかた」を追加するには

画面下部の「編みかた名」のテキストボックスに、新しい編みかたの名前を入力し、[ひも追加]ボタンをクリックします。追加確認ダイアログが表示されたら[OK]としてください。

その名前の編みかたが追加されると、グリッドに行が追加されます。

グリッド表示は編みかた名でソートされていますので、行が追加される位置は最後とは限りませんが、青く選択されているので識別できるでしょう。

同じ「編みかた」に属する ‘編みひも’ を追加するには

画面下部「編みかた名」に追加した名前が表示されている状態で[ひも追加]ボタンをクリックしてください。確認メッセージが表示されますので、[OK]としていただくと、その編みかた名に、編みひもを追加することができます。

編みひもは、何点でも任意数、追加することができます。試しに、4点追加してみると、こんな感じになります。

編みひも名その他、グリッドに表示されている内容は、行を追加した後、各セルをクリックすると編集することができます。

「編みかた」を削除するには

1点の編みかたに属する複数の編みひものうち、最初の行(ひも番号1の行)が選択された状態で、画面下部の[削除]ボタンをクリックしてください。

確認メッセージが表示されますので[OK]としていただくと、その編みかた名を持つ行、全てが削除されます。

登録内容

編みかたの各項目の登録内容です。

編みかたの参照

編みかたを参照する箇所では、編みかた名が選択肢に表示されます。使用したい編みかた名を選んで[追加]ボタンをクリックすると、その編みかた名に属する編みひもが、セットでデータに追加されます。

例えば、上の赤枠「あぜ編み」をMesh で追加したとしましょう。

選択肢の中から、使いたい編みかた名を選び、周数を入力し、[追加]ボタンをクリックすると、

その編みかた名で登録されている編みひも一式、例では2行がデータに追加されます。

そのデータでは、選択した「何本幅」のひもが、「周数」として入力した回数分、その編みかたで繰り返されるという計算を行います。ただし、縁の始末の場合は、常に1周です。

編みひもとひも数

ひとつの編みかたに対して、複数の編みひもを使う場合の登録は、

  • 同じ幅・同じ編みのひもを複数本使うなら、「編みひも」は1行・「ひも数」にその本数 (サンプルでは、3本なわ編みや追いかけ編みが相当)
  • 異なる幅や異なる編みを組み合わせるるなら、「編みひも」はその行数・「ひも数」は各1本 (サンプルでは、あぜ編みや菱かがりが相当)

とします。組み合わせですから、「編みひも」「ひも数」ともに複数となるケースもあり得ます。

垂直方向(高さ方向)の計算

選択された編みかたに対する垂直方向の計算は以下です。複数の編みひもを持つ場合はそれらすべてを加算します。

高さ = 「何本幅」の幅(*1) × 「高さ比率対ひも幅」(*2) × 周数(*3)

垂直ひも長 = 「何本幅」の幅(*1) × 「高さ比率対ひも幅」(*4) × 周数(*3)

(*1) … データ側でセットした「何本幅」値と、バンドの種類から求めたバンドの幅
(*2)… 編みかたの設定値(1をイコールとする係数)
(*3)… データ側でセットした「周数」値
(*4)… 編みかたの設定値(1をイコールとする係数)

高さと垂直ひも長は、編みひもについては通常同じですが、縁の始末で折り返すような場合は垂直ひも長が長くなります。

水平方向(編みひもの周)の計算

選択された編みかたに対する水平方向、つまり、周をグルグルと巻くのに必要な長さの計算は以下。複数の編みひもを持つ場合は、編みひもごとに計算します。

1周のひも長 = 底の周長(*1) × 周長比率対底の周(*2) × ひも長比率対周長(*3) 
    + (垂直ひも数
(*4) × ひも長加算1目あたり(*5))
    + (ひも番号1の幅
(*6) × 垂直ひも数(*4) × ひも1幅係数1目あたり(*7))
    + ひも長加算1周あたり
(*8)

設定周数のひも長 = ( 1周のひも長 × 周数(*10) ) + ひも長加算ひもあたり(*9)

最終的なひも長 = 設定周数のひも長 + ひも長加算(*11)

(*1)… データ側で計算した底の周の長さ
(*2)… MeshとHexagonはデータ側で入力した値。他は固定値で1
(*3)… 編みかたの設定値(1をイコールとする係数)
(*4)… データ側で設定した垂直ひも数(計算寸法に表示)
(*5)… 編みかたの設定値(ミリ単位の数値)
(*6)… データ側で入力した、同じ編みかたのひも番号1の幅
(*7)… 編みかたの設定値(1をイコールとする係数)
(*8)… 編みかたの設定値(ミリ単位の数値)
(*9)… 編みかたの設定値(ミリ単位の数値)
(*10)… データ側で入力した周数
(*11)… データ側で入力したひも長加算値

Mesh で[底(楕円)]および[側面]には、それぞれの編みひもに対して「周連続」「次周連続」のチェックボックスがあります。ここにチェックを入れると、

「周連続」… 設定した複数周ぶんを、1本の連続したひもで編むとして計算
「次周連続」… 同じ編みかたが次行に続く場合も、連続したひもで編むとして計算

[設定]-[バンドの種類]画面

いずれのアプリにおいても、メイン画面の[設定]をクリックし、開かれたメニューの最初にある[バンドの種類]をクリックすると、[バンドの種類]画面が開きます。

シリーズのアプリは、バンド・テープ形状の幅のある素材を対象としますが、その素材に任意の名前をつけて登録しておく画面です。

[バンドの種類]画面

「バンドの種類」の内容を変更するには

画面上部が行と列のグリッドになっています。
ひとつの行が、1点のバンドの種類に対応します。「バンドの種類名」がキーです。
変更したいセルをクリックして選択すると、そのセルの内容を編集できます。

「色編集」ボタンでをクリックすると、[描画色]に登録した色の中から、そのバンドの種類で使いたい色を変更することができます。結果は「色リスト」のセルの文字列として保存されます。

「バンドの種類」を追加するには

下部の「バンドの種類名」のテキストボックスに、新たな名前を入力してください。

[追加]ボタンをクリックすると、新たなバンドの種類名として、初期値の行が追加されます。
[複製]ボタンをクリックすると、現在の選択行(青く選択されたセルがある・冒頭に▼表示がある行)の複製に、新たな名前が付された行が追加されます。

行が追加されたら、それぞれのセルに値を入力してください。

「バンドの種類」を削除するには

削除したいバンドの種類の行ラベルをクリックすると、その行が青く選択された状態になります。

行が選択された状態で、Delete キーを押すと、そのバンドの種類が削除されます。

※バンドの種類を削除すると、そのバンドの種類を参照しているデータ全てが使えなくなる可能性がありますので、留意してください。

ボタン操作

ボタン名機能説明
長さと重さ長さと重さの換算画面を開く長さと重さの換算」参照
複製既存の行を複製する上述
追加新たな行を追加する上述
OK変更を確定して画面を閉じる追加や変更が保存されます
キャンセルキャンセルして画面を閉じる追加や変更は破棄されます

登録内容

バンドの種類の各設定値と、それがアプリごと、どのように使われるかを表にしました。

緑の箇所はアプリ共通、黄色の箇所は初期値として、白の箇所は実行時に参照、グレーはそのアプリでは参照しない値です。

参照値は、バンドの種類とともに切り替わりますので、そのバンドの種類の特性に合わせた値を設定しておくことで、計算結果も切り替わります。

「本幅」と「バンド幅」

ひとつの「かご」のデータを作る時には、ひとつのバンドの種類のみが選択できます。複数のバンドの種類を組み合わせることはできません。複数の幅を組み合わせたい場合は、本幅のしくみを使ってください。

各バンドの種類の最初に「本幅」と「バンド幅」を入力するセルがあります。ここに設定した値が、幅選択の基本となります。

例えば、サンプル冒頭の「クラフトバンド」は、12本幅・14.74mmです。これは実際には次のような幅のバンドが使えることを意味します。

本幅(整数値)実際の幅(ミリ単位)
11.2
22.5
33.7
1113.5
1214.7

サンプルの「竹ひご(1幅1ミリ)」は、15本幅・15mmですから、次のようになります。

本幅(整数値)実際の幅(ミリ単位)
11
22
33
1414
1515

ひとつの「かご」に、2.5ミリ・4ミリ・10ミリの竹ひごを使いたいとしましょう。名前・本幅値・バンド幅は、任意に登録することができますので、例えば、次のように登録すれば、使いたい幅が選択可能になります。

本幅(整数値)実際の幅(ミリ単位)
10.5
21.0
31.5
199.5
2010
本幅(整数値)実際の幅(ミリ単位)
10.1
20.2
30.3
999.9
10010

バンドの種類は、一度登録しておけば、以降は選択するだけで済みます。個々のデータではなく、作りたい様々な「かご」で共通に使えるような設定にしておくのがポイントです。例の竹ひごA, 竹ひごB どちらの登録方法が良いのか、また別の登録方法が良いのかは使う方次第です。

  • 最大値として使える幅は、上記2例はいずれも10ミリですが、「40本幅・20mm」「200本幅・20mm」にしておけば、同じ幅て20ミリまで選べるようになります。
  • 「中線幅」を指定した描画色を選ぶと、画像生成時に本幅に応じた線が表示されます。あまり細かくしても意味がないので、中線を使うか使わないかも考慮対象です。

バンドの種類の切り替え

「かご」の各データに保持されているのは「本幅」の数値であり、実際の幅は、その時選択されている[バンドの種類]をもとに都度計算します。

例えば、ある「かご」のデータが、上記「竹ひごA」で作られていたとしましょう。
データが完成した後、バンドの種類を「竹ひごB」に変更すると、どうなるのでしょうか。

本幅値(データに保持)実際の幅(計算値)
5本幅2.5ミリ
8本幅4ミリ
20本幅10ミリ
本幅値(データに保持)実際の幅(計算値)
5本幅0.5ミリ
8本幅0.8ミリ
20本幅2ミリ

データ全体が比例的に再計算されます。この例だとAとBの差が大きすぎますのでミニチュアになってしまいますが、登録方法によっては便利に使えるでしょう。

追記

Ver1.8.7 で「本幅の幅」が設定可能になりました。例えば上述の、2.5ミリ・4ミリ・10ミリの竹ひごを使う場合の選択肢として、次のような設定も可能になります。

本幅数等分値変更幅
11.00
22.00
33.002.5
1010.00
10本幅10ミリで、3幅のみ変更

本幅数等分値変更幅
13.332.5
26.674
310.00
3本幅10ミリで、すべて変更幅を指定

[設定]-[基本設定]画面

いずれのアプリにおいても、メイン画面の[設定]をクリックし、開かれたメニューの最下にある[基本設定]をクリックすると、[基本設定]画面が開きます。

ここでは「設定ファイル」というファイルを操作します。

設定ファイル」というのは、[バンドの種類]や[編みかた]など[設定]メニューから呼び出される各データベース、すべてが保存されているひとつのファイルです。個々のデータは、ここに登録されている[バンドの種類]や[編みかた]を参照します。参照のキーは、最初のカラムの「~名」に設定した文字列です。

ここに、アプリを使う上で共通となるデータを登録しておくことで、個々のデータが簡単に作れるようになります。再利用可能なパーツとして、名前や構成をどのように登録するかが、アプリを使う上でのポイントとなります。

[基本設定]画面

設定時の寸法単位

各種設定における長さの単位です。既存の設定ファイルを使う時は、その設定ファイルの数値の単位が表示されます。新たに空から設定ファイルを作る時には、数値単位を設定することができます。

既存の設定ファイルに対して、後から寸法単位を変えても数値は自動的には調整されませんので、変更には留意してください。

※既定値はmmです。この後の説明においては、mm設定されているという前提で例示します。

設定データの保存先

現在、そのアプリが参照している設定データファイルの場所と名前が表示されています。

ファイル名右側の[…]ボタンで、別の既存ファイルに切り替えたり、新たにゼロから作ったりすることができます。

アプリ個別に指定できるので、各アプリ別々の設定ファイルを使う、といったことも可能ですが、慣れないうちは、全アプリ共通で同じ設定ファイルを使うことをお勧めします。

ボタン操作

ボタン名機能説明
インポート別の設定を選択し、その情報をインポートする別の設定ファイルの情報を、現在の設定ファイルに追加で読み取ります
同名があった場合、上書きするかしないかを一括指定します
エクスポート指定した場所に、新たな設定ファイルを作成して、情報をエクスポートする書き出す情報は、現在作成中のデータが参照しているバンドの種類・編みかた・付属品・描画色だけです
OK変更を確定して画面を閉じる寸法単位や保存先の変更を確定します
キャンセルキャンセルして画面を閉じる寸法単位や保存先を変更したとしても、なかったことにします
(インポート結果は保持されます)